健康 栄養学

知っておいたほうがいい「食品添加物」【無添加を盲信してはいけない】

 

ようこそ、食中毒のない世界へ

 

この記事を読むと分かること

  • 食品添加物が担う「重要な役割」
  • 戦後から現在までの「食中毒死者数」の推移
  • 主な食品添加物の「用途」
  • 「無添加」という言葉は信じるな

 

趣味筋肉
こんなことが分かる記事を書きました。

筋トレ歴6年、2019年JBBFメンズフィジーク”県2位”

栄養の学校NNCやセミナー、書籍、論文などで「栄養学」を学んでいる、栄養オタクトレーニーです。

 

「食品添加物は悪だ!」

「食品は無添加じゃなきゃダメだ」

 

食品添加物の過剰摂取は”体に悪い”ということは、ほとんどの人が知っていると思います。

 

しかし、食品添加物が”無ければ困る人”もいるのです。

 

この記事では、あなたが日頃、無意識に摂取している食品添加物の役割を解説します。

 

「食品添加物」と聞いて「体に悪いもの」としか理解していない人は、この記事を読んで損はないので、ぜひ最後まで読んでみてください!

 

■知っておいたほうがいい「食品添加物」

 

食品添加物は「悪」だと言われていますが、本当に「悪」と言い切れるのでしょうか?

 

食品添加物は、厚生労働省を中心に、厳しいチェックを通過したものしか使用することはできません。

 

ですので、許容上限量を守っていれば、体に害が出ることはないのです。

 

食品添加物は完全に悪だと決めつけず、正しく理解した上で上手に使うのが、より豊かに生活していくための最善策だと思います。

 

そんな「食品添加物」が、どんなことに役立っているのか見ていきましょう!

 

◎身近にある食品添加物の役割

 

✓粘着剤

食品の製造や「加工」のために必要な製造溶剤。

何かしらの病気で口元がゆるく、液状のものが上手に食べられない人の食事に使われたりもしている。

 

✓着色料、発色料、香料

食品の「外観」や「風味」を良くするためのもの。

マーケティングとして使われている。

お客様が商品を見たときに「美味しそう」と思わせるために、手に取りやすいように、購買意欲を沸かせるために使われる。

 

✓保存料、酸化防止剤

食品添加物が担う役割で最も重要な、食品の「保存性」を良くするためのもの。

保存料や酸化防止剤は「悪」だと決めつけている人もいるがそんなことはない。

確かに「発がん性」などのデメリットはあるものの、保存料を使わずに「食中毒」が起こるリスクのほうが大きい。

 

✓栄養強化剤

食品の「栄養成分を強化」するためのもの。

足りない栄養素を充足させる目的で、ビタミン・ミネラルなどの栄養素を付け足したもの。

 

◎保存料のおかげで「食中毒」が激減した!?

 

『1955年〜2015年の食中毒による死者数

食中毒死者数 2.png

参考記事はこちら

 

”食品の保存性を良くするもの”(保存料など)を使うことにより「食中毒での死亡者数が激減した」という、事実があります。

 

1955年、戦後くらいですね。

このときは、食中毒での死者数が、1年間でなんと554件もあったのです。

 

今の時代では考えられませんが、当時は冷蔵庫などの「食品を管理するインフラ」が整っていなく、衛生面にも課題があり、食中毒により毎年多くの死者を出していました。

あくまで報告件数なので、これよりも多い可能性もあります。

 

ですが、食品添加物を使うことにより、食中毒の件数は年々右肩下がりで、1975年には年間52件まで低下しました。

そして、2015年には年間6件

 

食品を保存する、悪影響を抑えるという面で、ある程度の保存料は必要だと言えるでしょう。

 

◎主な食品添加物”18個”の用途

 

赤色のモノは、体に害が出る可能性がある、または、完全に安全だと言い切れないなるべく避けたいモノになります。

 

種類

目的

食品添加物例

①甘味料

甘味をつける

アスパルテーム、アセスルファムK、キシリトール、ステビア、サッカリン

②着色料

食欲増進、購買意欲増進のために色をつける

カラメル色素タール色素コチニール色素、ウコン色素

③保存料

腐敗の原因となる微生物を抑制

ナイシン安息香酸ナトリウム、プロピオン酸

④増粘剤、安定剤

ゼリー状に固める

加工デンプン、キサンタンガム、カラギナン

⑤酸化防止剤

酸化による品質低下を防止

アスコルビン酸、カテキン、トコフェロール

⑥発色剤

発色をよくさせる

亜硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム

⑦漂白剤

食品の色調を整える

亜塩素酸ナトリウム、二酸化硫黄

⑧防カビ剤

カビの発生を抑える

イマザリルオルトフェニルフェロールチアベンダゾール

⑨乳化剤

水と油など混じり合わないものを均一にする

加工デンプン、サポニン、レシチン

⑩膨張剤

ふっくらと膨張させる

炭酸水素ナトリウム、グルコノラクトン

⑪調味料

人工的に合成したもので味を整える

アミノ酸、有機酸、核酸

⑫酸味料

酸味をつける

クエン酸、乳酸

⑬苦味料

苦味をつける

カフェイン、ナリニジン、ニガヨモギ

⑭光沢剤

水分の蒸発を防ぐ、湿気から守る

シュラック、パラフィンワックス

⑮ガムベース

チューインガムの基材

酢酸ビニル樹脂、ジェルトン

⑯栄養強化剤

栄養成分の強化

アミノ酸、ビタミン、ミネラル

⑰製造用剤等

上記に当てはまらないもの

消泡剤、凝固剤、離型剤

⑱香料

香りに強弱をつける

アセト酢酸エチル、アセトフェノン、アンスアルデヒド

 

注意したほうが良い添加物

  • 甘味料
  • 着色料
  • 保存料
  • 粘着剤
  • 発色剤
  • 防カビ剤
  • 乳化剤

 

◎「無添加」という言葉を盲信するな!

 

「無添加」という表示は、行政で決められたルールが無いので、簡単に表示できてしまいます。

 

「保存料無添加!」

「着色料無添加!」

「保存料不使用!」

 

たとえば、このように書いてあっても「”保存料”が入っていないだけで”着色料”は入っている」なんてこともあるのです。

 

このようなことも、食品添加物の知識があれば騙されることもありません。

 

「無添加」と書いてあっても、「本当にこの商品は無添加なのか?」と判断できるくらいには、しておきたいですよね!

 

■まとめ【正しく理解して上手に付き合う】

 

今回は、身近にある「食品添加物」の役割について簡単に解説しました。

 

食品添加物は「悪者扱い」されることが多いです。

しかし、人間が豊かに暮らすためには「なくてはならないモノ」なのです。

 

食品添加物は「悪」だと決めつけず、正しい知識を身につけて、自分の許容範囲内で使うようにする。

 

これが、食品添加物との上手な付き合い方だと思います。

 

◎要点まとめ

 

最後に簡単にまとめておきます。

要点まとめ

  • 食品添加物を必要とする人もいる
  • 食品添加物のおかげで「食中毒が無い世界」になった
  • まだ安全だと言い切れない食品添加物もある
  • 「無添加」という言葉を盲信してはいけない

最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事があなたのお役に立つことができたのなら幸いです。

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趣味筋肉(しゅみきん)

筋肉・栄養オタク|2019年JBBFフィジーク県2位|フィットネスライター|筋トレ初心者でも”即実践可能な栄養学”を発信|健康的にバルクアップ・ダイエットしたい人向けの栄養記事を書いてます!|月間1万PV以上

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