このような疑問を解決します。
✔︎ この記事を読むと分かること
・脱水による、身体への悪影響とは
・1日にどれくらい『水』を飲んだら良いのか
・マッチョが大量の『水』を飲んでいる理由
『脱水』は身体に多大な“悪影響“を与える
人間の身体は、体重の“約60〜70%“が『水分』と言われています。
体重70kgの人なら、42〜49kgです。
そのうち発汗や尿、便により、1日に“約2.5リットル“の水分が排出されます。
『脱水』が身体に与える悪影響
体内の水分は“数パーセント“失うだけで、身体に多大な悪影響を及ぼします。
体内の『水分』を失ったときの症状
「喉の渇き」を感じる → 軽い脱水の状態
「2%」失う → パフォーマンス能力の低下
「5%」失う → 脱水症状、熱中症
「10%」失う → 筋肉の痙攣、循環不全
「20%」失う → 死に至る
人間は“2〜3週間“なら、食べ物がなくても『水』さえあれば生きていけます。
しかし、『水』がないと“4〜5日“で死んでしまいます。
それほど人間にとって『水』は大事なものです。
1日2リットルでは全然足りない?!
「毎日コップ8杯の水を飲もう」
「毎日2リットルのペットボトルを飲み干そう」
このような言葉を聞いたことあると思います。
これは、「運動」や「トレーニング」をしていない人の場合です。
運動を日常的にしている人や、筋肉量の多いトレーニーは“別の話“です。
・運動やトレーニングでの“発汗“や“呼吸“での水分の排出が多い
・たくさんの栄養の“代謝“に必要
・筋肉の“成長“や“回復“に必要
これらの理由によりトレーニーは、
一般的に必要と言われている『水』の量だと全然足りないのです。
“運動をしていない人“が必要な1日の『水』の量とは?
運動やトレーニングをしていない人が“1日に必要“な『水』の量を表しています。
上記の表では、体重70kgの人で“約3リットル“の『水』が必要です。
みなさんが普段している「食事」にも、水分が含まれています。
1日3食の食事で、“約1リットル“の水分が摂取できていると言われています。
「1日3食の水分(1リットル)」+「2リットルのペットボトル」=「約3リットル」
たしかに、1日に「2リットルのペットボトル」を飲み干せば、必要な量の『水』は摂れている計算になります。
ですがこれは「運動」も「トレーニング」もしていない人の場合です。
“トレーニングしてる人“が1日に必要な『水』の量とは?
トレーニング後に摂取したい『水』の量は、“失われた水分量の150%“です。
トレーニング前後の体重差が“500g“だった場合、“750ml“の水分補給が必要になります。
目安として、運動15分あたり“233ml“の『水』が必要と言われています。
1時間のトレーニングでは“932ml“の水分が必要です。
体重70kg、1時間のトレーニングをするトレーニーの場合
1日に“4リットル“の『水』が必要です。
筋肉量も多い、トレーニングもしている人の場合
1日に“4〜5リットル“の『水』が必要です。
「マッチョ」はなぜ大量の『水』を飲むのか?
『高強度のトレーニングをしている』
・発汗量が増える
・1時間ごとに1〜4%相当の水分が体外に排出される
『筋肉量が多い』
・筋肉の成長や、回復の過程で『水』が必要
『カフェインを摂取している』
・カフェインには利尿作用があるので、脱水になりやすい
『脱水症』とは?
『脱水症』とは、“血液量が減少“し、“体温が上昇“する症状です。
運動中に脱水症になると、“グリコーゲンの消費“が異常に早くなるので、競技能力が低下します。
・血液量が減少 → 酸素の運搬量が減る。疲労物質や老廃物が排出されにくくなる。疲労回復や筋肉の発達の反応が悪くなる。
・体温が上昇 → 様々な器官が熱によりダメージを受ける。
水分補給によるプラスの効果
・血液量の維持
・体温の調整
・筋肉の収縮に不可欠
・筋肉の機能を正常に保つ
・競技能力の低下を予防する
・熱による負担を軽減する
適切な『水分補給』により様々な効果を得ることができます。
筋肉を成長させるため、疲労回復のため、パフォーマンス能力を発揮するために、適切な水分補給をしましょう!
まとめ
まとめ
・喉の渇きを感じる前に『水分補給』をする
・適切な水分補給をしないと、様々な悪影響が出る
・トレーニーは1日に“4リットル前後“の『水』が必要