このような疑問を解決します。
✔︎ この記事を読むと分かること
・『筋膜リリース』なんて”存在しない”理由
・『筋膜』は”どの部分”のことを言っているのか?
・『筋膜リリース』の正しい”やり方”や”タイミング”
『筋膜リリース』なんて存在しない?
『筋膜リリース』と言って、習慣的に”フォームローラー”を行う人が増えてきました。
ですが、多くの人は『筋膜』のことを理解していないと思います。
『筋膜リリース』=「筋肉と筋膜を”べりべり”と剥がす」
これは間違いです。
筋膜が筋肉から剥がれたら、ただの”肉離れ”です。
日本で『筋膜リリース』と言われているのは
”炎症”や”硬くなっている部分”に圧をかけて、和らげるためのテクニックの一つのことです。
『筋膜(ファシア)』ってどの部分のこと?
『筋膜(ファシア)』とは、「表皮」と「筋肉」の間にある、”何層もの組織のこと”を言います。
ですが世間的には「筋肉の周りに付いている、筋外膜、筋周膜、筋内膜のこと」を『筋膜』と言っています。
”何層もの組織のこと”を『筋膜(ファシア)』と言いますが、”筋肉の筋膜に限定する場合”は『マイオファシア』と呼ばれています。
人間の体は「皮膚」→「筋膜(ファシア)」→「筋肉」になっています。
筋肉には、筋外膜、筋周膜、筋内膜がありますが、皮膚の上からローラーでコロコロした程度で、筋膜には何の影響も及ぼしません。
もし、筋内膜を”1%圧縮”させたいなら、”約900kgの圧力”が必要と言われています。
『筋膜リリース』って何?
『筋膜リリース』=”炎症”や”硬くなっている部分”に圧をかけて、和らげるためのテクニックの一つのことです。
炎症が起きている部分があると、そこの組織に”厚み”が出てきます。
この”厚み”が、痛みや違和感の原因になります。
『筋膜リリース』が効果的な理由
『筋膜(ファシア)』の”85%は水分”で出来ていて、”網目状の線維”になっています。
・水分が足りなくなる
・ヒアルロン酸が足りなくなる
・内部組織の質や量、粘性の変化で高密度化する(癒着)
これらが起こると、”関節の可動域の低下”や”ケガの原因”になります。
『筋膜(ファシア)』は”スポンジ”のようなもので、”圧をかける”ことにより1度収縮し、元に戻るときに水分を引き込みます。
結果、『筋膜(ファシア)』の”動きが滑らか”になり、筋肉も滑らかに動かすことができるようになるという仕組みです。
『筋膜リリース』の正しいやり方
「フォームローラー」や「ドクターエア」を活用することで、『筋膜リリース』が可能になります。
『筋膜リリース』のやり方
- 「フォームローラー」や「ドクターエア」を床に置く
- ”ほぐしたい部分”にローラーを当てる
- ローラーを転がしながら”ポイント”を探る
- ポイントを見つけたら”10〜20秒程度"停止する
- 「痛気持ち良い」くらいの圧をかける
- 再びローリングをする
- ”1〜2分程度”でやって違う部分へ
どういう部分を行った方良いの?
✔︎『筋膜リリース』を行った方が良い部分
・筋肉の”つっぱり”や”張り”を感じる部分
・ゴリゴリした”トリガーポイント”と呼ばれる部分
・”痛み”や”違和感”のある部分
上記の部分を、「フォームローラー」や「ドクターエア」などでケアしましょう!
『筋膜リリース』っていつやれば良いの?
筋トレの前の”ウォームアップ”として行いましょう。
「筋トレ前のストレッチは”筋力を低下させる”って聞いたけど?」
このように思う人もいると思います。
『筋膜リリース』の目的は、”筋肉を伸ばすこと”ではありません。
・筋膜を柔らかくして、動きを滑らかにする
・血流を活発にする
これらのことが目的なので、”筋力には影響はありません”。
むしろ、関節の可動域が広がり、トレーニングのパフォーマンスも向上します。
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まとめ
まとめ
・『筋膜(ファシア)』=「表皮」と「筋肉」の間にある、”何層もの組織のこと”
・『筋膜リリース』=「筋肉と筋膜を”べりべり”と剥がす」これは完全に間違い
・『筋膜リリース』=”炎症”や”硬くなっている部分”に圧をかけて、和らげるためのテクニックの一つのこと
・『筋膜リリース』は筋トレの前の”ウォームアップ”として行いましょう!