健康 血液検査

【腎臓・心臓】血液検査で見るべき”5つ”の数値

 

鶏むね肉最強説

 

この記事を読むと分かること

  • 血液検査で見るべき数値(腎臓・心臓)
  • 異常値が出る原因と改善方法

 

趣味筋肉
栄養の学校NNCやセミナー・書籍・論文などで「栄養学」を学んでいる、栄養オタクトレーニー、趣味筋肉(しゅみきん)です。

筋トレ歴6年、2019年JBBFメンズフィジーク”県2位”

 

「プロテインは腎臓に悪い

トレーニーなら、一度は言われたことのある言葉ではないでしょうか?

 

元々、腎臓に異常のある人でなければ、プロテインを飲んでも問題ありません。

しかし、”適量なら問題ない”という意味です。

 

「プロテインはどれだけ飲んでも腎臓に悪くない」と思い込んで、健康診断で異常値が出るトレーニーも存在します。

 

健康診断で異常値が出てしまった人は、ぜひこの記事を参考にしてください!

 

少しでも不安だと感じた場合は、すぐにお医者様に診てもらいましょう。

※この記事は参考程度にお願いします。

 

■血液検査で見るべき”5つ”の数値

 

 

血液検査で見るべき”5つ”の数値は以下の通りです。

 

特に「プロテインをやめましょう」と言われた人は、自分のデータを手元に用意して見比べてみてください!

 

  1. Cr 基準値:0.6〜1.0mg/dl(男性)
  2. UN 基準値:8〜22mg/dl
  3. UA 基準値:2.0〜6.9mg/dl
  4. CPK 基準値:20〜180U/l
  5. BNP 基準値:〜18.4pg/ml

 

一つずつ、解説していきますね!

 

①Cr(腎臓)

Cr:クレアチニン

「クレアチン」と似ているが、別もの。

 

クレアチン:主要エネルギー

クレアチニン:クレアチンリン酸を消費したときにできる代謝物質

 

基準値:0.6〜1.0mg/dl(男性)

基準値:0.4〜0.7mg/dl(女性)

 

腎不全などによって、排泄能力が低下すると数値が上昇する。

 

クレアチニンは、ほぼ100%尿から排出されるので、尿生成機能が低下していると数値が高まる。

 

注意点としては、日によって数値が変わるということ。

 

また、筋肉量が多い方は、体に異常がなくても運動後は高くなる。

健康診断や人間ドッグの前日は「運動しないでください」と言われることがある。

 

改善方法

改善方法:減塩食の摂取、有酸素運動

血圧と血糖値がクレアチニン値と相関関係があるため。

 

→ 関連記事「高血圧を予防するための栄養学的アプローチ」

 

②UN(腎臓)

UN:尿素窒素

基準値:8〜22mg/dl

 

尿素窒素:タンパク質利用率を示す指標

 

摂取している”タンパク質量が少ないのに数値が高い”場合、タンパク質があまり吸収されていないと言える。

 

腎機能の低下、甲状腺疾患の疑い、またはタンパク質の過剰摂取を疑う。

※ 体重×4くらいだと上昇すると言われている

 

改善方法

改善方法:タンパク質を減らす、消化酵素を摂取

 

→ 関連記事「甲状腺疾患への栄養学的アプローチ」

 

③UA(腎臓)

UA:尿酸

基準値:2.0〜6.9mg/dl

 

高カロリー食をしている、腎機能の低下、痛風のリスクの指標。

 

尿酸の数値が悪いと「低プリン体食」を推奨されるものの、低プリン定食=プリン体の低い食材ではない。

 

尿酸の高い食材でも、イミダゾールペプチドの多い食材なら食べても大丈夫。

なぜなら、イミダゾールペプチドは、プリン体から尿酸に変わることを阻止することができるから。

 

鶏むね肉が良い例で、プリン体を大量に含んでいるが、イミダゾールペプチドの「アンセリン」を多く含んでるので、尿酸値が上がらない。

 

改善方法

改善方法:インスリン抵抗性の改善、アルコールを控える

 

→ 関連記事「最強の抗疲労物質イミダゾールペプチドとは?」

 

④CPK(心臓)

CPK:クレアチンホスホキナーゼ

基準値:20〜180U/l

 

骨格筋、平滑筋に多い酵素。

心筋梗塞などの細胞異常が原因で血液中に流れ出る。

 

あまりにも高い数値だと、急性心筋梗塞、筋ジストロフィー、心筋炎などのリスクがある。

 

500を超えたら、すぐに病院へ。

 

⑤BNP(心臓)

BNP:脳内ナトリウム利尿ホルモン

基準値:〜18.4pg/ml

 

心臓の機能低下時に確認する指標。

心室(心臓)から放出されるペプチドホルモンの数値。

 

500pg/mlを超えると、心疾患のリスクが高くなる。

 

改善方法

CPKとBNPの数値を見て、栄養学的にアプローチするとかではなく、疾病の兆候として確認するために使う。数値が悪ければすぐに病院へ。

 

■まとめ【心配ならお医者さまに相談しよう!】

 

今回は、血液検査で見るべき”5つ”の数値(腎臓・心臓)を解説しました。

 

トレーニングをしている人は、腎臓の数値が悪くなりがちです。

 

  • 健康診断の前にトレーニングをすると異常値が出る
  • タンパク質の大量摂取は腎臓を悪くする

 

トレーニーは、これらのことを意識してトレーニングや食事をしていきましょう!

 

また、異常値が出て、少しでも不安に思うなら迷わずお医者さまに相談してください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事があなたのお役に立つことができたのなら幸いです。

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趣味筋肉(しゅみきん)

筋肉・栄養オタク|2019年JBBFメンズフィジーク県2位|フィットネスライター|筋トレ初心者でも”即実践可能な栄養学”を発信|健康的にバルクアップ・ダイエットしたい人向けの栄養記事を書いてます!|月間1.5万PV以上

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