最後まで気を抜くな!
この記事を読むと分かること
• コンテスト当日の「食事のタイミング」
• コンテスト当日の「塩・水分の摂り方」
僕は筋トレ歴6年目でフィジークのコンテストにも出場しています。
2019年JBBFフィジークで県2位になっており、自称「減量のプロフェッショナル」です。
僕自身のコンテストの経験や書籍で学んだこと、一流選手のセミナーや経験談をもとに、
コンテスト当日の『食事のタイミング』と『塩・水分摂取』を解説していきます。
コンテスト当日の「食事」
辛く長い減量期間を乗り越えてきたのに、「コンテスト当日の食事で失敗した」
そんなことになったら、悔やんでも悔やみきれません。
ですので、今回はコンテスト当日の『適切な食事のタイミング』『塩・水分摂取』を紹介します。
「カーボアップだ!」と言って食べまくっても“むくんで終わり”です。
ここまできたら最後まで、欲望を我慢して、ベストなコンディションでステージに上がりましょう!
「食事」のタイミング
コンテスト当日の食事で、”いちばん大事なこと”は「食事をするタイミング」です。
自分が”ステージに上がる時間”をしっかりと把握しておきましょう。
コンテストのステージは「予選」と「決勝」の2回です。
1日に摂取する食事を、2回のステージに合わせて摂るようにします。
ステージが午前中の場合は、早起きして食事を摂りましょう。
コンテスト当日「筋肉の張りがいい感じ」なら、”むくみの原因”にもなるので無理してカーボアップする必要はありません。
ポイント
• ステージの”1時間前”までに「3回」に分けて摂る
→ ステージ直前に食べるとお腹が張ってポージングに悪影響が出る
• 食事の間隔は”2〜3時間”空ける
→「消化」と「グリコーゲンの補給」のため
• 食事の量は”少なめ”に設定する
→ 「むくみ」や「筋肉の張り具合」を確認しながら増やしていく
「カーボアップの方法」は、下記の記事で解説しています。
→ 関連記事『カーボアップの教科書』
「食材」は”なるべく変えない”
「有名なあの選手が食べていたから」
「カーボアップだから、和菓子、ポテチ、コーラだ!」
このような考えで、適当な食べ物を食べるのは”危険”です。
「むくみ」や「便秘」の原因になります。
慣れていない食材を、”ぶっつけ本番”で試すのはやめておくのが無難です。
普段から自分が食べているような食材で「カーボアップ」をしましょう!
おすすめ食材
■「炭水化物」
→ お米、お餅、ライスケーキ、ドライフルーツ、メープルシロップ、あんこ
■「タンパク質」「脂質」
→ ステーキ、そぼろ、プロテインバー
■「その他」
→ トマトジュース、プルーン、スイカ(カリウムが豊富)
→ ポテチ、せんべい、チョコレート(塩分や脂質)
コンテスト当日の「塩・水分摂取」
コンテストのコンディション作りで、多くの選手の頭を悩ませているのが「むくみ」です。
むくみの原因は、塩分と水分のバランスですが、人によって全然違うのが”やっかい”なのです。
今回は、多くの人にあてはまる「塩・水分調整」を解説します。
「塩」の摂取方法
コンテスト当日は、塩は“少し多め”に摂るようにしましょう。
なぜなら、パンプアップには「ナトリウム(塩)」が必要だからです。
「全然パンプアップしない」
「大会後に爆食いして、翌日にベストコンディションになった」
このような人は、「塩が足りていなかった」のです。
ポイント
• ナトリウムの摂取量:1,000kcalにつき「1g」をパンプ前に摂る
→ ステージまでに1,000kcal食べたら、パンプ前に1gのナトリウム(塩:2.5g)を摂る
• 食事に使う塩分はいつも通りでよい
→ 味無しのお肉にする必要はない
• 「塩」と「ナトリウム」は、計算方法が違う
→ 「塩1g」=「ナトリウム0.4g(400mg)」
コンテスト”前日まで”の「塩抜きの方法」は、下記の記事で解説しています。
「水分」の摂取方法
世間一般的に言われている、数日間、水をまったく飲まない「水抜き」は必要ありません。
むしろ、パンプしない、足が攣るなどの悪影響の方が大きいです。
ですので、前日まで普通に「水分」を摂るようにしましょう。
どうしても不安な人は、ステージの12時間ほど前から”控える”ようにすればいいでしょう。
コンテスト当日は、口を湿らす程度の水分を摂ります。
多くても「摂取した糖質1g × 水分3g」このくらいを目安にしましょう。
しかし、普段から身体が”水っぽい人”は、しっかりと水抜きを行ったほうがいいでしょう。
ポイント
• 過剰な”水抜き”は必要ない
→ パンプしない、筋肉の痙攣の原因になる
• コンテスト前日までは”普通の量の水分”を摂る
→ 心配な人は、ステージの12時間前から水分摂取を控える
• コンテスト当日は”口を湿らす程度”の水分を摂る
→ 多くても「摂取した糖質1g × 水分3g」
「水抜きの方法」は、下記の記事で解説しています。
まとめ【何回もコンディションをチェックしよう】
コンテスト当日の『食事・塩・水分の摂取方法』を解説しました。
間違った「カーボアップ」「水抜き・塩抜き」で、苦労して絞った身体を台無しにするのは“もったいない”です。
今回紹介した方法は、一流選手のセミナーや経験談から学んだ「失敗しない方法」です。
ぜひ、コンテスト当日の食事・塩・水分摂取の参考にしてみてください!
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
この記事が、あなたのお役に立つことができたのなら幸いです。