意外と知らない「体脂肪の種類」
この記事を読むと分かること
- 体脂肪の種類
- 体脂肪それぞれの役割
- 有酸素運動が脂肪燃焼に効果的な理由
あなたは”体脂肪の種類”を説明できますか?
「体脂肪を減らしたい」という人は”体脂肪の種類”を知っておいて損はないと思います。
- 体脂肪
- 内臓脂肪
- 皮下脂肪
- コレステロール
- 中性脂肪
この記事では、これらの違いを分かりやすく簡単に解説しています。
■3種類の体脂肪
体脂肪:体に蓄積されている脂肪の総称
体脂肪率:体重の中で脂肪が占めている割合
これは、ほとんどの人が理解していると思います。
ですが、”体脂肪を3つに分類”することはできますか?
☆3種類の体脂肪
- 内臓脂肪
- 皮下脂肪
- 異所性脂肪
①内臓脂肪
内臓脂肪:”内臓周り”に付いている脂肪
腹筋(腹直筋)の内側についている脂肪です。
内臓脂肪は、ぽっこりお腹、いわゆる”リンゴ型の肥満”の原因になります。
ですが、内臓脂肪はエネルギーに変換しやすいので、短期間で減らすことができる脂肪になります。
よく言われる”年齢とともに落ちにくくなる”のは、この内臓脂肪です。
また、減らしやすい脂肪ではあるものの、臓器を守る役割があるので一定の厚さは必要です。
②皮下脂肪
皮下脂肪:腹筋(腹直筋)の外側に付いていて、お腹周りだけでなく全身につく脂肪
年齢に関係なく、生活習慣で蓄積量は変わってきます。
皮下脂肪は、体温をコントロールする役割があるので、「暖かいところにいる人よりも、寒いところにいる人の方が付きやすい」と言われています。
皮下脂肪は、エネルギーに変換しにくいので、内蔵脂肪よりも減らすのが難しいです。
要するに、お腹がだけ出ていて手足が細い人は、運動・食事制限で簡単に体質を改善することができる。
体全体に脂肪が付いている人は、長期間のアプローチが必要ということです。
③異所性脂肪
異所性脂肪:内臓脂肪・皮下脂肪のキャパシティを超えて”筋肉内”につく脂肪
代表的なものに、筋繊維の間に脂肪がつく「筋肉内脂肪」というものがあります。
分かりやすい例が、霜降りのステーキの赤身と赤身の間に”白いサシ”があると思います。
あの”白いサシ”が筋肉内脂肪というものです。
見かけの筋肉は太い、しかし、筋力は弱い。
このような人は、非収縮性の繊維(サシの入った筋肉)が多いということです。
ですが、筋肉内脂肪は、運動習慣があれば溜まりにくいものです。
週に4〜5回ジムでトレーニングする人には、ほとんど見られません。
反対に、デスクワークなどで運動習慣のない人は、溜まりやすい脂肪でもあります。
また、「脂肪肝」も、代表的な異所性脂肪です。
異所性脂肪が多い人の特徴として、インスリン感受性が低く、栄養を細胞内に取り込む働きが弱いというものがあります。
ですので、運動を習慣にするなど、インスリン感受性を高める生活に改善することがオススメです。
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■4種類の血液中の脂質
上記の3種類の体脂肪は、理解している人も多いと思います。
ここからが、ごちゃごちゃになりやすい「血液中の脂質」です。
☆血液中の脂質
- 中性脂肪
- 遊離脂肪酸
- リン脂質
- コレステロール
◎中性脂肪(トリグリセリド)
血液中の中性脂肪には”2種類”あります。
- 内因性トリグリセリド:体内(肝臓)で作られて血液中に放出される
- 外因性トリグリセリド:外部(食事)から取り込まれ、そのまま血液中に放出される
この中性脂肪は、一番スムーズにエネルギーになりやすい脂質です。
また、中性脂肪が分解されて、エネルギー源として血液中に存在する脂質が「遊離脂肪酸」です。
中性脂肪は、血液中に存在するものと、白色脂肪細胞として格納されているものが存在します。
◎コレステロール
テストステロンや女性ホルモンなどのステロイドホルモンの材料。
また、リン脂質と一緒に、細胞膜を構成する役割でもあります。
コレステロールは悪いイメージがありますが、体に必要不可欠な栄養素です。
■有酸素運動の方が脂肪燃焼しやすい⁉
結論からいうと、脂肪燃焼に一番効率的なのは”有酸素運動”です。
安静にしているときのエネルギー比率
→ 脂質:8割 糖質:2割
ですが、運動強度を上げるにつれて、この比率も変わってきます。
高重量でのスクワットやベンチプレス
→ 糖質が8〜9割になる
ですので、体脂肪を減らしたい人は、「脂質の利用割合の高い有酸素運動をするべき」となるのです。
→ 関連記事「効果的な有酸素運動のやり方」
■まとめ【減量・ダイエットに活かそう!】
今回は、意外と知らない”体脂肪の種類”を簡単に解説しました。
「体脂肪にはどんな種類があるのか?」を説明できるようになったと思います。
今回の内容を踏まえた上で、減量:ダイエットをすれば効率よく行うことができます。
ぜひ、ダイエットや減量に活かしてください!
◎要点まとめ
最後に簡単にまとめておきます。
要点まとめ
- 内臓脂肪:一定量は付くものの、短期間で減らすことができる
- 皮下脂肪:ゼロにはできない、減らすには長期間のアプローチが必要
- 異所性脂肪:代表的的なものが「筋肉内脂肪」「脂肪肝」
- 中性脂肪:血液中のもの、蓄えられてるものの2種類あり、エネルギーになりやすい脂質
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事があなたのお役に立つことができたのなら幸いです。