栄養素解説

【セントジョーンズワート】うつ症状・不眠症状を改善するハーブ「セントジョーンズワート」

 

この記事を読むと分かること

・セントジョーンズワートとは?

・「働き」と「作用機序」

・「摂取方法」と「注意点」

 

趣味筋肉
栄養学を学べる日本一の学校NNC・セミナー・書籍・論文などで「栄養学」を学んでいる、栄養オタクトレーニー、趣味筋肉(しゅみきん)です。

筋肉7年目、2019年JBBFメンズフィジーク”県2位”

 

近年、特に多い症状の「うつ症状」「不眠症状」

 

「最近なんだかやる気が出ない…」

「寝付きが悪い…」

 

そんな方は、『セントジョーンズワート』というハーブを知っておいて損はないと思います。

 

この記事では、うつ・不眠症状の改善に効果的と言われるセントジョーンズワートの「働き」と「摂取方法」を解説します。

 

作用機序まで理解することで、セントジョーンズワートを有効活用でき、「うつ・不眠症状」を解決できるかもしれません。

 

 

参考論文:https://www.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/files/archive/issue/kenkyunenpo/nenpou56/56-13.pdf

 

■セントジョーンズワートとは?

 

「セントジョーンズワート」は、日本で加工が認められている数少ないハーブの一つです。

 

日本語では「セイヨウオトギリソウ」

 

近年、特に発症者の多い、うつ病や更年期障害に対してセントジョーンズワートの働きが期待されています。

 

◎医薬品ではなく「食品」扱い

 

日本やアメリカでは、医薬品ではなく「食品」として区分されています。

そのため、サプリメントとしてドラッグストア以外でも販売が可能な成分です。

 

しかし、ヨーロッパでは伝統的医薬品(日本で言う薬理作用)として区分されていることが多いです。

アシュワガンダ・エレウテロなどのハーブ類は、それぞれ国によって「医薬品」か「食品」の区分が異なります。

 

◎セントジョーンズワートに期待される「効果」

 

✓セントジョーンズワートの効果

  • うつ病
  • 更年期障害
  • ADHD
  • 筋肉痛
  • 打ち身

セントジョーンズワートは、これらの症状の治療に使われています。

 

■セントジョーンズワートの「働き」と「作用機序」

 

セントジョーンズワートの働きでよく言われる、

 

・うつ症状の緩和

・不眠の改善 など

 

これら精神疾患は、神経伝達物質の”分泌量の減少”または”乱高下”が原因と言われています。

※神経伝達物質:セロトニン・ノルアドレナリンなど

※今の医学ではうつ病の原因は明確にはなっていない

 

◎人間の体は「ホメオスタシス(恒常性)」が備わっている

 

人間には、体内の生理機能・生理活性物質を一定に保つ働き「ホメオスタシス(恒常性)」が存在します。

 

ですので、体内で生理活性物質が、過剰に分泌すると”減らそう”として、減少すると”増やそう”と働くのです。

 

しかし、何らかの理由によってホメオスタシスの機能が過剰に働いてしまうと、「大して分泌してないのに減らそうしたり、減少してないのに増やそうとしたり」というエラーが発生することがあります。

 

うつ症状や精神的に不安な方は、このようなことが起こりやすくなっているのです。

 

◎作用機序①(ヒペリシン)

 

セロトニンやノルアドレナリンが分泌すると、必然的にそれを”分解する酵素”(モノアミン分解酵素)が分泌し、体内レベルを下げます。

 

セントジョーンズワートに含む”ヒペリシン”は、このモノアミン分解酵素の働きを抑制してくれる働きがあります。

 

ホメオスタシスが過剰に働く → 神経伝達物質レベルが上昇 → モノアミン分解酵素が働く → ヒペリシンが過剰な分解を抑制する → 神経伝達物質レベルが安定する

 

要するに、ヒペリシンは「神経伝達物質の”乱高下を抑制”する作用がある」ということです。

 

◎作用機序②(ヒペルフォリン)

 

もう一つの経路として、セロトニンやノルアドレナリンを神経細胞が吸収し、生理活性が落ちるというものがあります。

 

セントジョーンズワートに含む”ヒルフォリン”は、セロトニンが他の神経細胞に吸収されるのを防ぐ働きがあります。

 

要するに、ヒペルフォリンは「神経伝達物質の”減少を抑制”する作用がある」ということです。

 

また、睡眠の質を高める「メラトニン」は、セロトニンから作られるため、必然的に不眠症状を改善する効果も得られます。

 

■摂取方法

 

セントジョーンズワートの1回に摂取する有効成分量は「300mg」です。

 

しかし、ハーブ系は個人差があるため、150mg程度でも効果があるという人もいます。

 

◎一番効果があるのは「うつ症状」

 

セントジョーンズワートは、過敏性腸症候群・HIV・C型肝炎ウイルスなどにも効果があると言われることもあります。

しかし、厚生労働省は「これらに効果があるというエビデンスはない」と発表しています。

 

セントジョーンズワートは、あらゆる症状に効果があると言われていますが、一番科学的根拠が豊富なのは「うつ症状」に対しての働きです。

 

セントジョーンズワートは副作用がないので、「薬を使いたくない」という人は試してみる価値はあるかと思います。

 

◎注意点

 

ハーブ系の栄養素は、薬理作用のある成分とバッティングすることがあります。

 

・経口避妊薬

・抗がん剤

・スタチン類

・HIV感染治療薬 など

 

このようなものとは相性が悪いと言われています。

 

ですので、薬を処方されている方は、専門家に相談した上で使用を検討するようにしてください。

 

■まとめ

 

今回は、精神疾患の改善を期待できる「セントジョーンズワート」について解説しました。

 

近年、うつ症状・不眠症状などの精神疾患が多くなっています。

 

日頃から「やる気が出ない…」「最近寝付きが悪い…」と感じている人は、ぜひ『セントジョーンズワート』を試してみてください。

 

要点まとめ

✓セントジョーンズワートの「働き」

・うつ症状の改善

・不眠症状の改善

✓注意点

薬とのバッティングがあるため、薬を使用している人は専門家に要相談。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事が、あなたのお役に立つことができたのなら幸いです。

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趣味筋肉(しゅみきん)

筋肉・栄養オタク|2019年JBBFフィジーク県2位|フィットネスライター|筋トレ初心者でも”即実践可能な栄養学”を発信|健康的にバルクアップ・ダイエットしたい人向けの栄養記事を書いてます!|月間1万PV以上

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