栄養学 栄養素解説

粘膜を強化し”免疫力”を向上させる『ビタミンA』【メガビタミン】

✔︎ この記事を読むと解決できる悩み

・『ビタミンA』の効果は?

・『ビタミンA』の摂取方法が知りたい!

・過剰摂取があるって聞いたけどホント?

趣味筋肉
こんな悩みを解決できる記事を書きました。

今回の記事は、「高タンパク・低糖質食」で目覚ましい実績を上げている”藤川徳美”医師の書籍『メガビタミン健康法』、筋肉博士”山本義徳”先生の書籍『アスリートのための最新栄養学(下)』を参考にしています。

 

「健康のためにビタミンが大事!」「食事だけで必要量を摂るのは不可能」というのは、理解できる。

とは言っても、サプリメントで摂ると過剰摂取による副作用」が怖い。

 

今回、解説する『ビタミンA』には、実際に『過剰症』があります。

 

ですが、この記事を読めば『過剰症』を心配することなく、安心して『ビタミンA』を摂取することができるようになります。

ぜひ最後まで読んで『ビタミンA』について理解してください!

 

粘膜を強化し”免疫力”を向上させる『ビタミンA』とは?

 

「ビタミンA」は、化学名で『レチノール』といいます。

「レチナ(網膜)」にちなんで付けられました。

 

「ビタミンA」は、大きく”3つ”に分類されます。

1. 『レチノール』

2.『 レチナール』

3. 『レチノイン酸』

 

1. 『レチノール』は、薄暗いところで、視力を保つ働きを支えます。

2. 『レチナール』は、上皮細胞で、発がん物質の作用を軽減します。

3. 『レチノイン酸』も、”がん”と闘う成分です。

 

『ビタミンA』の効果

・(1)免疫力の向上

・(2)筋肉の成長を促進する

・(3)抗がん作用

『ビタミンA』の効果を、1つずつ解説します。

 

(1)免疫力の向上

ビタミンAに求める1番の効果は、”免疫力の向上”です。

鼻水やくしゃみ、咳などで排除できなかったウイルスは、体内に侵入してきます。

このときに、最前線でウイルスと闘うのは『粘膜』です。

 

ビタミンAが不足すると、『粘膜』が乾燥して傷つきやすくなり、ウイルスの侵入に対応できなくなります。

そのため、感染症になったり、炎症を起こしたりします。

 

ビタミンAを摂取することにより、『粘膜』が強化され、”免疫力”を向上させます。

 

(2)筋肉の成長を促進する

ビタミンAは、『IGF-1』レセプターに結合して、筋肉の合成のスイッチになる『mTOR』を活性化する作用があります。

免疫力も向上するので、風邪になりにくくなり、安定的にトレーニングを行うことも可能になります。

 

(3)抗がん作用

ビタミンAには、細胞の分裂を正常に保つ働きがあります。

「がん」は細胞分裂が異常な速さで進む病気です。

そのことから、ビタミンAは”抗がん作用”があると言われています。

 

『ビタミンA』の摂取方法

 

サプリメントとして「10,000IU」程度の摂取であれば、まず副作用の問題はなく、十分な効果を得ることができます。

 

”藤川徳美”医師のオススメの摂取方法

・1日の摂取量:「10,000IU」で開始。(最大「50,000IU」まで増やす)

・摂取の上限:「75,000IU」〜「100,000IU」

・妊娠中の人:上限が「10,000IU」

・必要量の”個体差は10倍”以上ある

オススメの『ビタミンA』はこちら

 

『ビタミンA』を多く含む食品:レバー、にんじん、かぼちゃ、さつまいも、卵黄、乳製品など

 

『ビタミンA』の”量”の計算方法を知ろう

ビタミンAの”量”について考えるときは、「1. レチノール」の活性の量で考えます。

これをRAE(レチノール活性当量)』といいます。

 

