栄養学

グルテンフリーで体調が良くなるってホント?グルテンフリーの効果を徹底解説!

 

グルテンフリーで『腸元気』

 

この記事を読むと分かること

• そもそもグルテンフリーってなに?

• グルテンが体調を悪くする”4つ”理由

• オススメのグルテンフリーの方法

 

趣味筋肉
テニスプレイヤーのノバク・ジョコビッチ選手「グルテンフリーのおかげで世界ランキング1位になれた」的なことを発言したことで”グルテンフリー”という食事法が世界的に有名になりましたね!

 

グルテンフリーで体調が良くなるってホント?

 

「グルテンフリー」という食事法で、ホントに体調が良くなるのか?

 

結論からいうと、『人によっては、体調が良くなる』ですね。

なぜなら、グルテンアレルギーや、グルテンを分解・消化する酵素を持つ人と、持たない人がいるからです。

 

ですので、グルテンフリーにしても大きな変化がない、という人も存在します。

 

それでは、そもそも「グルテンフリー」とはどんなものかを解説していきます。

 

「グルテンフリー」ってなに?

 

まずは、「グルテン」から理解しましょう。

グルテン(gluten)は、小麦や大麦、ライ麦などに含まれるタンパク質の一種です。

グルテニングリアジン」この2種類のタンパク質がグルテンであり、水でこねられることにより作られていきます。

 

グルテニンは「弾力」があるタンパク質で、グリアジンは「粘性」があるタンパク質です。

この弾力と粘性のバランスでグルテンは作られています。

 

分かりやすく言うなら、うどんの”コシ”、パンなどの”モチモチした食感”が「グルテン」です。

 

そして、「グルテン」を一切含んでいない食事を『グルテンフリー』といいます。

 

「グルテン」が体に悪いといわれる”4つ”の理由とは?


 

「小麦は食べるな」

このようなタイトルの書籍が和訳され、”グルテンアレルギー”が話題になりました。

 

そして、グルテンアレルギーやグルテンを分解・消化する酵素を持つ人でも、過剰摂取することにより様々な健康被害が起こる可能性があることが分かっています。

 

✔︎『グルテン摂取で起こる”4つ”健康被害』

•(1)小麦アレルギー

•(2)グルテンアレルギー

•(3)セリアック病

•(4)リーキーガット症候群

ひとつずつ、解説していきます。

 

(1)小麦アレルギー

 

小麦アレルギーとは、小麦に含まれるたんぱく質に過剰反応する免疫疾患です。

 

小麦には”4種類のたんぱく質”が含まれており、どのタンパク質に反応するかは人それぞれです。

なかには「小麦はダメだけど、グルテンは大丈夫」という人もいます。

 

✔︎『小麦に含まれるタンパク質の種類』

• グルテニン

• グリアジン

• アルブミン

• グロブリン

 

(2)グルテンアレルギー

 

グルテン過敏症」とも呼ばれています。

 

小麦(4種類のタンパク質)ではなく、グルテン(グルテニン+グリアジン)に対して過剰な免疫反応を起こすアレルギーです。

 

小麦アレルギーがよく知られていますが、やっかいなことに、小麦グルテンに似た構造のたんぱく質を含む、ほかの穀物(ライ麦、大麦など)にも反応します。

 

(3)セリアック病

 

セリアック病とは、グルテンが体内に入ると『敵が侵入してきたと勘違いし、自らの小腸を傷つけてしまう自己免疫疾患』です。

元々は、このセリアック病の治療のために考えられたのが「グルテンフリー」でした。

 

小腸の粘膜がグルテンの刺激によって炎症を引き起こし、粘膜が破壊されます。

そして、小腸粘膜が破壊されることで栄養の吸収が悪くなるという病気です。

 

✔︎『セリアック病の症状』

• 腹部の膨満感

• 下痢

• 体重の減少

• 貧血

• 骨粗しょう症

• 疲労感 など

このような症状があり、最悪の場合は死に至るともいわれています。

 

セリアック病は、世界的にも100〜300人に1人程度しかならない珍しい病気です。

特に、有色人種がかかるのは稀だと言われ、日本人がかかることはほとんどありません。

 

ちなみに、調子が悪かったときのジョコビッチ選手は、このセリアック病だったみたいですね。

 

(4)リーキーガット症候群

 

「リーキーガット症候群」とは、腸管の透過性で起こる症状です。

 

正常な場合、グルテンをペプチドやアミノ酸まで分解して、腸の粘膜を透過して体内に取り込まれます。

しかし、腸の透過性が悪いと『グルテンがそのまま体内に取り込まれてアレルギー反応を引き起こす』のです。

 

このようなことを、「リーキーガット症候群」といいます。

 

主食を「グルテンフリー」に変えるところから始めよう!

 

「グルテンフリーで体調が良くなるなら、実践してみよう!」

このように思っても、簡単に実践することはできません。

 

なぜなら、グルテンは、私たちの食生活に密接な物質だからです。

 

グルテンを含む食品は、パン、パスタ、ラーメン、ピザ、ケーキ、クッキー、うどん…など、上げればキリがありません。

ですので、完全なグルテンフリーは、ほぼ不可能といえます。

 

そこで、主食だけ「グルテンフリー」にするのがオススメの方法です。

 

最強の主食「お米」

 

海外では「パスタ」や「パン」を主食として利用していることが多いです。

日本でも近年、海外の文化が広まってきて、”朝食はパン”という人も多いんじゃないでしょうか。

 

「パスタ」や「パン」には、もちろん小麦が使われているので、多くのグルテンが含まれます。

対して「お米」は、アミロースというデンプンと、アミロペクチンというデンプンで構成されています。

 

これら、アミロースとアミロペクチンは糖質のみなので、お米はグルテンフリーです。

つまり、「お米」は、グルテンフリーの最強食材ということになります。

 

グルテンフリーを始めたい人は、主食を「お米」にするところから始めてみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

 

 

「グルテンフリー」が体調を良くする理由は、理解できましたか?

「グルテン」が体に合わない人は、主食をお米に変えるだけで体調が良くなるかもしれません。

 

最後に、簡単にまとめておきます!

まとめ

• グルテンフリーで体調が良くなる人もいる

• グルテンは過剰摂取すると、誰でも体調を崩す可能性がある

• 完全なグルテンフリーは不可能なので、主食をお米に変えるとこから始める

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

この記事が、あなたのお役に立つことができたのなら幸いです。

 

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趣味筋肉(しゅみきん)

筋肉・栄養オタク|2019年JBBFメンズフィジーク県2位|フィットネスライター|筋トレ初心者でも”即実践可能な栄養学”を発信|健康的にバルクアップ・ダイエットしたい人向けの栄養記事を書いてます!|月間1.5万PV以上

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