「白米」より「玄米」を
この記事を読むと分かること
- 認知症を予防する栄養素
- フェルラ酸の働き
- オススメの摂取方法
40〜50代以降になると
「物忘れが激しい」「認知症かもしれない」
このような人が増えていきます。
そんな人に摂取して欲しい栄養素が”フェルラ酸”です。
「自分にはまだ必要ない」という人も、知っていれば”両親”や”身の回りの高齢の人”に教えてあげて喜ばせることはできると思います。
ぜひ、最後まで読んで”フェルラ酸”を理解してください。
■「認知症」を予防する栄養素”フェルラ酸”
2010年の全国栄養調査データによると、認知症患者の”約67%”がアルツハイマー型の認知症と言われています。
アルツハイマー型の認知症の原因は、はっきりとは解明されていません。
しかし、現在「これだけは分かっている」というものがあります。
◎認知症の原因は「アミロイドβ」
アルツハイマー型の認知症の原因で分かっていることは、脳内に”老人斑”というシミのような斑点が見られるということです。
この老人斑の原因は、アミロイドβという物質が増えるためです。
ですので、アミロイドβを減らせば、”認知症を予防できる”ということになります。
◎アミロイドβとは?
アミロイドβは、神経の修復や成長を担う重要なタンパク質です。
ですので、体にとっては必要な物質になります。
しかし、アミロイドβが増えすぎると神経細胞に炎症反応を起こします。
その結果、脳が萎縮して認知症につながるのです。
アミロイドβが増える → 神経細胞が徐々に死滅し脳が萎縮する → 認知症につながる
そして、このアミロイドβを減らす、または増やさない栄養素が”フェルラ酸”なのです。
◎フェルラ酸とは?
フェルラ酸は、植物に含まれるポリフェノールの一種です。
アントシアニン、エピガロカテキン、クロロゲン酸などと同じ分類になります。
いわゆる、植物性のファイトケミカルと呼ばれるものです。
◎フェルラ酸の働き
フェルラ酸には、ポリフェノールの特徴である抗酸化作用があります。
この抗酸化作用に、アミロイドβを減らす、または増やさないという働きがあります。
他にも、下記のような働きもあります。
- LDLコレステロールを下げる
- 高血圧を予防する
- メラニンの発言を抑制する(美肌効果)
■オススメの摂取方法(参考文献あり)
こちらの文献を参考に解説します。
結論から言うと、フェルラ酸の継続的な摂取(3ヶ月以上)がアミロイドβを減らすと示唆されています。
フェルラ酸は薬物ではなくポリフェノールなので、副作用はありません。
米ぬか、大麦、玄米などの精製されていない穀物から十分な量を摂ることができます。
ですので、40代以降の方で認知症を予防したい場合は、精製されていない穀物でのフェルラ酸の摂取がオススメです。
また、食事からフェルラ酸を摂取できない場合は、サプリメントから摂取するのもいいでしょう。
◎オススメのサプリメントと摂取量
サプリメントで摂る場合は、500mg/日を目安に摂取しましょう。
国産のものは割高なので、iHerbで買うと比較的安価に買うことができます。
◎メリットは認知症予防だけではない⁉
フェルラ酸には、シミやそばかすの原因であるチロシナーゼの活性を抑制し、メラニン生成を抑制する働きがあります。
つまり、”美肌効果がある”ということです。
また、LDLコレステロールを下げて、HDLコレステロールを上げる効果があります。
ですので、LDLコレステロールの増加が原因で起こる、”アテローム性動脈硬化症”の予防にもなります。
■まとめ【精製されていない穀物を!】
今回は、認知症を予防する栄養素”フェルラ酸”について解説しました。
フェルラ酸は、認知症の予防だけでなく、LDLコレステロールを下げたり、美肌効果があったりします。
ですので、自分は認知症とは関係ないという人でも、摂取する価値はあると思います。
普段から摂取している炭水化物を、精米されていない穀物に変えるなどして、ぜひフェルラ酸を摂取してください。
◎要点まとめ
要点まとめ
✓フェルラ酸の働き
- アミロイドβを減らす
- LDLコレステロールを下げる
- 高血圧の予防
- メラニンの発現を抑制(美肌効果)
✓フェルラ酸の摂取方法
- 精米されていない穀物
- iHerbで販売しているサプリメント
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事があなたのお役に立つことができたのなら幸いです。