試合前の気分転換は絶対にNG
この記事で解決できるお悩み
✔︎ 大事な試合前にやってはいけないことって何?
✔︎ 逆に、試合前は何をやったほうが良いの?
この記事は、東京大学教授、理学博士の”石井直方”氏の『筋肉まるわかり大事典』を参考にしています!
この記事を読むことで、『ついやってしまいがちな試合前のNG行動』を知ることができます。
ぜひ最後まで読んで、試合で最高のパフォーマンスを発揮しちゃってください!
試合で最大限の筋力を発揮するために『やってはいけないたった”1つ”のこと』
大事な試合で、最大のパフォーマンスを発揮しようと思ったら、『筋肉が疲労していない状態をつくること』がなにより大事になります。
つまり、『筋肉のコンディショニングが重要』ということです。
✔︎『試合前にやってはいけないこと』
•(1)試合の直前までトレーニングをする
•(2)気分転換で、やり慣れていないトレーニングをする
上記の1つ目は、感覚的に理解している人は多いと思います。
ですが、問題なのは2つ目の『やり慣れていないトレーニングをする』ということです。
なぜ、やり慣れていないトレーニングがNGなのか、解説します。
”やり慣れていないトレーニング”は絶対NG
試合の1〜2日前に、強いトレーニングをすると疲労が残ってしまうから”軽めのトレーニングをする”のはいいです。
ですが、せっかくだから気分転換も兼ねて「目新しいことでもやってみよう!」と、やり慣れていないトレーニングをするのは絶対にNGです。
なぜなら、やり慣れていないトレーニングを行うと、『軽くやったつもりでも、知らないうちに筋力が80%くらいに落ちてしまうことがあるから』です。
ストレッチをしただけなのに、次の日に筋肉痛になった経験とかありませんか?
人間の身体は、慣れていない刺激が入ると、疲労を感じやすいようにできています。
特に「エキセントリック」の動作が含まれるトレーニングは、悪影響が出やすいと言われれています。
ポイント
• 試合前に気分転換で「やり慣れていないトレーニング」は、絶対にNG
試合前はどんなことをすればいいの?
結論から言うと、『試合前は特別なことはせず、いつも通りのメニューをこなす』のがベストです。
大事な試合前は、何か特別なことをやりたくなります。
ですが、特別なことをしても、急激に成長することはありません。
ですので、『コンディショニングを整えること』に注力してください。
✔︎『試合前にやるべきこと』
•(1)いつも通りのメニューをこなす
•(2)栄養のある食事を摂る
ひとつずつ、簡単に解説します。
試合前はいつものメニューを軽めに行う
トレーニングに関しては、上記で説明したように『やり慣れていないトレーニング』は絶対にNGです。
理想的なのは、『3日前から完全オフにして、疲労をしっかりと抜くこと』です。
しかし、”なにもしない”と不安になると思います。
ですので、やるとしてもいつものメニューを軽めに行うようにしましょう。
ポイント
• 少なめのセット数で行う
• 回数を減らす
• いつもより軽い負荷で行う
• 短い時間で行う
• 睡眠時間をしっかりとる など
試合前のオススメの食事
試合前の食事は、なるべく「炭水化物」を中心に摂ったほうが良いでしょう。
持久力が問われる競技の場合は、「カーボローディング」のような方法も効果的です。
カーボローディング
2種間ほど前から炭水化物を制限した状態でトレーニングし、筋肉中のグリコーゲンを減らしておいてから、一気に炭水化物を摂取する。
それにより、筋肉のスタミナの元であるグリコーゲンが通常以上に装填される。
それから、「ミネラル」の摂取も重要です。
「果物」を意識的に摂取するようにすると、カリウム、糖質、水分がバランスよく吸収でき、筋肉の状態がよくなります。
そして、「塩分」の摂りすぎは注意が必要です。
「塩分」を摂りすぎると、体の水分量が増え過ぎてしまい、筋肉の興奮性が落ちることもあります。
まとめ
試合前に、やってはいけないたった”1つ”のことは、理解できましたか?
『試合前のやり慣れていないトレーニングは絶対にNG』
これだけ覚えておいてください!
大事な試合前は、つい特別なことやりたくなってしまいます。
ですが、最高のパフォーマンスを発揮するために重要なことは『いつも通りのメニューをこなすこと』です。
この記事で学んだことをぜひ、試合前のコンディショニングに生かしてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が、あなたのお役に立つことができたのなら幸いです。