健康 血液検査

【貧血関連】血液検査で見るべき”10個”の数値

 

世界三大欠乏栄養素の一つ「鉄」

 

この記事を読むと分かること

  • 「貧血関連」の血液検査で見るべき数値
  • 「貧血」「冷え性」の改善策

 

趣味筋肉
栄養の学校NNCやセミナー・書籍・論文などで「栄養学」を学んでいる、栄養オタクトレーニー、趣味筋肉(しゅみきん)です。

筋トレ歴6年、2019年JBBFメンズフィジーク”県2位”

 

女性の方の多くが悩んでいる「貧血」

これは”鉄不足”が原因のことが多いです。

 

また、「冷え性」などの症状も鉄関連の栄養素が足りていないことが原因です。

 

この記事では、健康診断の数値から、貧血・冷え性などの原因を解説しています。

 

貧血・冷え性でお困りの人は、ぜひ自分の血液データと見比べてみてください。

 

【貧血関連】血液検査で見るべき”10個”の数値

 

血液検査の「貧血関連」で見るべき数値は”10個”です。

 

  1. Fe
  2. TIBC
  3. UIBC
  4. フェリチン
  5. WBC
  6. RBC
  7. He
  8. Hb
  9. MCV
  10. MCH

 

普通の血液検査では”表記のない項目”もあるかもしれませんが、表記のある項目は参考になると思います。

 

①Fe

Fe:鉄

基準値:50〜180μg/dl(男性)40〜170μg/dl(女性)

 

ヘモグロビンの合成に利用される。

また、鉄代謝、貧血などの主要指標になる。

 

②TIBC

TIBC:トランスフェリンと結合できる総量

トランスフェリン:鉄と結合するタンパク質

 

基準値:230〜390μg/dl(男性)250〜400μg/dl(女性)

 

③UIBC

UIBC:トランスフェリンと”未結合の量”

基準値:110〜260μg/dl(男性)135〜325μg/dl(女性)

 

④フェリチン

フェリチン:鉄と結合できるタンパク質(トランスフェリンとは別もの)

基準値:13〜277ng/ml(男性)5〜152ng/mL(女性)

 

鉄は、輸送鉄・貯蔵鉄に分けられる。

フェリチンは、貯蔵鉄。

 

体内の鉄の”3分の2”が赤血球の中の輸送鉄である「ヘモグロビン」

残りの”3分の1”は、フェリチン + UIBC の「TIBC」

 

フェリチンは、鉄を貯蔵できるタンパク質。

なので、「フェリチンが少ない」=「鉄不足とは限らない」となる。

ただ単に、”タンパク質不足”の可能性もある。

 

⑤WBC

WBC:白血球数

基準値:4〜9 10^3/μl

 

炎症反応を示す値。

切り傷などで出血すると白血球がよってきて”かさぶた”をつくる。

この白血球の数値。

 

⑥RBC

RBC:赤血球数

基準値:4〜5.39 10^6/μl(男性)3.6〜4.89 10^6/μl(女性)

 

赤血球のヘモグロビン:赤い色素

赤血球:酸素を運搬する役割

 

赤血球が少ないと酸素を運搬できなくなり、脂質の代謝がしにくくなる

脂質の代謝が悪くなると、糖を優先的に使うことになるので、”低血糖の症状”が出ることもある。

 

また「血小板PLT」が多い場合は、ほぼ間違いなく”炎症反応”が起きている。

臓器、血管なのか原因を特定して、アプローチが必要になる。

 

⑦He

He:ヘマトクリット値

ヘマトクリット値:赤血球/血液

要するに、血液中の赤血球成分量を示す値。

 

基準値:39〜49%(男性)36〜44%(女性)

 

「ヘマトクリット値が高い」=「血液の量が少ない」とも言える。

なので、脱水症状、生理出血によって水分が抜けてしまっている可能性がある。

 

特に、日頃から水分摂取が少ない人は、脱水を感じにくい体質になってしまう。

こういった人は、気づかないうちに生理学的バロメータの変化が起きるので注意が必要。

最低でも、1日に1.5〜2Lは水分を摂取する。

 

→ 関連記事「1日に必要な”水”の摂取量」

 

⑧Hb

Hb:ヘモグロビン

基準値:13.1〜16.6g/dl(男性)12.1〜14.6g/dl

 

ヘモグロビンが少ない:鉄欠乏症の貧血

ヘモグロビンが少ないと、酸素を運べないので”貧血”の症状が出やすい。

 

鉄の摂取:10.5mg/日(女性)

 

⑨MCV

HCV:平均赤血球容積

HCV:赤血球の”大きさを示す”指標

基準値:82.7〜101.6fl(男性)90〜100.0fl

 

血管は、体の末端にいくほど細くなる。

赤血球の容積が大きくて末端まで血液がいかず、貧血になることを「巨赤芽球性貧血」と言う。

HCVの数値が高い人は「冷え性」の人が多い。

 

ビタミンB12・葉酸は赤血球を細かくする役割がある。

なので、MCVの数値が高い場合、ビタミンB12・葉酸を摂取すると改善することがある。

鉄を摂っても貧血症状が出る場合、ビタミンB12・葉酸で改善することがある。

 

また、MCVが低い場合は赤血球が少ないので、Fe・フェリチンの値も見て、これらも少ない場合は「鉄欠乏性貧血」になる。

 

鉄の摂取は、動物性の「ヘム鉄」がオススメ。

  • 植物性の「非ヘム鉄」は吸収率が5〜10%
  • 動物性の「ヘム鉄」は吸収率が30〜50%

 

→ 関連記事「ヘム鉄と非ヘム鉄の違いとは?」

 

⑩MCH

MCH:赤血球内のヘモグロビン量

基準値:28〜34.6pg(男性)26.3〜34.3pg(女性)

 

数値が低いと、酸素運搬能力が落ち、脂質代謝が落ちる。

つまり、エネルギー切れを感じやすくなる。

 

エネルギー産生が、”糖質代謝に依存”することになり低血糖状態になる。

低血糖状態になると、アドレナリン・グルカゴンが分泌する。

そうすると、カフェイン・糖を摂りたい欲求が出てくる。

 

MCHの数値が低い場合、鉄欠乏・吸収阻害を疑うべき。

応急処置として、GI値が低い糖質を摂って、エネルギーを維持する。

しかし、根本的な原因解決にはならないので、鉄の摂取をする。

 

→ 関連記事「鉄の摂取量と摂取方法」

 

■まとめ【ほとんどの女性が鉄不足】

 

今回は、血液データから読み取れる、貧血関連の指標を解説しました。

 

”藤川徳美”医師の書籍「うつ消しごはん」によると”日本人女性の8割は鉄不足である”と書かれています。

 

女性の場合は「鉄」を大量に排出してしまう月経、妊娠、出産があります。

ですので、日頃から「鉄」を積極的に摂取しましょう。

 

血液検査で異常値が出た人は特に、鉄の摂取を心がけてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事があなたのお役に立つことができたのなら幸いです。

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趣味筋肉(しゅみきん)

筋肉・栄養オタク|2019年JBBFフィジーク県2位|フィットネスライター|筋トレ初心者でも”即実践可能な栄養学”を発信|健康的にバルクアップ・ダイエットしたい人向けの栄養記事を書いてます!|月間1万PV以上

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