疾病改善

「女性更年期障害」を予防・改善するアプローチ方法

 

この記事を読むと分かること

・更年期障害の男女間の違いとは?

・女性更年期障害の原因

・具体的なアプローチ方法

 

趣味筋肉
栄養学を学べる日本一の学校NNC・セミナー・書籍・論文などで「栄養学」を学んでいる、栄養オタクトレーニー、趣味筋肉(しゅみきん)です。

筋肉7年目、2019年JBBFメンズフィジーク”県2位”

 

30代後半〜40代になると、ほとんどの人が発症する「更年期障害」

 

「男性」と「女性」それぞれで、特徴や改善方法は大きく異なります。

 

この記事では、「女性」の更年期障害について深堀りしていきます。

 

記事を読むことで、「女性」更年期障害への理解が深まり、自分や周りの人に対して適切な予防・改善のアプローチをすることが可能になります。

 

»「男性」更年期障害を予防・改善する方法はコチラ

 

■「更年期」とは?

 

「更年期」とは、”どの年代”のことを指しているのでしょうか?

一般的には、”45〜55歳の年代”が更年期と言われています。

 

「更年期」を一言で説明すると、成熟した卵巣が加齢とともに機能を消失する期間のことです。

※「閉経前5年+閉経後の5年」の10年間を指す

 

◎男女間での更年期障害の違い

 

男性の更年期障害は、早いと40代、遅くて60代に発症するため”かなりの幅”があります。

そして、「女性」の更年期障害にも幅がありますが、多くの方は”45〜55歳の間”で発症します。

※平均的な発症年齢:50.5歳

 

女性の更年期障害は、元の状態に戻る・緩和するまでの期間は、そこまで長くならないことがほとんどです。

 

しかし、男性の更年期障害の場合、症状が継続的に続くことがあり、いつ元に戻るのか不明なことがほとんどです。

 

男女間での更年期障害の違い

女性:短期的に改善しやすい

男性:長期的に症状が継続する

 

◎女性の更年期障害の「原因」

 

「男性」の更年期障害の原因は、男性ホルモンである「テストステロンの分泌量の減少」です。

※テストステロンは20〜30代がピークで、その後は10年で8%ずつ減少する

(70代でも20代の半分程度は分泌される)

 

対して、女性は閉経後、女性ホルモンである「エストロゲン」が分泌されなくなります。

エストロゲンの分泌が減少する・無くなると、更年期障害が発症するのです。

 

✓女性更年期障害の症状

・ほてり

・のぼせ

・手足の冷え

・不眠症状

・発汗

・動悸

・肩こり

・疲労感 など

 

◎女性ホルモンの働き

 

✓女性ホルモンの働き

・骨粗鬆症を予防する

・コレステロール値を適正な値にする

 

✓エストロゲンの分泌量が減少すると…

・「骨密度」が抑制される

・「肥満」になりやすい

 

◎女性更年期障害の「注意点」

 

女性の更年期障害の場合、”間違いやすい疾病”が多々あります。

 

・甲状腺疾患

→ 甲状腺の機能が何らかの理由で後進したり、機能が低下したりする症状

»「甲状腺疾患」へのアプローチ方法

 

・糖尿病

→ インスリンが上手く働かなくなる、または分泌されなくなり、高血糖が慢性的に続く病気

»「糖尿病」を予防・改善する栄養学的アプローチ

 

・うつ病

→ 精神的ストレス・身体的ストレスにより、脳が上手く働かなくなっている状態

 

これらの症状は、見た目やヒヤリングだけでは”判断できない”ことが多いです。

ですので、気になる症状がある人は、専門の医者に診てもらいましょう。

 

■更年期障害の改善方法

 

「男性」の更年期障害の改善方法は、下記の4つです。

 

・生活療法

・栄養療法

・漢方療法

・ホルモンの補充療法

 

しかし、女性の更年期障害の場合は、閉経後は基本的にエストロゲンの量は回復しません。

 

ですので、症状がひどい場合は「ホルモンの補充療法」が勧められることが多いです。

 

◎イソフラボンは効果ない?!

 

女性更年期障害の症状を抑制する目的で、エストロゲンに似た働きのある「イソフラボン」を摂取して補うことがあります。

しかし、この効果を「明確に証明した報告はない」というのが実際のところです。

 

イソフラボン、EPA、DHAを摂取することによって、炎症が緩和され、特定の症状を改善できることはあります。

ですが、これはエストロゲンの量を元に戻して症状を緩和しているわけではありません。

 

要するに、イソフラボンには「エストロゲンの回復の効果はない」ということです。

 

◎男女間での更年期障害のアプローチ方法の違い

 

男女間でのアプローチ方法の違い

女性:栄養学的アプローチで、根本的な解決が難しい

男性:栄養学的アプローチで、改善することが可能

 

要するに、エストロゲンの量を元に戻す方法は「ホルモン補充療法しかない」ということです。

 

しかし、女性更年期障害の場合、男性とは違い、短期的に改善するものがほとんどなので、各々で改善方法を検討すべきです。

 

■女性更年期障害で離婚?!

 

余談ですが、女性更年期障害の発症期間は、傷つきやすかったり、落ち込みやすかったりします。

そのため、「女性更年期性の離婚」が多く見られます。

 

更年期障害は、男女関係なく年齢とともに発症するものです。

ですので、更年期障害への理解を深めることが、夫婦が上手くやっていくためには必要なのでは?

 

と思います。

 

■まとめ

 

今回は「女性」の更年期障害について解説しました。

 

更年期障害は、男女関係なく発症する疾病です。

 

ですので、「男性」の更年期障害との違いも合わせて理解することで、パートナーとの関係も上手くいくかと思います。

 

»「男性」更年期障害を予防・改善する方法はコチラ

 

要点まとめ

✓女性更年期障害の症状

・ほてり

・のぼせ

・手足の冷え

・不眠症状

・発汗

・動悸

・肩こり

・疲労感 など

✓改善するアプローチ方法

栄養学的アプローチでは根本的な解決は難しいため、「ホルモン補充療法」を勧められることが多い。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事が、あなたのお役に立つことができたのなら幸いです。

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趣味筋肉(しゅみきん)

筋肉・栄養オタク|2019年JBBFメンズフィジーク県2位|フィットネスライター|筋トレ初心者でも”即実践可能な栄養学”を発信|健康的にバルクアップ・ダイエットしたい人向けの栄養記事を書いてます!|月間5万PV以上

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