✔︎ この記事を読むと解決できる悩み
・プロテインを飲むと体臭がキツくなるってほんと?
・プロテインは飲みたいけど、臭くなりたくない
体臭が臭くなるのは、原因があります。
「あのマッチョくさ〜い」と言われないようにしっかり対策をしましょう!
プロテインを飲むと『体臭』がキツくなる?!
プロテインを飲むと体臭がキツくなるのか?
”結論”から言います。
プロテインを飲むと”体臭はクサく”なります!
体臭がクサくなるといっても、いつでも、どんなときでも臭いという訳ではありません。
臭くなるのは、「おなら」と「汗」です。
「おなら」は基本的に臭いですが、プロテインを飲み始めてからの「おなら」は”テロリスト級”の臭さです。
そして、運動をすると出る「汗」も臭くなります。
ではなぜ、「おなら」と「汗」が臭くなるのでしょうか?
臭くなる『原因』を解説します。
体臭がキツくなる原因(おなら編)
体臭(おなら)がクサくなる原因は『消化不良』です。
飲んだプロテインが、腸でうまく吸収されないと、腸内に残って”発酵”します。
「プロテイン」=「タンパク質」なので、発酵するとクサくなります。
「卵」や「お肉」も腐ると、クサくなりますよね?
それと同じです。
そのため、腸内のガスが「おなら」として、放出されると「腐った卵」のような臭いがするのです。
体臭がキツくなる原因(汗編)
体臭(汗)がクサくなる原因は『アンモニア』です。
プロテインを飲むと、代謝の過程で『アンモニア』を発生させます。
アンモニアは人間にとって”毒”なので、体内で無毒の『尿素』に変換して、「汗」や「尿」で体外に排出されます。
これを『オルニチン回路』または『尿素回路』と呼びます。
通常の場合、アンモニアはオルニチン回路で処理されるので、「汗」や「尿」として出てくることはほとんどありません。
しかし、大量にプロテインを飲むと、オルニチン回路の”キャパ”を超えてしまいます。
そのため、アンモニアを含んだ「汗」が出てきます。
”アンモニア臭”のする「汗」が、体臭をクサくしてしまうのです。
体臭がキツくならないための『対策』
・(1)腸内環境を整える
・(2)オルニチン回路(尿素回路)を活性化させる
これら2つが正常に働けば、「汗」「おなら」も元に戻ります。
(1)腸内環境を整える
腸内環境が悪くなる1番の原因は、『大量のプロテインを飲むことによる消化不良』です。
ですので、プロテインの”1回の摂取量”を少なくすれば、この問題は解決できます。
プロテインの摂取量は多くても、「1回で体重×0.5g」程度にしましょう。
体重70kgの人なら1回で35gです。
→「1回の食事で吸収できるタンパク質の量は20gってホント?」1回のタンパク質のベストな摂取量とは
腸内環境が悪くなる2つ目の原因は、『腸内細菌のバランスの乱れ』です。
通常は、善玉菌:2 悪玉菌:1 中間菌:7
このような腸内細菌のバランスになっています。
タンパク質は”悪玉菌のエサ”になるので、プロテインを大量に飲むことにより、腸内細菌のバランスが崩れます。
そのため、腸内環境が悪くなり、消化不良が起こるのです。
ですので、腸内細菌のバランスを保つため、善玉菌を含む、ヨーグルトや納豆、キムチなどの「発酵食品」を意識して摂るようにしましょう。
(2)『オルニチン回路(尿素回路)』を活性化させる
”有毒”である『アンモニア』が、”無毒”の『尿素』へ変換される回路を『オルニチン回路(尿素回路)』と呼びますが、
この『アンモニア』から『尿素』になるときに、重要なのが『アルギニン』です。
『アルギニン』を摂取することにより、『オルニチン回路(尿素回路)』は活性化します。
”体臭が気になる人”は、サプリメントとして、「1日に5〜9g程度」摂取するようにしましょう。
筋トレしてる人が飲んでいる『ホエイプロテイン』にはアルギニンが少ないです。
大豆から作られた『ソイプロテイン』はアルギニンを多く含んでいます。
ですので、『ホエイプロテイン』から『ソイプロテイン』に変えるのも、1つの手かもしれません。
→『アルギニン』について。効果や摂取量、副作用、摂取タイミング
正しくプロテインを摂取すれば体臭はキツくなりません
体臭がキツくなる原因は、プロテインを大量に飲むことによる『消化不良』でした。
今回紹介した方法で、プロテインを摂取していれば、「汗」や「おなら」が臭くなることはありません。
それでも、気になるという人は、『アルギニン』の摂取や、『ソイプロテイン』に変えるなど試してみるのが良いかと思います。