どこまでいっても、しょせんは「食品」
この記事を読むと分かること
- 男性と女性でサプリメンテーションは違うのか?
- 男性と女性で違うサプリメント
- 食事やサプリメントの量に注意
僕は筋トレ6年目、2019年JBBFメンズフィジークでは”県2位”でした。
オンラインサロンやセミナー、書籍、論文などで「栄養学」を学んでいる、栄養オタクトレーニーです。
サプリメントを購入するとき「女性用」「男性用」というパッケージを見たことあると思います。
「これらの違いってなんだろう?」
この記事では、男性と女性のサプリメンテーションの違いを、簡単に解説します。
男性と女性でサプリメントの摂取方法に違いはあるのか?
結論から言うと、サプリメントの摂取方法にほとんど違いはありません。
なぜなら、サプリメントの摂取量は、男性・女性ではなく「身体の大きさ」や「活動量」で決まるからです。
例えば、身長150cmで健康維持が目的の筋トレをしている男性と、身長180cmの女子バレーボール選手とでは、サプリメントの摂取方法は、まったく違ったものになります。
つまり、サプリメントの摂取方法に男性・女性は関係ない、ということになります。
■ 摂取方法が違うのは「鉄」だけ
サプリメントの摂取方法は、男性・女性に違いはないと言ったものの、1つだけ違う栄養素があります。
それが、必須ミネラルの「鉄」です。
「鉄」の、1日の推奨摂取量は、男性7mg、女性10.5mg(妊娠後期は20mg)と大きな差があります。
これは、月経や妊娠が関係しています。
よく見かける「女性用マルチビタミン」というのは、女性に必要な「鉄」を多めに配合したマルチビタミンのことです。
→ 関連記事『筋トレしてる人に「鉄」は必要ない?』
■ 男性・女性より「身体の大きさ・活動量」で決める
繰り返しになりますが、サプリメントは「身体の大きさ・活動量」で決まります。
1日に消費するエネルギーは、男性で2,600kcal程度、女性で2,000kcal程度です。
これはあくまで目安なので、男性でもまったく運動をしない人はもっと低いですし、女性でも活動的な人ならもっと高い数値になります。
サプリメントの摂取量は、自分の身体の大きさ・活動量を把握して決めるようにしましょう。
■ サプリメントは60kgの人を想定して作られている?
「サプリメントの裏に記載してある、推奨量を飲んでいればいいんだよね?」
このような疑問を抱えている人は多いと思います。
メーカーの推奨量を摂っていれば、問題ないのでしょうか?
サプリメントの裏に記載してある推奨量は、『体重60kgの人を想定している』と言われています。
メーカーによって違いはあると思いますが、この数字を参考にするのがいいでしょう。
■ サプリメントはあくまで「食品」
「体重60kgの人を想定してるってことなら、今までめちゃめちゃ過剰摂取してた」
このような人は、”副作用”が心配になると思います。
ですが、「その心配はない」と言っていいでしょう。
なぜならサプリメントは、どこまでいっても、しょせん「食品」だからです。
お肉やお米を食べすぎたからといって、副作用がおきますか?
おきないですよね?
あるとすれば、太るくらいですかね。笑
つまり、サプリメントの過剰摂取なんて、心配しなくても良いということです。
まとめ【自分に必要な量を見極めろ!】
今回は、『男性と女性でサプリメントの摂取方法に違いはあるのか』を、簡単に解説しました。
結論:男性・女性での、サプリメンテーションにほとんど違いはない。
「鉄」だけが、唯一違うくらい。
サプリメントの摂取方法で大事なことは「身体の大きさ・活動量」
これだけ覚えておけば大丈夫です。
あとは、実際にサプリメントを摂ってみて、自分で体調を見ながら、摂取量をコントロールしていくようにしてください!
■ 要点まとめ
最後に、簡単にまとめておきます。
まとめ
- 男性・女性にサプリメンテーションの違いはない
- 唯一違うのは、必須ミネラルの「鉄」くらい
- 男性・女性よりも「身体の大きさ・活動量」で摂取量を決める
- サプリメントは、体重60kgを想定して作られている
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
この記事が、少しでもあなたのお役に立つことができたのなら幸いです。