人間の体は、食べたもので出来ているのだ
この記事を読むと分かること
- 肌荒れの原因
- 皮膚の簡単な構造
- 肌荒れ改善に必要な栄養素
- 栄養摂取だけだと肌荒れが改善しないケース
人生で1度は「肌荒れ」で、悩んだことがあるのではないでしょうか?
朝起きて「肌荒れ」があると、学校や会社に行きたくなくなりますよね。
この記事では、「根本的な栄養素をどれくらい摂ればよいのか」まで解説しています。
現在、「肌のお悩みを抱えている」もしくは、「周りの人で肌荒れに困っている人がいる」、そんな人は、読んで損はない記事になっています。
■肌荒れの原因とは?
肌荒れの原因は、1つだけではありません。
栄養不足、皮脂の過剰な分泌、不衛生、腸内環境…など
または、持病があったり、病気だったりと、1つに特定することは不可能です。
ですので、この記事では「栄養不足が原因で起こる肌荒れ」に観点を絞ってお伝えします。
薬を使わずに栄養摂取で、自然治癒力を活性化させて症状を改善させる「オーソモレキュラー(分子栄養学)」という分野です。
◎皮膚の構造を理解しよう!
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/皮膚
肌荒れの改善方法の前に「皮膚の構造」を、簡単に理解しておきましょう。
人間の皮膚は、およそ28日でターンオーバー、いわゆるは「皮膚の入れ替わり」が起こっています。
皮膚は、「真皮」と「表皮」と「皮下組織」に分かれています。
ターンオーバーが正常なら、新しい皮膚細胞が上へと押し上げていき、肌の表面に出てくるのです。
しかし、何らかの影響で、古い角質が残ってしまうことにより、肌荒れの原因になります。
その原因の1つに「栄養不足」があるのです。
保湿液などのスキンケアも大事ですが、根本的に「肌を作る栄養素が不足」していては肌荒れが改善することはないでしょう。
■肌荒れを栄養学的アプローチで改善!
肌荒れの根本的な原因は「栄養不足」です。
毎日洗顔をして肌を清潔に保っていても、高価な保湿液でスキンケアをしても、肌を作っている根本的な栄養が不足していては、肌荒れは改善しません。
☆肌荒れ改善に必要な栄養素3選
- タンパク質
- ビタミン
- ミネラル
「こんなの当たり前だよ」と思われるかもしれませんが、これが真実です。
◎タンパク質
人間の約60兆個の細胞は全て、タンパク質からできています。
そして、表皮と真皮をつなぐコラーゲンは、タンパク質から作られているのです。
☆コラーゲンの材料
- グリシン
- プロリン
- ヒドロキシプロリン
- アラニン
- グルタミン酸
- アルギニン
コラーゲンには1型〜5型まであり、市販されているのは1型か3型が多いです。
皮膚では、4型が当てはまります。
ですので、肌荒れ改善のために、市販のコラーゲンを買うのは踏みとどまったほうがいいでしょう。
また、体内に貯蔵されているタンパク質の、3分の1はコラーゲンです。
なのでサプリで摂るより、積極的にタンパク質を摂取するほうが効率的と言えます。
ポイント
肌を健康的に保つタンパク質の量 → 体重×1gで最低限は賄える
◎ビタミン
☆ビタミンB群
皮膚粘膜の健康維持に大事なのが、ビタミンB2・B6です。
ビタミンB1は、代謝をする過程で、補酵素として必要不可欠。
→ ビタミンは、単体では効果を発揮しずらい
摂取量:各ビタミンB群「50mg」
→ 関連記事「iHerbで買えるオススメのビタミンBコンプレックス」
☆ビタミンC
ビタミンCは、コラーゲンの生成を促進する効果があります。
また、ビタミンCは、紫外線などから肌を守る効果もあるので、肌荒れ改善には効果的な栄養素です。
摂取量:1日に最低でも「1,000mg」
→ 関連記事「ビタミンCの教科書」
☆ビタミンE
ビタミンEは、酸化ストレスから肌を守る効果があります。
また、血行を促進する効果もあるので、肌荒れ改善のために積極的に摂取したい栄養素ですね。
脂溶性ビタミンなので、1日に800mgが耐用上限量です。
摂取量: 1日に「100mg〜200mg」
→ 関連記事「最強の抗酸化物質『ビタミンE』」
☆ビタミンA
ビタミンAは、肌の乾燥・色素沈着を防ぐ効果があります。
また、粘膜の応対を正常に保つ効果もあります。
ビタミンAは、食事で十分足りている栄養素です。
→ マルチビタミンを摂れば必要な量は入ってる
→ 関連記事「免疫力を向上させる『ビタミンA』」
◎ミネラル
上記で説明した「ビタミン」が、体内で正常に働くためには、「補酵素型」になる必要があります。
そして、ビタミンが補酵素型になるときに「ミネラル」が必要になるのです。
市販のマルチビタミンが、ミネラルとセットで売られているのは、このためですね。
タンパク質・ビタミン・ミネラルを「摂るのがめんどくさい」という人は、「プロテイン」+「マルチビタミンミネラル」で摂りましょう。
最初に含有量を調べて、上記で紹介した量に当てはまるものを選べば大丈夫です。
■栄養摂取で肌荒れが改善しないケース
☆栄養摂取で肌荒れが改善しないケース
- 疾患の合併症
- 薬の副作用
- 環境的ストレス(湿度・乾燥)
対策としては、肌に与えるストレスを積極的に避けるようにする、保湿液を塗るのが効果的です。
また、肌荒れ改善には、「睡眠」がめちゃめちゃ大事になります。
睡眠学会では、1日に最低でも「7時間15分の睡眠」を確保しましょうと言っています。
肌のゴールデンタイムは、22時〜2時と言われたりしますが、そこまで気にしなくても大丈夫です。
大事なのは、時間帯ではなく、睡眠リズムや量だからです。
■不足している栄養素を知る方法
☆不足している栄養素を知る方法(数値)
- GOT/GPT:肝機能の数値 → ビタミンBが不足
- LDH:肝機能の数値 → ナイアシンの過不足
- ALP:亜鉛の過不足
- コリンエステラーゼ:肝機能 → タンパク質の合成、インスリン抵抗性
- BUN:腎機能 → タンパク質の代謝
- クレアチニン:腎機能 → 筋肉量
■まとめ【サプリメントに頼ろう!】
今回は、「肌荒れ」を改善するための栄養学的アプローチを解説しました。
肌荒れの改善に必要な栄養素は、食事だけで摂ることは難しいです。
なので、無理して食事だけから摂ろうとせず、サプリメントを活用しましょう。
栄養が足りないことが原因で肌荒れを起こしている人は、「プロテイン」+「マルチビタミンミネラル」で解決するはずです。
今までサプリメントを試したことない人はこの機会に是非、試してみてください!
◎要点まとめ
最後に簡単にまとめておきます。
要点まとめ
- 肌荒れを改善する栄養素は「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」
- 食事から必要な量を摂ることは難しいので「サプリメント」を活用する
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事があなたのお役に立つことができたのなら幸いです。