食わず嫌いの人が多い、ケトジェニックダイエット
この記事を読むと分かること
• ケトジェニックダイエットってなに?
• ケトジェニックダイエットの「メリット・デメリット」
僕は筋トレ歴6年目でフィジークのコンテストにも出場しています。
2019年JBBFフィジークで県2位になっており、自称「減量のプロフェッショナル」です。
コンテストに出場しているトレーニーで、『ケトジェニックダイエットを否定している人』は多く存在します。
しかし、否定する人の多くは、『やり方が間違っていて、ケトーシスにならなかった』というケースがほとんどです。
中途半端に短期間だけ試して、「自分には合わない」「トレーニーには向かない」と言っているのです。
噂だけで、ケトジェニックダイエットを”食わず嫌い”の人は、この記事のメリット・デメリットを読んで、自分に合いそうならぜひ試してみて欲しいですね。
「ケトジェニックダイエット」とは?
ケトジェニックダイエットを一言で説明すると、「脂質」から作られる「ケトン体」を主なエネルギー源にして、ダイエットを行なう方法です。
人間は通常、「糖質」を「グルコース」というものに分解してエネルギーにしています。
ですので、糖質が足りなくなるとエネルギー不足になります。
エネルギー不足の状態(飢餓状態)になると、人間の身体は「脂質」から「ケトン体」というものを作りだし主なエネルギーにします。
この「ケトン体」が主なエネルギー源になった状態を「ケトーシス」といいます。
そして、ケトーシスの状態でダイエットを行なう方法を「ケトジェニックダイエット」と言うのです。
実はコンテスト向き?!ケトジェニックダイエットの『メリット・デメリット』
「ケトジェニックダイエット」は、コンテストに出場しているトレーニーには”不人気な減量方法”です。
コンテストに出場するための減量方法の主流は、やはり高タンパク質、低脂質、中炭水化物で行なう「ローファットダイエット」ですね。
ではなぜ、「ケトジェニックダイエット」は不人気なのでしょうか?
おそらく、『食わず嫌いの人が多い』というのが、不人気な原因だと思います。
1度やってみたけど、「ケトーシスにならず、使用重量も落ちて筋肉量が落ちた」という苦い経験がある人も多いことでしょう。
ですが、正しいやり方で行えば”短期間で痩せる”、”筋肉量を維持できる”などのメリットがあります。
ここから、ケトジェニックダイエットのメリットとデメリットを紹介するので、試すかどうかの参考にしてください。
ケトジェニックダイエットの『4つのメリット』
メリット1つ目、『空腹感を感じにくい』
「ケトジェニックダイエット」は、消化の遅い脂質を大量に摂取するので、よほどの大食いの人でない限り、空腹感で悩まされることはありません。
ちなみに、「ローファットダイエット」は、めちゃめちゃお腹が空きます。
メリット2つ目、『脂質を含む美味しいものを食べることができる』
脂質の多いお肉、チーズ、ソーセージ、ナッツ類などをメインに食べることになります。
むしろ、脂質の摂り過ぎで、気持ち悪くなりますね。。笑
メリット3つ目『短期間で体重を落とすことができる』
糖質を摂らないので、水分が抜け、ケトジェニックダイエットを始めてすぐに2〜3kg落ちます。
そして、脂質を主なエネルギーにするので、脂質の代謝が上がって、脂肪燃焼の効率も上がります。
メリット4つ目『筋肉量を維持して減量できる』
「ローファット」から「ケトジェニック」にすることで刺激が変わり、身体の慣れを防ぐことができます。
ですので、摂取カロリーを極端に減らす必要がなくなり、筋肉量を維持することができるのです。
ケトジェニックダイエットはたくさんのメリットがあるので、やったことない人はぜひ試してみて欲しいですね。
✔︎『メリット』まとめ
- 空腹感を感じにくい
- 脂質をたくさん食べることができる
- 短期間で体重を落とすことができる
- 筋肉量を維持して減量できる
- 外食しやすい
- 食後に眠くならない
- 便秘にならない
- 肌荒れが良くなる
- 性欲が上がる
- 糖尿病の予防になる
ケトジェニックダイエットの『4つのデメリット』
デメリット1つ目、『お金が結構かかる』
脂質の多いお肉、MCTオイル、サプリメント類にかなりお金がかかります。
しかし、「ローファット」なら、胸肉、卵、お米などの、安い食材ばかりです。
デメリット2つ目、『洗い物がめんどくさい』
トレーニーは基本的に脂質の少ない食事をしているので、洗い物がめちゃ楽だと思います。
ですが、ケトジェニックを始めると食器類が”油でギトギト”になり、驚くほど洗い物が大変になります。笑
デメリット3つ目、『糖新生が起こりやすい』
糖質を摂らないので、身体がケトーシスの状態になるまでは、筋肉を分解して糖質を作り出す「糖新生」が起こりやすくなります。
なので、「MCTオイル」や「BHB」などのサプリを使って、なるべく早くケトーシスの状態にもっていく必要があります。
デメリット4つ目、『トレーニングの質が落ちる』
ケトジェニックを始めると、「筋出力が落ちる」「パンプ感がない」など、トレーニングの質が落ちることがあります。
ですので、「どうしてもトレーニングの質を落としたくない」という人には向かないですね。
→ ケトジェニックダイエットで必要な『サプリメントリスト』はこちら
✔︎『デメリット』まとめ
- お金が結構かかる
- 洗い物がめんどくさい
- 糖新生が起こりやすい
- トレーニングの質が落ちる
- ケトジェニック食が身体に合わない人もいる
- ケトン臭がする
- チートデイは存在しない
- リバウンドしやすい
まとめ【食わず嫌いな人はやってみて】
僕自身も、ケトジェニックダイエットは「糖質の摂取は○gまで」みたいな、食事管理が難しい方法だと勘違いをしていました。
いわゆる、”食わず嫌い”の状態でした。
ですが、実際にケトジェニックを試してみたら、「ローファット」よりも簡単でしたね。
糖質を摂らなければいいだけなので、”食べられる食材が多い”こともわかりました。
「ケトジェニックは難しそうだから、試したことがない」
このような人は”食わず嫌い”をせず、ぜひ「ケトジェニックダイエット」を試してみて欲しいですね。
→ 関連記事『ケトジェニックダイエットの入門書』
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
この記事が、あなたのお役に立つことができたのなら幸いです。
→ 関連記事『コンテスト3週間前「ケトジェニック」開始!!』