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「脱毛症(ハゲ)」を栄養学的アプローチ!ワカメが髪の毛に良いってホント?

 

髪の毛はタンパク質

 

この記事を読むと分かること

  • 「食事と脱毛の関係性」という論文
  • 脱毛症(ハゲ)の原因
  • 脱毛症(ハゲ)を栄養学的アプローチ

 

趣味筋肉
栄養の学校NNCやセミナー・書籍・論文などで「栄養学」を学んでいる、栄養オタクトレーニー、趣味筋肉(しゅみきん)です。

筋トレ歴6年、2019年JBBFメンズフィジーク”県2位”

 

「わかめ、ひじきが髪の毛に良い」

このようなことを聞いたことあると思います。

 

多くの人が悩んでいる、永遠の課題「脱毛症(ハゲ)」

少し前まで、脱毛は老化現象の一部だと言われていました。

 

しかし近年、脱毛を改善するためのクリニックが出てくるなど「疾病の一つ」として扱われるようになっています。

 

この記事では、脱毛症を改善するための栄養学的アプローチを紹介しています。

脱毛症(ハゲ)が気になる人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

 

■脱毛症とは?

 

脱毛症とは、読んで字のごとく「髪の毛が抜けてしまう症状のこと」です。

 

年齢とともに髪の毛が薄くなっていくのは自然の摂理ですが、若い人の脱毛症は”疾病”と呼んでいいでしょう。

 

今回は、2017年に発表された「食事と脱毛の関係性」という論文を参考にして解説します。

参考論文

 

◎特定の栄養素で髪の毛を増やすことは可能か?

 

結論からいうと、髪の毛を増やす特定の栄養素というのは存在しません

 

なぜなら、脱毛・薄毛の原因は人それぞれだからです。

 

脱毛・薄毛で悩んでいる時に、誇大広告に騙されないように注意してください。

 

■脱毛症(ハゲ)の”4つ”の原因

 

脱毛症(ハゲ)の原因は主に4つです。

  1. 頭皮環境の悪化
  2. 心理的なストレス
  3. 疾病や投薬の副作用
  4. 遺伝的要因

 

一つずつ解説していきます。

 

①頭皮環境の悪化

 

脱毛症の原因の中では、改善が比較的に安易な「頭皮環境の悪化」

 

頭皮環境の悪化は、栄養不足や過剰摂取によって発生します。

特に、脂質アルコールの過剰摂取は、頭皮環境の悪化に大きく関わります。

 

他にも、ホルモンの乱れ、脂漏、血液循環不良、血流の圧迫なんかも頭皮環境の悪化の原因です。

 

②心理的なストレス

 

職場や家庭内などで心理的なストレスが加わると、自律神経が乱れて脱毛症になる可能性が上がります。

 

「円形性脱毛症」なんかは、代表的な例ですね。

 

③疾病や投薬の副作用

 

脱毛症以外の疾病や薬の投与が原因で、髪の毛が抜けてしまうことがあります。

「抗がん剤」が、代表的な例です。

 

抗がん剤は、活発な細胞の働きを抑制します。

また、活発な細胞であるほど、細胞の分裂抑制が起こりやすく、部位ごとに症状の差を発生させます。

 

若い人のほうが副作用を受けやすいとされているのは、このためですね。

 

抗がん剤は、髪を増やすのに活性が必要な「毛乳頭細胞」の働きも留めてしまう作用があります。

 

④遺伝的要因

 

どんなに良い栄養摂取や生活習慣をしていても、遺伝的要因で改善されない場合もあります。

 

遺伝的要因でハゲちゃった場合は、筋トレしてジェイソン・ステイサムのように「かっこいいハゲ」を目指しましょう。

 

■脱毛症には種類がある

 

☆脱毛症の種類

  • AGA
  • 円形性脱毛症
  • 脂漏性脱毛症(脂が詰まる)
  • ひこう性脱毛症(フケが詰まる)
  • 産後脱毛症
  • FAGA(女性男性型脱毛症)

