脂肪なんていらない
この記事を読むと分かること
- βグルカンとは
- βグルカンの3つの効果
- オススメの摂取方法
「筋肉を増やす過程で、脂肪も増えちゃうのはしょうがない」
このような考えで、自分の消費カロリーより多めにカロリー摂取をしてバルクアップしていると思います。
今回紹介する「βグルカン」は、そんな人にオススメの栄養素になります。
「余計な脂肪を付けずにバルクアップしたい!」という人は、ぜひ最後まで読んでみてください!
■βグルカンとは?
βグルカンとは、ひと言で言うと「食物繊維の一つ」です。
食物繊維には「α型」と「β型」と2種類あり、β型のグルコースで構成された食物繊維をβグルカンと言います。
また、βグルカンにも2種類あり「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」に分けられます。
不溶性食物繊維(きのこなど)は抗ガン作用、免疫機能を高める効果があります。
そして、無駄な脂肪を付けずにバルクアップした人に関係があるのは「水溶性食物繊維(大麦など)」のほうです。
◎βグルカンって効果あるの?
結論から言うと、βグルカンの摂取で「無駄な脂肪を付けずに増量することに寄与する可能性はある」です。
しかし、必ずしも、サプリで摂る必要はありません。
βグルカンが、無駄な脂肪を付けずにバルクアップできる可能性がある理由”3つ”を紹介していきます。
■βグルカンの”3つ”の効果
☆βグルカンの主な効果
- 血糖値の上昇を緩やかにする
- 血中コレステロール値を下げる
- 腸内環境を整える
一つずつ、解説していきます。
①血糖値の上昇を緩やかにする
水溶性食物繊維であるβグルカンは、”粘性”を持っており、摂取すると腸管にへばりついて糖を摂取したときに吸収しづらくなります。
そのため、急激な血糖値の上昇を抑えることができ、大量にインスリンが分泌することを防ぐことができます。
その結果、体脂肪の蓄積を抑えることができるということです。
②血中コレステロール値を下げる
βグルカンを摂ることにより、胆汁の元になる「胆汁酸の排出」を増やします。
胆汁には、脂肪の消化を助ける働きがあるので、胆汁酸が増えることで必然的に脂肪の吸収も減らしてくれるのです。
また、胆汁が使われるともう一度、胆汁を作ろうとします。
胆汁を作るときにはコレステロールが使われるので、それに伴い血中のコレステロール値も下がるということです。
- 胆汁が増えて脂肪の吸収を減らす
- 胆汁を作るときの材料として、コレステロールが使われる
これら2つが、コレステロール値を下げる要因になります。
③腸内環境を整える
☆腸内細菌の理想的なバランス
- 善玉菌:2
- 悪玉菌:1
- 中間菌:7
このバランスが崩れると便秘、下痢、アレルギー、栄養の吸収率の低下などが起こります。
「タンパク質」を多く摂取しているトレーニーは、腸内環境が乱れやすいです。
なぜなら、体内に吸収しきれなかったタンパク質は”悪玉菌のエサ”になるからです。
そこで「βグルカン」の出番になります。
βグルカンは、乳酸菌やビフィズス菌などの”善玉菌のエサ”になるのです。
つまり、βグルカンを摂ることにより、善玉菌を増やし、腸内細菌のバランスを整えることができるということです。
腸内環境が整う → 栄養の吸収率が上がる → エネルギーへの変換効率が上がる → 無駄な脂肪を付けずにバルクアップ
■オススメの摂取方法
1日に必要なβグルカンの量は「4g」です。
これは、オートミール100gを食べれば摂取できる量になります。
ですので、サプリで摂る必要はなく、食事からの摂取で十分です。
◎サプリメントは必要ない⁉
βグルカンは、食事から必要量を摂ることが可能なのでサプリで摂る必要はありません。
また、市販のβグルカンは、きのこや酵母由来のものが多いです。
抗ガン作用や免疫力向上の目的ならサプリからでもいいのですが、今回の目的(無駄な脂肪を付けずにバルクアップ)とはズレています。
バルクアップのときに無駄な脂肪を付けないことが目的なら、サプリメントからではなく、食材から水溶性食物繊維を摂るようにしましょう。
■まとめ【1日1食オートミール】
今回は、脂肪を付けずにバルクアップするための栄養素「βグルカン」について解説しました。
βグルカンは、無駄な脂肪を付けずにバルクアップするのに多少の効果はあるものの、わざわざサプリで摂取するほどでもありません。
また、オートミールなどを意識的に摂取することで、必要な量を摂ることは可能です。
「バルクアップしたいけど無駄な脂肪は付けたくない」という人は、1日に1食オートミールにしてみるのもアリだと思います。
◎要点まとめ
最後に簡単にまとめておきます。
要点まとめ
☆βグルカンの効果
- 血糖値の上昇を穏やかにする
- 血中コレステロール値を下げる
- 腸内環境を整える
1日1食オートミールにしてみるのもアリかも!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事があなたのお役に立つことができたのなら幸いです。