ケトン人のガソリン
この記事を読むと分かること
- BHBとは?
- ケトジェニックダイエットとは?
- BHBの”2つ”の役割
- BHBの摂取方法
最近流行りの「ケトジェニック」「糖質制限」
これらの方法でダイエット・減量している人は「BHB」という栄養素を聞いたことあると思います。
インフルエンサーの人が「摂ったほうがいいと言っていた」という理由で摂取していませんか?
この記事では、僕自信がケトジェニックダイエットでコンテストに出場した経験談も含めて「BHBの効果やオススメの摂取方法」など解説していきます。
■BHBとは?
BHBを、ひと言で説明すると「ケトン体そのもの」です。
ベータヒドロキシブチレート、略して「BHB」と言います。
糖質制限をして、ケトジェニックダイエットをするときに使われている栄養素です。
◎ケトジェニックダイエットとは?
ケトジェニックダイエットを一言で説明すると、「脂質」から作られる「ケトン体」を主なエネルギー源にして、ダイエットを行なう方法です。
人間は通常、糖質を「グルコース」というものに分解してエネルギーにしています。
ですので、糖質が足りなくなるとエネルギー不足になるのです。
エネルギー不足の状態(飢餓状態)になると、人間の身体は「脂質」から「ケトン体」というものを作りだし主なエネルギーにします。
この「ケトン体」が主なエネルギー源になった状態を「ケトーシス」といいます。
そして、ケトーシスの状態でダイエットを行なう方法を「ケトジェニックダイエット」と言うのです。
◎3種類の「ケトン体」
ケトン体は、「BHB」「アセト酪酸」「アセトン」の3種類があります。
☆3種類のケトン体
- 78〜80%:BHB(ベータヒドロキシブチレート)
- 20%:アセト酪酸
- 1〜2%:アセトン
ケトジェニックダイエット中に、主なエネルギー源になるのが「BHB」です。
アセト酪酸やアセトンは、汗や呼吸で体外に排出されます。
■BHBの役割と効果
BHBは、ケトジェニックダイエット時において、糖(グルコース)の代わりのエネルギーとして使われます。
通常「脳」を動かすエネルギー源は、グルコースが使われます。
脳の重量は、体に対して2%くらいしかないものの、消費カロリーは、全体の20%を占めているのです。
しかしBHBは、糖で賄えるエネルギーの70%を補うことができると言われています
◎BHBの”2つ”の役割
①ケトーシスへの移行補助
普段は「糖質」を主なエネルギー源としています。
しかし、ケトジェニックダイエットでは「ケトン体」が主なエネルギー源です。
「糖質」から「ケトン体」に、主なエネルギー源を切り替えるのに、数日から一週間程度かかります。
移行するときは、エネルギー不足になりやすく、「体がダルい」「脳が回転しない」ということが起きてしまいます。
この中途半端な状態の移行期に、エネルギー源として「BHB」は効果的です。
また、外部から摂取したBHBで体内を満たすことによって、主なエネルギー源の切り替えをスムーズにしてくれる効果もあります。
→ 関連記事「MCTオイルの教科書」
②スポットでのエネルギー補給
すでにケトーシスになっている人が、エネルギーを必要とするときにピンポイントで使うことができます。
糖質を主なエネルギー源としてる人が、トレーニング中に「マルトデキストリン」を摂るのと同じような使い方ですね。
疲労軽減、集中力持続、筋出力向上の効果を得ることができます。
■BHBの摂取方法
体内で作られるものではなく、体外から摂取するものを「外因性ケトン」と言います。
サプリメントは「外因性ケトン」です。
「BHB塩」というものですね。
BHB塩とは、体内に吸収しやすいように、ミネラルと”くっついたBHB”のことです。
◎摂取方法
1日の摂取量:2〜10g
移行期:2〜3gを複数回
スポットで使う:トレーニング前に5〜10g
◎オススメのサプリメント
☆RSP Nutrition, ケトBHB
■まとめ【ケトン人のガソリン】
今回は、ケトジェニックダイエットで重要な「BHB」について解説しました。
- ケトジェニックダイエットへの移行期
- トレ前のエネルギー補給
上記2つの使い方で効果を発揮できます。
ケトジェニックダイエットをしている人は「BHB」試してみてください。
◎要点まとめ
最後に簡単にまとめておきます。
要点まとめ
- BHBはケトジェニックダイエット中のエネルギー源
☆BHBの役割
- ケトーシスへの移行期
- スポットでのエネルギー補給
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事があなたのお役に立つことができたのなら幸いです。