 

この中でも「AGA」「FAGA」「産後脱毛症」は、栄養不足または過剰摂取によるものが多いです。

 

◎髪の毛が抜けるサイクル

 

2〜6年(成長期):髪の毛は伸び続ける
   ↓
2週間(移行期):髪の毛が退化
   ↓
3ヶ月(休止期):髪の毛が抜ける(脱毛)
   

髪の毛が抜けること自体は特別なことではなく、自然の摂理です。

 

どんなに健康であっても、1日に50〜100本は脱毛します。

 

ちなみに、脱毛サロンでは毛乳頭細胞を焼くことで、これ以上毛を生えなくさせています。

 

■脱毛症(ハゲ)を栄養学的アプローチ

 

脱毛症(ハゲ)に必要な栄養素はたくさんあります。

 

  • タンパク質
  • ビタミンC・E
  • カプサイシン
  • イソフラボン
  • NO系
  • EPA など

 

この中でも、比較的重要で汎用性の高い栄養素を”3つ”紹介します。

 

①鉄分

 

今回紹介した論文では、「AGA」「FAGA」「産後脱毛症」の人は、鉄分が少ない傾向にあると発表しています。

 

鉄分は、世界三大欠乏栄養の一つでもあるので、鉄分が少ないと感じる人は摂取するのをオススメします。

 

→ 関連記事「筋トレしてる人に鉄は必要ない?鉄分の効果や摂取方法」

 

②メチオニン

 

メチオニンは、人間の体内では作れない9つの必須アミノ酸の一つです。

 

「髪の毛はタンパク質からできている」

このように言われています。

 

髪の毛の材料は「ケラチン」というタンパク質です。

そして、ケラチンはシスチンから作られており、シスチンはメチオニンから作られます。

 

メチオニン → シスチン → ケラチン → 髪の毛

 

要するに、髪の毛の材料になるケラチンの大元の「メチオニン」を多く含む、肉や魚を食べましょう。ということです。

 

③亜鉛

 

繰り返しになりますが、髪の毛はケラチンというタンパク質からできています。

 

「亜鉛」は、シスチンからケラチンが作られる時の、代謝酵素、補酵素として使われるのです。

 

脱毛症を患っている312名の方は、血中の”亜鉛濃度が顕著に低かった”という研究もあります。

 

→ 関連記事「亜鉛の効果や摂取方法」

 

◎緊急の人は「育毛剤」

 

緊急的になんとかしたいという人は、思い切って育毛剤を使いましょう。

 

  • ヒノキチオール
  • プリドキシン塩酸塩
  • カルプロニウム塩化水和物

 

これらのものは、ある程度有効性は評価されているので、試してみる価値はあるんじゃないでしょうか。

 

■まとめ【ワカメとハゲは無関係】

 

今回は、脱毛症(ハゲ)について解説しました。

 

「ワカメ、ひじきが髪の毛に良い」

 

これは、都市伝説だと思ってください。

 

髪の毛はタンパク質からできているので、ワカメやひじきは関係ありません。

ミネラルを多く含んでいるので、代謝で少し使う程度です。

 

脱毛症に悩んでる人は、原因をできる限り明確にした上で、その人にあった栄養学的アプローチをするようにしましょう!

 

◎要点まとめ

 

最後に簡単にまとめておきます。

 

要点まとめ

☆脱毛症の原因

  • 頭皮環境の悪化
  • 心理的ストレス
  • 疾病
  • 投薬の副作用
  • 遺伝

☆改善方法

原因をできる限り明確にした上で、その人にあった栄養学的アプローチをする

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事があなたのお役に立つことができたのなら幸いです。

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趣味筋肉(しゅみきん)

筋肉・栄養オタク|2019年JBBFフィジーク県2位|フィットネスライター|筋トレ初心者でも”即実践可能な栄養学”を発信|健康的にバルクアップ・ダイエットしたい人向けの栄養記事を書いてます!|月間1万PV以上

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