栄養学 疾病改善

「味覚障害」を改善する栄養学的アプローチ

 

 

趣味筋肉
栄養学を学べる日本一の学校NNC・セミナー・書籍・論文などで「栄養学」を学んでいる、栄養オタクトレーニー、趣味筋肉(しゅみきん)です。

筋肉7年目、2019年JBBFメンズフィジーク”県2位”

 

この記事を読むと分かること

  • 味覚障害とは?
  • 味覚が働かなくなる5つの原因
  • 味覚障害に対する栄養学的アプローチ

 

「全然、味がしない…」

「なんか味がおかしいなぁ…」

 

このような『味覚障害』を経験したことありませんか?

 

味覚障害は、何かしらの疾病(風邪、インフルエンザなど)と併発して感じる場合がほとんどです。

 

これらは、ほとんどの場合、時間とともに改善されます。

 

しかし、1〜2週間継続して味覚が鈍くなることも…

 

この記事では、味覚が上手く働かなくなるの”5つの原因”を紹介しています。

 

味覚障害の原因を知ることで、栄養学的アプローチが可能になり、食事をおもいっきり楽しむことができるようになります。

 

この記事は、下記の論文を参考に解説しています。

参考論文:https://www.mdpi.com/2072-6643/12/11/3284/htm

 

■味覚障害とは?

 

味覚障害とは、味に対する感度が低下したり、感じなくなったりする症状のことです。

 

何を食べても不味い、何も食べていないのに苦味や塩味を感じる「味覚異常」も、味覚障害の1つです。

 

人間の三大欲求「食欲」「睡眠欲」「性欲」

 

三大欲求の中でも”食欲”は、QOLを支えるのに非常に重要です。

 

そのため、味覚障害を抱えている人は、なるべく早く改善した方がいいでしょう。

 

◎味覚障害の症例数は意外に多い?!

 

✓味覚障害の症例数

  • 2003年:日本人の24万人が発症
  • 2019年:日本人の27万人が発症

 

味覚障害の症例数が増えている理由は、高齢者が増えているためです。

 

■味覚を感じるメカニズム

 

✓味覚を感じるメカニズム

「食物」を摂取
 ↓
水分に溶けた一部が舌の上皮細胞の「味孔」に入る
 ↓
味孔の先にある「※味蕾」に到達する
 ↓
味蕾のあとに「味神経」に到達
 ↓
どんな味のものを食べているのか「脳」が判断する

 

※「味蕾」で、甘味・塩味・苦味・酸味・旨味のどれに当てはまるのか判断しています。

 

◎味蕾の数は年齢で変化する

 

✓味蕾の数

  • 乳幼児:8,000〜12,000個
  • 成人:5,000〜8,000個
  • 高齢者:3,000個前後

 

味蕾の数は、年齢とともにに減少していきます。

 

そのため、高齢になると味覚を感じにくくなるのは「しょうがない」とも言えます。

 

子供から大人になると”味覚が変わる”ことがありますが、味蕾の減少も1つの要因です。

 

◎味蕾が上手く働かなくなる”5つ”の原因

 

「水分」の不足

 

口の中の水分量が少ないと、味孔から味の成分が入りにくくなり、味蕾が上手く働きにくくなります。

 

しかし、口の中の水分量が急激に少なくなることは、「突発的な状況以外では起こりにくい」と考えられます。

 

 

「亜鉛」の不足

 

味蕾が働かなくなる一番の原因は、”亜鉛の不足”です。

亜鉛が不足すると、味蕾の代謝が行えなくなるためです。

 

  • 亜鉛の1日の推奨摂取量:男性11mg、女性8mg
  • 亜鉛を多く含む食材の代表例:牡蠣

※牡蠣1個分:2.8mgを含む(男性なら4個、女性なら3個)

 

»【関連記事】亜鉛の効果と摂取方法

 

 

「ビタミンB12」の不足

 

ビタミンB12が不足すると、舌が赤くなり味覚を感じにくくなります。

 

また、関連症として”舌の粘膜萎縮”が起こる可能性もあります。

 

 

「ビタミンB2」の不足

 

ビタミンB2が不足すると、”口内炎”の原因になります。

 

口内炎を起こすと、痛みで味を感じにくくなります。

 

»【関連記事】ビタミンB効果や摂取方法

 

 

「鉄」の不足

 

 鉄が不足することで味蕾の反応が悪くなるケースもあります。

 

»【関連記事】鉄の効果と摂取方法

 

◎抗がん剤を投与している方

 

抗がん剤治療をしている方は、味覚を感じにくくなると言われています。

 

理由は、抗がん剤が亜鉛の吸収を阻害するためです。

 

医者によっては、抗がん剤治療している方に亜鉛を投与することもあります。

 

まとめ

 

味覚障害になったとき、最初に疑うべき要因は

  • 亜鉛の不足
  • 亜鉛の吸収障害

これら2つです。

 

年齢とともに、ある程度の味覚障害はしょうがないと言えます。

 

しかし、「明らかに味覚がおかしい」と感じた場合は、上記の2つを確認してみてください。

 

要点まとめ

要点まとめ

味覚障害の原因

  • 味蕾の減少
  • 水分不足
  • 特定の栄養素の不足

味覚障害を改善する栄養摂取

  • 亜鉛
  • ビタミンB12
  • ビタミンB2

最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事が、あなたのお役に立つことができたのなら幸いです。

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趣味筋肉(しゅみきん)

筋肉・栄養オタク|2019年JBBFフィジーク県2位|フィットネスライター|筋トレ初心者でも”即実践可能な栄養学”を発信|健康的にバルクアップ・ダイエットしたい人向けの栄養記事を書いてます!

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