ボディメイク 筋肉用語

生命を維持するために重要な『オートファジー』とは?簡単に説明します!

 

最近『オートファジー』という言葉を聞くことが多くなりました。

 

中田敦彦さんのYouTube大学の動画

【空腹こそ最強のクスリ①】一日3食は間違いだった?無理なく痩せる食事法

 

https://youtu.be/qxUwrcI79RU

 

この動画で大ブームとなっているのが

「ナッツ」と今回解説する「オートファジー」です。

 

この動画では「オートファジーは最強!!」みたいな感じで紹介されていましたが、

 

そもそも「オートファジーって何やねん」という疑問があります。

 

「オートファジー」について簡単に説明します

 

 

生命を維持するために重要な『オートファジー』とは?

 

『オートファジー』とは、細胞内にある”不要な物質を分解する”仕組みのことです。

 

例えば、体内のタンパク質を分解して”エネルギー”にしたり、食事からでは足りない”アミノ酸”を補ったりするためのものです。

さらには、細胞内に侵入した”病原菌などを分解”して浄化することで、さまざまな病気から生体を守っています。

 

「Auto=自ら」「Phagy=食べる」なので『自食作用』とも言われてます。

 

2016年、大隅良典さん(東京工業大学栄誉教授)の「オートファジーのメカニズムの発見」が

ノーベル医学・生理学賞を受賞し『オートファジー』という言葉が有名になりました。

 

オートファジーの仕組み

https://medicalnote.jp/contents/170713-003-KG

 

細胞内に”不要な物質”がみつかると、それらを包み込むための「隔離膜」ができます。

 

この隔離膜が”不要な細胞”を包み込み「オートファゴソーム」になります。

 

それに”分解酵素”を含む「リソソーム」と合体すると「オートリソソーム」になります。

 

そしてオートリソソームは内部の老廃物を分解し、タンパク合成や糖新生、エネルギー産生に使われます。

これが「オートファジー」です。

 

 

つまり、オートファジーは細胞内の”リサイクル業者”のような役割をしているのです。

 

オートファジーのはたらき

ポイント

  • 細胞内の”不要な物質”を除去する
  • 細胞内に侵入した”病原菌の侵入”を防ぐ
  • タンパク質を分解して、必要な”アミノ酸に変換”する

 

オートファジーが活性化するタイミング

 

体内の栄養レベルが低いとき

 

体内の”栄養レベルが低いとき”「血糖値を上げるホルモン」が分泌されます。

  • アドレナリン
  • コルチゾール
  • グルカゴン など

これらのホルモンは”オートファジーを活性化”させます。

 

逆に”栄養レベルが高いとき”「血糖値を下げるホルモン」”インスリン”が分泌されます。

インスリンは”オートファジーを抑制”します。

 

筋トレしてる人にとってはオートファジーは”敵”

 

筋トレしている人の目的は”筋肉を大きくすること”です。

オートファジーが活発になると”体内のタンパク質が分解”されます。

 

血中”アミノ酸レベルが高い”ときは、1時間あたり1%程度のタンパク質が分解され、

血中”アミノ酸レベルが低い”ときは、1時間あたり5%程度のタンパク質が分解されます。

 

筋肉を大きくするためにはタンパク質が重要なので、筋トレしている人はなるべくオートファジーは抑えたほうが良いです。

アミノ酸の”ロイシン”はオートファジーを抑えるために有効です。

 

筋肉を増やしたい人はタンパク質をこまめに摂取し、体内のアミノ酸レベルを下げないようにしよう

 

まとめ

 

まとめ

  • オートファジーは細胞内の”リサイクル業者”のような役割をしている
  • オートファジーは"ダイエットしたい人"にとっては有効
  • 筋肉を増やしたい人は"筋肉を増やすため"にもオートファジーは避けたい
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趣味筋肉(しゅみきん)

筋肉・栄養オタク|2019年JBBFメンズフィジーク県2位|フィットネスライター|筋トレ初心者でも”即実践可能な栄養学”を発信|健康的にバルクアップ・ダイエットしたい人向けの栄養記事を書いてます!|月間1.5万PV以上

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