健康 血液検査

【肝臓】血液検査で見るべき”10個”の数値

 

日本人の3人に1人は機能異常

 

この記事を読むと分かること

  • 血液検査で見るべき数値(肝臓)
  • 異常値が出る原因と改善方法

 

趣味筋肉
栄養の学校NNCやセミナー・書籍・論文などで「栄養学」を学んでいる、栄養オタクトレーニー、趣味筋肉(しゅみきん)です。

筋トレ歴6年、2019年JBBFメンズフィジーク”県2位”

 

「肝臓」は、異常値が出やすい臓器だと言われています。

 

データによると、人間ドックを受けた人の中で、”肝臓に何かしらの異常”を持っている人は約33%とのことです。

日本人の3人に1人は、肝臓に何かしらの機能異常があるということになります。

 

この記事では、血液検査で見るべき数値を一つずつ解説しています。

血液検査で異常値が出た人は参考にしてください。

 

そして、少しでも不安だと感じた場合は、すぐにお医者様に診てもらいましょう。

※この記事は、参考程度にお願いします。

 

■血液検査で見るべき”10個”の数値

 

血液検査で見るべき”10個”の数値は以下の通りです。

 

「異常値があります」「改善が必要」と言われた人は参考にしてください!

 

  1. 「AST(GOP)」基準値:12〜30U/l
  2. 「ALT(GPT)」基準値:6〜30U/l
  3. 「ALP」 基準値:105〜340U/l
  4. 「LDH」 基準値:110〜230U/l
  5. 「γ-GTP」 基準値:〜50U/lまでが許容範囲
  6. 「アンモニア」 基準値:20〜85μg/dl
  7. 「CHE」 基準値:200〜460U/l
  8. 「ZTT」 基準値:3〜13Kunkel
  9. 「TP」 基準値:6.5〜8g/dl
  10. 「ALB」 基準値:3.7〜4.7g/dl

 

①AST(GOP)

AST(GOP):アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ

基準値:12〜30U/l

 

肝臓の細胞が破壊されると血液中に流れ出る酵素。

「心臓・筋肉」など、他の内臓にも点在している。

 

②ALT(GPT)

ALT(GPT):アラニンアミノトランスフェラーゼ

基準値:6〜30U/l

 

肝臓の細胞が破壊されると血液中に流れ出る酵素。

「肝臓」を中心に存在している。

 

☆ALT・AST両方とも低い・ALT<AST

数値が低い=タンパク質が足りていない

「タンパク質+ビタミンB6」を積極的に摂取する。

 

→ 関連記事「ビタミンBの効果や摂取方法」

 

③ALP

ALP:アルカリホスファターゼ

基準値:105〜340U/l

平均値:170〜180

 

肝炎、肝硬変、胆石、肝障害で上昇する。

補酵素である、亜鉛(男性11mg)、マグネシウム(男性340mg)を摂取すると良い。

亜鉛とマグネシウムは、多くの人が不足している栄養素でもある。

 

↓ 関連記事

「亜鉛の効果や摂取方法」

「マグネシウムの効果や摂取方法」

 

④LDH

LDH:乳酸デヒドロゲナーゼ

基準値:110〜230U/l

平均値:170〜180

 

「心臓・肝臓」に多く存在する酵素。

不足しているときは「ナイアシン」が欠乏している可能性がある。

 

ALP、LDHを考える上で、亜鉛・マグネシウム・ナイアシンは重要な栄養素になる。

 

ALT(GPT))、ALP、LDHが低い人にオススメなのが「ZMA」

ZMA:亜鉛・マグネシウム・ビタミンB6

肝臓の数値を改善するのに有用。

 

→ 関連記事「ビタミンBの効果や摂取方法」

 

⑤γ-GTP

γ-GTP:ガンマグルタミルトランスペプチダーゼ

基準値:〜50U/lまでが許容範囲

 

γ-GTPは、肝臓の解毒酵素。

アルコールの大量摂取、脂肪肝、脱水で上昇。

 

異常値が出た場合、必ずしも肝臓だけが原因ではない。

低いときは、ALPの「補酵素」が足りていない可能性がある。

※ALPの補酵素;亜鉛、マグネシウム

 

⑥アンモニア

基準値:20〜85μg/dl

 

アンモニアの数値は、尿素が上手く処理できないと上昇する。

 

吸収されなかったタンパク質は「窒素」になる
   ↓
窒素は「アンモニア」になる
   ↓
アンモニアは肝臓で「尿素」になる
   ↓
尿素は腎臓で「尿に」変換されて排出される

 

つまり、アンモニアの数値が高い=「肝臓が働いていない」となる。

タンパク質の摂取を控える、代謝に必要なビタミンB6を摂取する。

 

⑦CHE

CHE:コリンエステラーゼ

基準値:200〜460U/l

 

タンパク質合成能力の指標になる。

 

肝臓は、アミノ酸が集められる臓器。

BCAAは筋肉で代謝されるが、そのほかのアミノ酸は肝臓で代謝される。

 

CHEの数値が悪い=「タンパク合成能力が落ちている」

 

⑧ZTT

ZTT:硫酸亜鉛混濁試験

基準値:3〜13Kunkel

 

血清アルブミンの減少と、γ-グロブリンの増加を反映する膠質反応をみる検査。

肝炎、肝硬変、肝臓ガン等で上昇する。

 

ZTTだけの数値が高いからといって、肝臓に問題があるわけではない。

副腎皮質ホルモンが高いと、ZTTは上昇する。

 

体は健康だけど、心理的ストレスを抱えてる場合に数値が上昇することもある。

ステロイドを打っている人は、肝臓に負担がかかるのでZTTが高い数値になることがある。

 

⑨TP

TP:血清タンパク

基準値:6.5〜8g/dl

 

TPとALBが低い時は、低栄養・脂肪肝(血液中の脂肪酸の量が多くなるから)を示している。

ネフローゼ症候群の人も、TP、ALBは低下する。

 

⑩ALB

ALB:アルブミン

基準値:3.7〜4.7g/dl

 

健康な人は、アルブミン量は総タンパクの70%くらいになる。

肝臓に障害があると、A/G比(アルブミン・グロブリン比)が「1を切る」

A/G比が1以下の場合は、肝機能の低下を疑う。

 

→ 関連記事「肝機能改善・肝機能低下の原因と栄養学的アプローチ」

 

■まとめ【定期的に検査しよう!】

 

今回は、血液検査で見るべき”10個”の数値(肝臓)を解説しました。

 

肝臓は臓器の中でも、特に異常値が出やすい臓器になります。

 

さらに、トレーニングをしている人は、高タンパク食や減量食など偏った食事をしていることが多いので、余計に異常値が出やすいです。

 

健康診断で「異常値が出た」という人は、早めに原因を特定し改善するようにしましょう!

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事があなたのお役に立つことができたのなら幸いです。

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趣味筋肉(しゅみきん)

筋肉・栄養オタク|2019年JBBFフィジーク県2位|フィットネスライター|筋トレ初心者でも”即実践可能な栄養学”を発信|健康的にバルクアップ・ダイエットしたい人向けの栄養記事を書いてます!|月間1万PV以上

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