ボディメイク 栄養学

【常識を疑え】ダイエット・減量中に食べがちな〇〇は食べないほうがいい

 

食べるな!太る

 

この記事を読むと分かること

  • ダイエット・減量中〇〇は食べないほうがいい
  • ダイエットの大原則
  • 〇〇って本当に体にいいの?

 

趣味筋肉
こんなことが分かる記事を書きました。

筋トレ歴6年、2019年JBBFメンズフィジーク”県2位”

栄養の学校NNCやセミナー、書籍、論文などで「栄養学」を学んでいる、栄養オタクトレーニーです。

 

減量中に食べがちな〇〇は本当に必要ですか?

 

〇〇は、多くのメディアや書籍、You Tubeなどでも「ダイエットにも効果的」と紹介されている食材です。

 

あなたがもし、〇〇を思考停止で食べ続けているのなら、この記事を読む価値はあると思います。

 

今一度、「〇〇は本当に必要なのか」と考える機会にしてください!

 

■ダイエット・減量中に食べがちな〇〇は食べないほうがいい!

 

「脂肪燃焼効果がある」

「小腹がすいたときに丁度いい」

 

このように言われている〇〇は本当に必要ですか?

 

結論から言うと、〇〇の正体は『ナッツ類』です。

 

確かにナッツ類には、良質な脂質、豊富なビタミン・ミネラル、食物繊維が多く含まれています。

ですが、ダイエット・減量中はナッツ類は食べないほうがいいです。

 

ではなぜ、ナッツ類は食べないほうがいいのか?

 

理由は単純明快です。

ナッツ類は、単純に脂質が多いPFCバランスが悪いからです。

 

ということで、今回はナッツ類の中でも人気の「アーモンド」を例に見ていきます。

 

◎アーモンドの「PFCバランス」

※「100gあたりのアーモンド」参考:https://calorie.slism.jp/

 

上記の写真を見るとひと目で分かると思いますが、「脂質の割合」がめちゃめちゃ高いです。

 

脂質を抑えてローファットでダイエットしてる人でも、これを知らずに大量のナッツ類を食べてしまっている人もいます。

 

当たり前ですが、それだと体重は減りませんよね。

 

◎豊富な「ビタミン・ミネラル」

※「100gあたりのアーモンド」参考:https://calorie.slism.jp/

 

「ナッツ類には豊富なビタミン・ミネラルが含まれる」

これは、本当です。

 

ナッツ類には、ビタミンB群やミネラルが普通の食事からでは摂れない量が含まれています。

 

また、腸内環境の改善に役立つ「食物繊維」が豊富に含んでいるのも、ナッツ類の特徴の一つです。

 

◎「アミノ酸組成」

※「100gあたりのアーモンド」参考:https://calorie.slism.jp/

 

ナッツ類はそこまで多くはないものの、タンパク質も含んでいます。

 

アミノ酸組成は、テストステロンや成長ホルモンの材料、血管を拡張する効果のある「アルギニン」を多く含んでいることが特徴です。

 

■ダイエット・減量の最優先事項は「カロリー収支」

 

上記でナッツ類は、体に良い栄養素を多く含んでいることが分かりました。

 

しかし、ダイエット・減量においては豊富な栄養素よりも大事なことがあります。

 

ダイエット・減量の最優先事項は「カロリー収支」です。

 

◎ダイエットの大原則は「カロリー収支」

 

ダイエット・減量において一番重要なことは「カロリー収支」です。

 

ダイエットの大原則:「摂取カロリー」<「消費カロリー」

 

これが守られていないと、どんなに体に良い食材を摂ったところで痩せることはありません

 

体に良い食材を摂ること、良いサプリメントを飲むこと、運動をすることよりも大事なことは「カロリー収支」なのです。

 

■ナッツ類の脂質は全く良質ではない

※「100gあたりのアーモンド」参考:https://calorie.slism.jp/

 

体に良い脂質といえば「中鎖脂肪酸」「オメガ3」などが挙げられますよね。

 

しかし、ナッツ類の脂質を見てみると、良質な脂質は少ないことが分かります。

 

→ 関連記事【脂肪の基礎知識】良い脂肪と悪い脂肪の違い

 

◎ナッツ類で一番多く含む脂質「一価不飽和脂肪酸」

 

ナッツ類の脂質で一番多く含んでいるのは「一価不飽和脂肪酸」です。

 

オリーブオイルなどに含まれる「オレイン酸(オメガ9)」という種類のものですね。

普通の食事をしていれば「不足することはない」と言われています。

 

◎良質な脂質のイメージのある「中鎖脂肪酸」

 

それでは、良質な脂質のイメージのある「中鎖脂肪酸」を見てみましょう。

中鎖脂肪酸は、「飽和脂肪酸」のひとつです。

 

「飽和脂肪酸」は脂肪の総量52gに対して、4g程度しか含んでいません。

ですので、エネルギーになりやすい良い脂質である「中鎖脂肪酸」は、ほとんど含まれていないことが分かります。

 

◎必須脂肪酸の「オメガ3」

 

体脂肪を減らす、筋肉を増やすなどの効果がある「オメガ3」はどうでしょう?

オメガ3オメガ6を合わせて「多価不飽和脂肪酸」と呼んでいる

 

「多価不飽和脂肪酸」は、脂肪の総量52gに対して、13g程度含んでいます。

しかし、13gうち「オメガ3」は10mgしか含まれていません。

 

アーモンドを100g食べて、良質な脂質のオメガ3は、たったの10mgしか摂れないのです。

※ 厚生労働省が定めるオメガ3の推奨摂取量は「2,000mg」

 

要するに、良質な脂質を含んでると言われる、ナッツ類の脂質は全く良質ではないということです。

 

普通に食事をしていれば、ナッツ類に多く含んでいるオメガ6・9が不足することはありません。

ですので、わざわざナッツ類から脂質を摂る必要はないというのが結論になります。

 

■まとめ【小腹がすいたらナッツはやめましょう】

 

今回は、「常識を疑え!」ダイエット・減量中にナッツ類は食べないほうがいい、というテーマでお話しました。

 

ナッツは少量なら太らないとは言うものの、少量でも脂質の割合が高すぎます。

 

間食で何か食べるのなら「あたりめ」「プロテインバー」のほうが、よっぽど満足感があると思います。

 

今まで、メディアやネットに影響されて、思考停止でナッツ類を食べていた人は、今一度、食事を見直す機会にしてみてください。

 

ダイエットでの最優先事項は「カロリー収支」です。

 

◎要点まとめ

 

最後に簡単にまとめておきます。

要点まとめ

  • ダイエット・減量中「ナッツ類」は食べないほうがいい
  • ナッツ類は栄養素は豊富だが、脂質が多すぎ
  • ダイエットの大原則は「カロリー収支」
  • ナッツ類の脂質は全く良質ではない

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事があなたのお役に立つことができたのなら幸いです。

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趣味筋肉(しゅみきん)

筋肉・栄養オタク|2019年JBBFメンズフィジーク県2位|フィットネスライター|筋トレ初心者でも”即実践可能な栄養学”を発信|健康的にバルクアップ・ダイエットしたい人向けの栄養記事を書いてます!|月間1.5万PV以上

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