体内では、『⒈ レチノール』は、『2. レチナール』となり、『2. レチナール』は『3. レチノイン酸』になります。

ですが、摂取したビタミンAがすべて『レチノイン酸』になるのではなく、それぞれで効果を発揮して、必要な分だけ変換されます。

 

「β-カロテン」「α-カロテン」「クリプトキサンチン」など(ビタミンAの前駆体)は、『プロビタミンA』と呼ばれ、体内で『2. レチナール』を作り出します。

これらも合わせて、RAE(レチノール活性当量)とされます。

つまり、ビタミンAを計算するときは「β-カロテン」などの「プロビタミンA」も含めて計算します。

 

サプリメントとしてのビタミンAは、ほとんどが『レチノール』です。

ですので、細かく気にする必要はありません。

 

サプリメントなどのラベルに書いてある単位は、「IU」、「μg」、「mcg」があります。

1 IU = 0.3 μg(mcg)』となります。

 

過剰摂取による副作用

 

ビタミンAは、摂りすぎると『過剰症』が起こります。

過剰症の症状:脱毛、皮膚が剥がれる、筋肉痛、頭痛、唇の炎症、胃痛、結膜炎など

 

ビタミンAは、体内でタンパク質と結合しています。

『過剰症』を起こすのは、体内で単独で存在するビタミンAです。

つまり、「ビタミンA」と「タンパク質」が結合している限り、過剰症は起きないということです。

 

ビタミンAを”メガ量”摂る場合は、「タンパク質の摂取」が大前提です。

高タンパク食をしていれば、ビタミンAの過剰症になることは、ほとんどありません。

 

厚生労働省が定める『推奨摂取量』

男性:900μg(3,000IU)

女性:700μg(約2,300IU)

 

”藤川徳美”医師の、現在の摂取量は「25,000IU」です。

アメリカの医師”クレナー”は「75,000IU』を15年間継続していますが、なんの副作用もないそうです。

どのくらいで『過剰症』になるのか?

強いていえば「100,000IU』を長期間、漫然と摂取すると『過剰症』が起きる可能性があります。

 

『ビタミンA血中濃度』の個体差は10倍!

脂溶性ビタミン全般に言えることですが、特にビタミンAは”必要量の個体差”が大きいビタミンです。

25人に「134,000μg(40,200IU)」のビタミンAを投与して、血中濃度を測定した記録では、なんと”10倍もの個体差”があることがわかりました。

 

”藤川徳美”医師は、自分の身体で「100,000IU」をお試し期間として、1ヶ月継続したところ、手足がかゆくなる『過剰症』が出てきたそうです。

そのため現在は、「25,000IU」にしているそうです。

”藤川徳美”医師の家系は、がんの家系ではないため、高用量のビタミンAは必要ないと判断したそうです。

 

「”がん”は遺伝」と、聞いたことあると思います。

親族に”がん”になった人がいるという人は、普段から”高タンパクの食事”をして、1日で『100,000IU」を目指して摂るといいでしょう。

 

適切な量の『ビタミンA』で健康になろう!

 

ほとんど心配ないですが、何も考えずに、大量に摂取し続けると『過剰症』の恐れもあります。

 

サプリメントとして、「10,000IU」なら、過剰症の心配もなく十分な効果を得ることができます。

ビタミンAの必要量には、10倍もの個体差があります。

まずは「10,000IU」程度から始めて、少しずつメガ量に近づけていきましょう!

 

『健康』のためには、ビタミンAの摂取だけでは足りません。

より健康になりたい人、アンチエイジングに興味のある人は”藤川徳美”医師が薦める『メガビタミン』を実践してみましょう!

 

『メガビタミン』のやり方を知りたい人は、下記の記事を読んでみてください!

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趣味筋肉(しゅみきん)

筋肉・栄養オタク|2019年JBBFメンズフィジーク県2位|フィットネスライター|筋トレ初心者でも”即実践可能な栄養学”を発信|健康的にバルクアップ・ダイエットしたい人向けの栄養記事を書いてます!|月間1.5万PV以上

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