サプリメント 栄養学

「ATP」を効率よく作るために必要な”3つ”の栄養素

 

ATPは、あなたの命の源です。

この記事を読むと分かること

  • ATPを作るのに必要な栄養素とは?
  • 脂肪を効率よくエネルギーにする方法

 

趣味筋肉
こんなことが分かる記事を書きました。

筋トレ6年目、2019年JBBFメンズフィジークでは”県2位”

オンラインサロンやセミナー、書籍、論文などで「栄養学」を学んでいる、栄養オタクトレーニーです。

 

私たちが、「栄養」を摂取する最終的な目的は『ATPを作ること』です。

 

ATPが作られなければ、エネルギーが足りなくなり、身体を動かすことができなくなります。

ですので、トレーニングをして大量にATPを消費しているトレーニーは「ATPを作り出す能力」を高めておくことが必要です。

 

この記事を読めば、『ATPを効率よく作るための栄養素』を理解することができ、ATPを作り出す能力を高めることができます。

 

ATP」を効率よく作るために必要な”3つ”の栄養素

 

「ATPを効率よく作ること」が、なぜ大切なのか?

一言で言うと、『ATPは体内に溜めておくことができないから』です。

 

日頃からトレーニングをしている人は、ATPを大量に消費しています。

つまり、ATPを作る能力を上げておかなければ、エネルギー不足に陥る可能性があるということです。

 

それでは、ATPを効率よく作るために必要な”3つ”の栄養素を紹介していきます。

 

■「水」

 

1つ目の、ATPを効率よく作るために必要な栄養素は「水」です。

 

人間の身体の「約60%」は「水分」でできています。

そのうち「2%」の水分を失うだけでパフォーマンスが低下、「5%」失えば脱水症状や熱中症、「10%」失うと筋肉の痙攣や循環不全、「20%」失うと”死”に至る、と言われています。

 

「水」が足りなくなると、血液量が少なくなり、ATPの合成や代謝も低下します。

そして、筋肉の回復も遅れます。

ですので、トレーニングをしている人は特に、こまめな水分摂取をして血液量を増やしておきましょう。

 

→ 関連記事『トレーニーが1日に必要な水の量』

 

■「糖質」

 

2つ目の、ATPを効率よく作るために必要な栄養素は「糖質」です。

 

糖質は、「最もATPになりやすい」栄養素です。

ATPを合成するのには「酸素」が必要ですが、糖質をエネルギーにする場合「解糖系」という経路があるので、酸素は必要ありません。

 

お金で例えると、すぐに使える「現金」や「電子マネー」みたいな感じです。

つまり、糖質を摂取すれば「効率よくATPを作ることができる」ということです。

 

また、唾液には「アミラーゼ」という、糖質を分解する酵素があります。

食べ物を摂取して1番最初の、口の中に「糖質の分解酵素がある」ほど、人間にとって糖質は大事な栄養素とも言えます。

 

■「コエンザイムQ10」

 

3つ目の、ATPを効率よく作るために必要な栄養素は「コエンザイムQ10」です。

 

コエンザイムQ10は、ミトコンドリアの電子伝達経路において、ATPの合成に重要な役割をしています。

簡単にいうと、ATPが合成される「最終段階で使われていますよ」という感じです。

 

コエンザイムQ10は、体内で合成される栄養素ではあるものの、20歳を過ぎたあたりから合成量が低下していきます。

ですので、サプリメントで補うのが妥当だと言えるでしょう。

 

1日の摂取量は「100mg。

運動能力向上が目的の人は「200〜300mg」の摂取で十分な効果を得ることができます。

 

→ 関連記事『食事よりもサプリメントで摂取すべき栄養素』

 

脂肪を効率よくエネルギーにする方法

 

脂肪を効率よく燃焼するためには、「脂肪をエネルギーにしやすくする必要」があります。

 

糖質をたくさん摂っていると、体内のエネルギーが満たされた状態なので、脂肪をエネルギーにしてくれません。

 

つまり、脂肪を燃焼する1番手っ取り早い方法は、糖質を抑えることです。

 

■「ファットアダプテーション」

 

「ファットアダプテーション」

聞いたことない人が多いと思います。

 

一言で説明すると、「糖質」の割合を減らして、「脂質」の割合を増やすことで脂肪の利用効率が上がるという考え方です。

糖質を減らせば、脂肪燃焼の効率が上がるというものですが「断糖」はオススメできません。

 

その理由を解説していきます。

 

■ 糖質を摂らないと「脂肪燃焼」できない?!

 

「糖質」を摂らないと、脂肪燃焼の効率は落ちます。

なぜなら、エネルギーになるグリコーゲンは「クエン酸回路」で作られているからです。

 

クエン酸回路は、糖質から作られる「オキザロ酢酸」というものも使っています。

しかし、糖質を摂らないと、このオキザロ酢酸が作られずグリコーゲンも作られません。

 

つまり、糖質を摂らないとグリコーゲンが作られず、脂肪燃焼の効率も落ちるということです。

 

まとめ【大切なのは水・糖・コエンザイムQ10】

 

今回は、ATPを効率よく作るために必要な栄養素を”3つ”消化しました。

  • 糖質
  • コエンザイムQ10

「水」は、「第六の栄養素」と言ってもいいくらい大事なものです。

ですが、ほとんどの人が意識的に摂取していません。

 

「糖質」も、計算してみると「意外と足りていない」ということが多いです。

「コエンザイムQ10」に限っては、相当なマニアトレーニーでない限り、摂取していないと思います。

 

ここまで読んでくれた人は、今一度『自分にはどの栄養素が足りていないのか?』を見直すきっかけにしてみてください!

 

■ 要点まとめ

 

最後に、簡単にまとめておきます。

 

要点まとめ

  • 栄養を摂取する最終的な目的は「ATPを作ること」
  • ATPを作るために必要な栄養素は「水」「糖質」「コエンザイムQ10」
  • 「断糖」は逆に脂肪燃焼の効率を下げる

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

この記事が、あなたのお役に立つことができたのなら幸いです。

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趣味筋肉(しゅみきん)

筋肉・栄養オタク|2019年JBBFメンズフィジーク県2位|フィットネスライター|筋トレ初心者でも”即実践可能な栄養学”を発信|健康的にバルクアップ・ダイエットしたい人向けの栄養記事を書いてます!|月間1.5万PV以上

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