こんにちは、趣味筋肉です💪
筋トレをしている人で、お酒が好きな方もいると思います。
お酒は”少量なら体に良い”などと言われることもありますが、最近の研究ではお酒は少量でも体に悪いと言われています。
お酒は筋肉にも悪影響を与えます。お酒は筋肉にとっては”百害あって一利なし”です。
今回は、お酒が筋肉に与える影響を解説します。
[ad]
筋肉が増えるメカニズム
まずは、筋肉が増えるメカニズムを簡単に説明します。
人間の体は常に、”筋肉の合成”と”筋肉の分解”が行われています。
筋肉の合成量を増やす要因は、トレーニングによる筋肉への刺激やテストステロンやIGF-1などのアナボリックホルモンの分泌、適切な栄養摂取などが挙げられます。
筋肉の分解を増やす要因は、筋肉への刺激の不足や長時間栄養の摂取ができていない、ストレスによるコルチゾールの分泌などが挙げられます。
”筋肉の合成量”が”筋肉の分解量”を上回った状態が続いていると少しずつ筋肉が増えていきます。
お酒が筋肉に与える影響
2014年オーストラリアのREIT大学のParr etalらの実験
Parr etalらは筋タンパク質の合成を測定する技術を用いて、トレーニング後のアルコールの摂取が筋タンパク合成にどのような影響を与えるのか調査しました。
対象者
週に3回トレーニングを行なっている20代の男性8人
内容
トレーニング直後に
- プロテイン(タンパク質)のみを摂取するグループ
- アルコールとプロテイン(タンパク質)を摂取するグループ
- アルコールとマルトデキストリン(炭水化物)を摂取するグループ
このようにグループを分け、トレーニングの”2時間後”と”8時間後”の安静時に筋タンパク質の合成率を測った
結果
プロテインのみ摂取したグループに比べて
プロテインとアルコールを摂取したグループは24%筋タンパク質の合成力が低下
アルコールとマルトデキストリンを摂取したグループは37%筋タンパク質合成が低下
結論
トレーニング直後のアルコールの摂取は筋タンパク質合成の作用を減らすことが分かり、アルコールの摂取はトレーニング効果を抑制する。
そのためアルコールの摂取は回復とトレーニングおよびパフォーマンスに悪影響があると結論付けた。
2014年、オーストラリア・RMIT大学のParr etalの実験
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371%2Fjournal.pone.0088384
筋肉とお酒との付き合い方
お酒は筋肉に悪いからと言って、お酒好きな人は急にやめられるものではありません。
アルコールを無理してやめたことにより大きなストレスになるのなら、その方が筋肉や精神面でも良くありません。
アルコールの摂取はトレーニング効果を3割ほど低下させると研究結果はありますが、”ポジティブに考えれば7割は成長する”ということです。
僕を含め、筋トレをしている人のほとんどは、”人生をより良いものにするため”に筋トレをしていると思います。
”筋肉を増やしたい”というのと”お酒を飲みたい”このバランスを考えてどちらも適度に楽しむ。
これが、人生を豊かにするために1番良い方法だと思います。