栄養学 疾病改善

「婦人科系疾患」に対する栄養学的アプローチ

 

 

趣味筋肉
栄養学を学べる日本一の学校NNC・セミナー・書籍・論文などで「栄養学」を学んでいる、栄養オタクトレーニー、趣味筋肉(しゅみきん)です。

筋肉7年目、2019年JBBFメンズフィジーク”県2位”

 

この記事を読むと分かること

・婦人科系疾患とは

・生理痛を引き起こす主な原因

・生理痛を緩和する栄養学的アプローチの方法

 

「毎月の生理痛がひどすぎる…」

 

もしかしたら、このような方は「婦人科系疾患」可能性があるかもしれません。

 

ほとんどの人の場合、重い生理痛は、炎症物質の「プロスタグランジン」の過剰分泌が原因です。

 

しかし、少数の方は”子宮に異常”がある場合があります。

 

この記事を読むことで、婦人科系疾患について理解でき、症状に対する栄養学的アプローチが可能になります。

 

■婦人科系疾患とは?

 

婦人科系疾患とは、1つの症状のことではなく、複数の症状・病気を総称した疾患のことです。

 

・子宮筋腫

・子宮内膜症

・性器脱(子宮脱、膣脱)

・子宮頸がん

・子宮体がん

・卵巣がん など

 

上記のように、たくさんの症状・病気をまとめて「婦人科系疾患」といいます。

 

この記事では、多くの方が似た原因で発症する『子宮筋腫・子宮内膜症』に関して『生理痛』の緩和に絡めてお伝えします。

 

◎子宮筋腫とは?

 

子宮を構成している平滑筋に、良性の腫瘍が発生している状態です。

”若い方から閉経後”の女性まで、幅広く見られる症状です。

 

軽い症状の場合は気づきにくく、健康診断で初めて発症が判明することも多いと報告されています。

 

◎子宮内膜症とは?

 

子宮内膜とは、子宮内膜に類似する組織が、子宮内腔以外の部位で発生・発育する症状のことです。

”20〜40代の月経のある女性”の7〜10%に見られます。

 

症状としては、月経困難症、下腹部痛、重い生理痛、不妊症状、不正出血などが挙げられます。

 

また、年齢が高い場合や症状が進んでいる場合は、卵巣がんになる確率が高くなるため注意が必要です。

 

◎子宮筋腫・子宮内膜症の「原因」

 

子宮筋腫・子宮内膜症の原因は『エストロゲンの過剰分泌』です。

 

本来、エストロゲンとプロゲステロンのバランスは、月経周期に合わせて上がったり下がったりします。

 

しかし、食事や生活習慣の乱れにより、どちらか一方が過剰分泌してしまうことがあります。

 

その結果、子宮筋腫や子宮内膜症を引き起こしてしまうのです。

 

食事・生活習慣の乱れ
 ↓
エストロゲンの過剰分泌
 ↓
子宮筋腫・子宮内膜症を引き起こす

 

■子宮筋腫・子宮内膜症に対する栄養学的アプローチ

 

参考文献:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8224039/

 

子宮筋腫・子宮内膜症の方のNGな食事は、エストロゲンを多く作ってしまう食事です。

 

エストロゲンを作ってしまう食事は、ホルモンバランスの乱れに繋がるので控えるようにしましょう。

 

◎エストロゲンを作ってしまう食事はNG

 

エストロゲンの材料は、『動物性のコレステロール』です。

 

そのため、肉類・卵などで、脂質が多いものは控えるべきです。

 

しかし、脂質はエストロゲン以外にも大事なホルモンを作ったり、エネルギーとして使われたりする重要な栄養素です。

 

厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」でも、脂質は1日の”総摂取カロリーの20%は必要”と定めています。

 

◎何から脂質を摂るべきか?

 

・「魚」に含まれる脂質

・「植物性」の脂質(大豆がオススメ)

 

特に大豆は、植物性の脂質だけでなく、「バイオフラボノイド」というエストロゲンに近い物質を含んでいます。

 

バイオフラボノイドは、エストロゲン受容体と結びつくことができるので、その分エストロゲン自体の生理活性が弱まります。

 

バイオフラボノイドは、エストロゲンよりも体への作用が弱いです。

 

そのため、体への悪影響は小さくなります。

 

大豆を摂取
 ↓
バイオフラボノイドがエストロゲン受容体と結合
 ↓
エストロゲンの活性を抑制

 

■子宮筋腫・重い生理痛の原因

 

子宮筋腫・重い生理痛の原因は「プロスタグランジン」という炎症性の物質です。

 

プロスタグランジンには種類がありますが、特に『プロスタグランジンF2α』が、子宮筋腫に伴う生理痛の原因になります。

 

プロスタグランジンF2αは、筋肉を収縮させる働きを持ち、過剰になると痛みの原因になります。

 

◎プロスタグランジンF2αを生成する食事

 

プロスタグランジンF2αを生成する食事が、肉類・乳製品です。

 

ですので、1日の食事で、”肉類・乳製品”の摂りすぎには注意しましょう。

 

その他にも、”アルコール・カフェイン等”の刺激性の物質も控えるようにしましょう。

 

刺激性の物質には、炎暑性のサイトカイン(プロスタグランジンなど)を活発にしてしまう作用があるからです。

 

アルコールを摂取
 ↓
肝臓でアルコールを分解
 ↓
肝臓がエストロゲンの分解に働きにくくなる

※エストロゲンの一部は肝臓で代謝をされる

 

◎子宮内膜症に伴う重い生理痛の原因

 

重い生理痛をお持ちの方は、

 

・子宮内膜内の”細胞の数”が少ない

・子宮内膜内の”細胞分裂”が少ない

 

このような可能性があります。

 

細胞がたくさんあると、エストロゲンやプロスタグランジンを代謝することが可能です。

 

しかし、細胞の数が少ないと上手く代謝できないため、エストロゲンやプロスタグランジンが過剰になってしまいます。

 

すると、痛みが発生してしまう、となるのです。

 

◎細胞の数を増やす栄養素

 

亜鉛

→ 1日に「8mg」

 

タンパク質

→1日に「体重×1g」

 

»【関連記事】亜鉛の効果と摂取方法

 

◎プロスタグランジンを抑える栄養素

 

EGCg

→ 1日に「500mg」

 

EPA

→ EPA+DHAとして1日に「1,000〜2,000mg」

 

»【関連記事】EPA&DHAの効果や摂取方法

 

■まとめ

 

生理痛の原因・改善方法には個人差があります。

 

そのため、自分にあった改善方法を見つけることが大事です。

 

下記の記事でも、生理痛について解説していますので、参考にしてみてください。

 

»【関連記事】「生理痛」を緩和する栄養学的アプローチ

 

◎要点まとめ

要点まとめ

✓控えるべき物質

・脂の多い肉類

・乳製品

・アルコール

・カフェイン

✓摂るべき物質

・植物性の脂質

・タンパク質

・亜鉛

・EGCg

・EPA

最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事が、あなたのお役に立つことができたのなら幸いです。

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筋肉・栄養オタク|2019年JBBFフィジーク県2位|フィットネスライター|筋トレ初心者でも”即実践可能な栄養学”を発信|健康的にバルクアップ・ダイエットしたい人向けの栄養記事を書いてます!|月間1万PV以上

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