スクワットは『キングオブエクササイズ』
この記事で解決できるお悩み
✔︎「ジャンプ力」を上げる方法を教えて!
✔︎「スクワット」がジャンプ力を高めるってホント?
✔︎ 努力で何cmくらいまでジャンプできるようになるの?
この記事は、東京大学教授、理学博士の”石井直方”氏の『筋肉まるわかり大事典』を参考にしています!
ジャンプ力は、鍛えかた次第で誰でも高めることができます。
この記事を最後まで読んで、『ジャンプ力を高める方法』を理解しちゃってください!
ジャンプ力を高めたいなら「スクワット」をやれ!
「ジャンプ力を高めるためには、どうしたらいいのか?」
この問題を解決するために、かなり昔からたくさんの研究が行われています。
今回は、『ジャンプ力を高めるトレーニングの研究を”2つ”』紹介します。
「ひたすらジャンプ」が効果的
若い人を集め、3つのグループに分けて行った実験です。
それぞれ異なったトレーニングを3ヶ月継続させる、という方法で行いました。
3ヶ月後、ジャンプ力が1番伸びたのは『グループAの”垂直跳び”のみ』のグループでした。
つまり、ジャンプ力を高めるなら『ひたすらジャンプをするのがベスト』ということになります。
しかし、これだと”つまらない”ですよね?
ということで、他の実験も紹介します。
「ジャンプ+スクワット」が1番ジャンプ力を高める
この実験も、3つのグループに分けて行いました。
この実験で、最もジャンプ力が伸びたのは、グループBの『ジャンプ+スクワット』でした。
つまり、トレーニングを1つだけしか選べないなら「ひたすらジャンプ」
ですが、1番効果的なのは「ジャンプ+スクワット」などの”複合トレーニング”ということになります。
さらに決定的にジャンプ力を伸ばす「プライオメトリック」
上記で、ジャンプ力を高める1番効果的な方法は「複合トレーニング」だと解説しました。
ですが、さらにジャンプ力を伸ばしたいなら「プライオメトリック・トレーニング」が最も有効です。
「プライオメトリック・トレーニング」とは?
「プライオメトリック・トレーニング」とは、『筋肉が収縮する前に素早く伸張すると、より大きな力が発揮される』という効果を利用したトレーニングです。
伸び縮みすることにより力を発揮する、「ゴム」をイメージしてもらうと分かりすいですかね。
※伸張-短縮サイクル(Stretch-Shortening Cycle・・・SSC)トレーニングとも呼ばれます。
たとえば、台の上から飛び降りてすぐにジャンプする「デプスジャンプ」がこれに当たります。
筋肉をギュっと引き伸ばして、パッと短縮させるトレーニングを繰り返すことで、筋肉にブースターをつけるイメージです。
筋肉にブースターをつける「プラオメトリック・トレーニング」は、ジャンプ力を高めるのに効果的ということですね!
ジャンプ力には「限界」がある?!
「プライオメトリック・トレーニング」がブースターをつけるとはいえ、当然ジャンプ力が無制限に伸びていくわけではありません。
バイオメカニクスの分野では、ヒトのジャンプ力の平均値は「60cm」といわれています。
世界最高記録は「160cm」です。
この数値は、とんでもない遺伝子が成せる数値なので、普通の人は「100cmくらいが限界」だといわれています。
「100cm」が限界ですが、計算上、「80cm」くらいなら鍛えれば誰でも飛べる高さです。
「できるだけ高く飛びたい!」という人は、80cmを目指して頑張ってみてください!
ちなみに、”石井直方”氏の計算によると、『一般体型の人が「1mジャンプ」するためには、地面を押す力が両足で「600kg」必要』とのことです。
まとめ
「ジャンプ力を上げるトレーニング方法」は、理解できましたか?
ジャンプ力を高めたい人は、ぜひ明日から「スクワット」や「プライオメトリック・トレーニング」を実践してみてください!
それでは、最後に簡単にまとめておきます。
まとめ
• ジャンプ力を高めるには「ジャンプ+スクワット」などの「複合トレーニング」が効果的
• さらにジャンプ力を高めたい人は「プライオメトリック・トレーニング」を行うとよい
• 垂直跳び「80cm」なら、誰でも目指せる数値
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
この記事が、あなたのお役に立つことができたのなら幸いです。