最近"エビデンス"という言葉をよく聞きます。
筋トレに限らず、どの分野でも"エビデンス"を求められます。
「そもそもエビデンスって何?」
「そのエビデンスって信頼できるの?」
このような疑問を解決していきます。
エビデンスってどういう意味?筋トレにおけるエビデンスとは。
「エビデンス」=「科学的根拠」です。
科学的根拠とは、問題に対して試験や調査が行われ研究し、その結果から導き出されたものです。
現在は誰でもかんたんに情報を調べることができ”発信”することもできます。
いま見ているこのサイトもそうです。
趣味で筋トレをしてるサラリーマンが書いています。
筋トレ(スペース)〇〇で検索すると、「商品を売りたいデタラメなサイト」、「今では完全に否定されている時代遅れのサイト」、「個人の経験則の話をしているサイト」など数多くのサイトがあります。
筋トレを効果的に行うためには、数多くの情報の中から”正しい情報”を判断しなければいけません。
そこで重要となるのが”エビデンス”なのです。
”エビデンス”といっても信用できるものとできないものがあるので、「エビデンスレベル」というものを基準にすると良いでしょう。
エビデンスレベルとは?
エビデンスの”信頼度”にはレベルがあります。
研究の方法によって、信頼度の高いものと低いものに分けられます。
研究する人は自分が立てた仮説を証明したいので、結果の出やすい被験者や内容にしがちです。
なのでエビデンスにもレベルがあり、それを分かりやすくしたものに「エビデンスピラミッド」というものがあります。
『エビデンスピラミッド』
https://www.rehabilimemo.com/entry/2020/07/15/174837
- ”メタアナリシス”と”システマティックレビュー”
メタアナリシスとシステマティックレビューの信頼度が高い理由は、過去に報告された研究結果を”解析”し、総合的に”まとめた”ものだからです。
- ランダム化比較試験(RCT)
対象者の選定は”無作為”に行われます。研究者の主観が入らないため信頼性は高いです。
- 非ランダム化比較試験(NRCT)
対象者の選定は”研究者”が行います。研究者の主観が入るため信頼性はランダム化比較試験(RCT)より落ちます。
- 観察研究
対象者に介入せす、ありのままの生活を観察、記録するものです。
- 専門家の意見
エビデンスはないけど、ボディビルダーなどの”経験者”や”専門家”が自分の経験をもとに言っていることです。
[ad]
最新の研究は”あくまで現時点”の話
現時点ではエビデンスがある、というものも”10年後には真逆”のことが正しいと言われているかもしれません。
”科学”というのはそういうものです。
特に筋トレにおける研究が本格化したのは、ここ十数年の話です。
他の分野と比べると研究の報告も少ない”発展途上の分野です。
なので最新の情報を常にチェックして、トレーニングや食事、サプリメントなど自分に合った方法を見つけるようにしましょう。
まとめ
・(1)筋トレ(スペース)◯◯で検索した情報は誰が書いているのかわからない
・(2)エビデンスにも信頼度ある
・(3)”メタアナリシス”と”システマティックレビュー”が最強
・(4)エビデンスも”あくまで現時点”での話
・(5)エビデンスは参考程度にして、自分に合った食事やサプリメント、トレーニング方法をデザインしよう!