栄養学

「消化酵素」を理解して消化・吸収を最大化させよう!!

 

「消化」されなければ「吸収」できない

 

趣味筋肉
栄養学を学べる日本一の学校NNC・セミナー・書籍・論文などで「栄養学」を学んでいる、栄養オタクトレーニー、趣味筋肉(しゅみきん)です。

筋肉7年目、2019年JBBFメンズフィジーク”県2位”

 

この記事を読むと分かること

・「タンパク質」の消化・吸収の流れ

・体内の”2種類”のタンパク質とは?

・消化酵素が働くメカニズム

・消化酵素異常の改善方法

 

「食べているのに体重・筋肉が増えない」

「少食なのに軟便・下痢になってしまう」

 

このようなお悩みを抱えていませんか?

 

上記のお悩みは「消化酵素の働きを最大化」することで、改善できるかもしれません。

 

この記事では、消化不良を起こしやすい「タンパク質」の消化酵素をメインに解説していきます。

 

■消化酵素の種類と働き

 

消化酵素は大きく3種類あります。

 

・タンパク質:「プロテアーゼ」

・炭水化物:「アミラーゼ」

・脂肪:「リパーゼ」

 

今回は消化不良を起こしやすい、タンパク質の消化酵素「プロテアーゼ」について解説します。

 

◎プロテアーゼとは?

 

プロテアーゼとは、タンパク質やペプチド結合を、”加水分解する酵素の総称”です。

 

胃酸に含まれる消化酵素の「ペプシン」

膵液に含まれる消化酵素の「トリプシン」「キモトリプシン」など

これらをまとめて「エキソペプチダーゼ」と言います。

 

腸液に含まれる消化酵素の「アミノペプチダーゼ」は、別名「エンドペプチダーゼ」とも言います。

 

エキソペプチダーゼとエンドペプチダーゼをまとめて「プロテアーゼ」と言います。

 

つまり、「プロテアーゼという名前の消化酵素があるわけではない」ということです。

 

◎「構造タンパク質」と「機能タンパク質」

 

「構造タンパク質」とは、体の構成材料そのものです。

・コラーゲン

・細胞

・DNA、RNA

 

「機能タンパク質」とは、機能を持っているタンパク質です。

・消化酵素、代謝酵素

・アルブミン

・ホルモン(インスリン、グルカゴンなど)

・ヘモグロビン、ミオグロビン

・ミオシン、アクチン

 

栄養素を摂取しても「吸収」されないと、体の構成材料にもならず、機能を発揮することもできません。

 

◎体内のタンパク質が分解されない理由

 

タンパク質分解酵素が、体内のタンパク質を分解しない理由は″消化酵素のつくり“にあるのです。

 

体内に貯蔵されているときは、

 

・ペプシン→「ペプシノーゲン」

・トリプシン→「トリプシノーゲン」

・キモトリプシン→「キモトリプシノーゲン」

 

このように、保存されているときは、消化酵素の働きを使えないようになっているのです。

 

◎消化酵素を働かせるために必要なことは?

 

消化酵素は、体内では働きを使えない状態で保存されています。

 

ですので、消化酵素を働かせるためには、ここに“何らかのトリガー”が必要です。

 

ペプシノーゲン

「胃酸」が加わることで「ペプシン」として働けるようになる

 

・キモトリプシノーゲン、トリプシノーゲン

「膵液」が加わることで「キモトリプシン」「トリプシン」として働けるようになる

 

このようなつくりになっているので、人間にとって都合のいいタンパク質は分解されないのです。

 

◎タンパク質の消化・吸収の流れ

 

✓タンパク質の消化・吸収の流れ

固形物のタンパク質を「口」から摂取
  ↓
口から摂取したタンパク質は「胃」に運ばれる
  ↓
胃では、「胃酸」が分泌して「ペプシン」という消化酵素が働く
  ↓  
ペプシンに反応して、タンパク質は荒く分解される
  ↓
ペプシンが働いた食物は、胃から「十二指腸」に運ばれる
  ↓
十二指腸では、膵臓から「膵液」分泌され「トリプシン」「キモトリプシン」という消化酵素が働く
  ↓
トリプシン・キモトリプシンが反応して、タンパク質をさらに細かくする
  ↓
細かくなったタンパク質が十二指腸を進む
  ↓
腸壁から「腸液」が分泌され「アミノペプチターゼ」という消化酵素が働く
  ↓
アミノペプチターゼにより、吸収できる形の「アミノ酸にまで分解」される

 

■消化酵素異常の改善方法

 

消化酵素異常をすぐに改善したい場合は、「体外から経口で消化酵素を摂る」という方法があります。

 

大抵の場合、ペプシン、トリプシン、キモトリプシンは上手く働きます。

 

ですので、タンパク質をさらに細かくするときに使われる「アミノペプチターゼ」を経口で摂取すると効果が期待できます。

 

◎経口摂取できる消化酵素

 

✓経口摂取できる消化酵素

ブロメライン:パイナップルに含まれる

パパイン:パパイヤに含まれる

・アクチニジン:キウイに含まれる

 

胃液の分泌が弱い人には「ブロメライン」がオススメです。

ただし、“熱に弱い”ので、加熱には向きません。

サプリメントとして摂るなら1回に“1〜1.5g”の摂取が理想です。

 

「パパイン」は、熱に強く、胃酸でも活性が失われません。

1日に“50〜140mg”の摂取で十分な効果が期待できます。

 

◎ペプシン異常の改善方法

 

「ペプシン」の適正pHは1.5〜2です。

ですので、”胃酸を分泌”することで改善可能です。

 

レモン水・クエン酸系のものを摂取すると、胃酸の分泌量が戻ってくる傾向にあります。

マグネシウム、亜鉛、鉄などのミネラルの摂取も大事です。

 

また、酵素の材料である「アミノ酸」をタンパク質から摂取するのも大事になります。

 

»【関連記事】「胃」の働きを理解すれば栄養摂取を最大化できる‼︎

 

■まとめ

 

今回は、タンパク質の消化酵素「プロテアーゼ」について解説しました。

 

「食べてるのに体重・筋肉が増えない」

「少食なのに軟便・下痢になる」

 

このような人は、口に入れる「食物」を変えるのではなく、消化を促進する「消化酵素」に注目してみてください。

そうすれば、上記のような問題を解決できるかもしれません。

 

◎要点まとめ

要点まとめ

✔︎3種類の消化酵素

・タンパク質:「プロテアーゼ」

・炭水化物:「アミラーゼ」

・脂肪:「リパーゼ」

✔︎経口摂取できる消化酵素

・ブロメライン:パイナップルに含まれる

・パパイン:パパイヤに含まれる

・アクチニジン:キウイに含まれる

最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事が、あなたのお役に立つことができたのなら幸いです。

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趣味筋肉(しゅみきん)

筋肉・栄養オタク|2019年JBBFフィジーク県2位|フィットネスライター|筋トレ初心者でも”即実践可能な栄養学”を発信|健康的にバルクアップ・ダイエットしたい人向けの栄養記事を書いてます!|月間1万PV以上

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