このような疑問を解決します。
✔︎ この記事を読むと分かること
・『クラスターデキストリン』と『マルトデキストリン』の違い
・吸収効率と”浸透圧”の関係
・結局どっちを摂れば良いの?
『クラスターデキストリン』と『マルトデキストリン』どっちがオススメ?
結論から言うと『マルトデキストリン』の方がオススメです。
体感にそこまで違いはないので、ほとんどの人は価格の安い『マルトデキストリン』で十分です。
ですが『クラスターデキストリン』を”選んだ方が良い人”もいます。
『クラスターデキストリン』と『マルトデキストリン』の違いを知って、自分に合う方を選びましょう!
『デキストリン』とは
『デキストリン』とは、デンプンを”加水分解”し、低分子化して粉末状にしたものです。
デンプンの分子を最大まで細かくすると『ブドウ糖』になります。
『デキストロース当量(DE)」とは
「デキストロース当量(DE)」とは、どれだけ分子が細かくなっているか示す数値です。
デキストロース当量が「0」ならデンプン、「100」ならブドウ糖です。
『マルトデキストリン』や『クラスターデキストリン』は、デキストロース当量が「10〜20」です。
『クラスターデキストリン』とは
「ブドウ糖」や「マルトデキストリン」よりも、高分子のものを『クラスターデキストリン』と言います。
クラスターデキストリンは、”グリコグループ”が世界で初めて開発に成功した「高分子のデキストリン(高度分岐環状デキストリン)」です。
インスリンの分泌を一定に保つので「インスリンショック」が起きにくいです。
そして1番の特徴は、高分子のため、分子の数は少なくなり”高濃度でも浸透圧が低くなる”ということです。
浸透圧については、のちほど解説します。
『マルトデキストリン』とは
マルトデキストリンは、デンプンを”加水分解”して粉末状にしたもので、デキストロース当量が「10〜20」のものです。
クラスターデキストリンと比べると、低分子のため、分子の数が多くなり、浸透圧は高くなります。
ワークアウトドリンクは「浸透圧」を考えて作ろう
「クラスターデキストリン」や「マルトデキストリン」は、ワークアウトドリンクで摂るものです。
ワークアウトドリンクは素早く、効率よく吸収されるものが最適です。
そこで、重要になるのが”浸透圧”です。
浸透圧は、上記の写真のような濃度の違う「水」があるとき、濃度の”低いところ”から”高いところ”へ移行する性質があります。
なので、より素早く体内に吸収したいなら、ドリンクは”体液よりも浸透圧を低くする”必要があります。
よって、浸透圧の低い『クラスターデキストリン』の方が、素早く、効率よく体内に吸収されます。
ワークアウトドリンクの適切な濃度
『クラスターデキストリン』
濃度は「10%」まで大丈夫
『マルトデキストリン』
濃度は「6%」まで
人間の体液と”同じ浸透圧”のドリンクを『アイソトニック飲料』
人間の体液より”浸透圧の低い”ドリンクを『ハイポトニック飲料』と言います。
価格差を考えると「マルトデキスリン」で十分
『H+Bライフサイエンス 粉飴顆粒 1kg』
Amazon価格:1,353円
『グリコ エキストラ ハイポトニックドリンク CCD 900g』
Amazon価格:2,268円
『バルクスポーツ カーボパウダー クラスターデキストリン CD 2kg』
Amazon価格:3,549円
ポイント
・この価格差なら『マルトデキストリン』で十分
・胃腸が弱くて、マルトデキストリンだと、”胃もたれを起こす人”は試すのもアリ
・”減量末期”や”カーボアップ”で使うならアリ
まとめ
まとめ
・『クラスターデキストリン』は高分子のため、高濃度でも浸透圧を低くすることができる
・浸透圧の低いクラスターデキストリンの方が、素早く、効率よく体内に吸収される
・吸収速度やインスリンの分泌を考えると、クラスターデキストリンの方が優秀
・価格差からみてほとんどの人は『マルトデキストリン』良い