この記事を読むと分かること
- 2つの「レストポーズ法」の比較
- レストポーズ法の「論文解説」
筋肥大に効果的な「レストポーズ法」
あなたは正しく理解していますか?
今回は、「面白いレストポーズ法の研究」があったので紹介します。
もし、根拠もなく適当に回数設定などをしているのなら、この記事を読む価値はあると思います。
■2019年7月 「レストポーズ法」の研究
参考論文:「一時停止と従来の複数セットの筋力トレーニング後の筋力と筋肉の適応」
対象:トレーニング経験者
重量設定:1RMの80%の重量を使用して、以下のトレーニングで比較
①のグループのトレーニング
6rep → 2分休憩 → 6rep → 2分休憩 → 6rep
『6rep×3set 合計18rep』のトレーニング
②のグループのトレーニング
自力で限界まで(例えば8rep) → 20秒休憩 → 自力で限界まで(例えば4rep) → 自力で限界まで(例えば3rep)→ 自力で限界まで(例えば3rep)
『レストポーズを利用した 18rep×1set』のトレーニング
※トレーニングボリュームは同じ
◎結論
上半身(腕と胸):①と②どちらも同じくらい筋肥大した
下半身(大腿部):②の方が大幅に筋肥大した
☆下半身について
①は、平均1%の筋肥大
②は、平均11%の筋肥大(①の方法の11倍!)
■まとめ【ボリュームが一緒でも筋肥大の効果が違う】
今回の研究は、「追い込むトレーニング」VS「追い込まないトレーニング」とも言えます。
「トレーニングボリュームが同じなら筋肥大の効果も同じ」
近年は、このような意見が多いです。
しかし、今回の研究の結果は、②のトレーニング方法の一般的なイメージでの"追い込むトレーニング”のほうが筋肥大の効果がありました。
今回の研究から学べることは「二元論で語るのはやめようよ」ということです。
トレーニング理論に、正解はありません。
「追い込むトレーニングが正義」「トレーニングボリュームが絶対」など、考えを固執するのはやめて、柔軟な考えを持ったほうが、効率的に筋肥大をすることができるでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事があなたのお役に立つことができたのなら幸いです。