食用オイル界の王様「MCTオイル」
この記事を読むと分かること
• MCTオイルとは?
• MCTオイルは糖質と一緒に摂っても効果があるのか?
• MCTオイルの正しい摂取方法
僕はサラリーマン9年目、筋トレ歴6年目、2019年JBBFのフィジークで県2位でした。
いわゆる、「健康&サプリオタク趣味トレーニー」です。
「糖質制限ダイエット」
「ケトジェニックダイエット」
巷では、このようなダイエット方法が流行っています。
「MCTオイル」
「バターコーヒー」
糖質制限、ケトジェニックと同様に上記の商品もめちゃめちゃ流行っています。
今では一般の人でも知っているほどです。
この記事では、そのなかでも「MCTオイル」に焦点を当てて詳しく解説していきます。
みなさんが疑問に思っている、『糖質と一緒に摂取しても効果があるのか?』ということも解決できる記事になっています。
巷で話題の「MCTオイル」とは?
MCTオイルの「MCT」は、「Medium Chain Triglyceride(ミディアム チェーン トリグリセリド)」の頭文字をとったものです。
日本語では「中鎖脂肪酸」といいます。
MCTオイルは、ココナッツから抽出されたオイルです。
脂肪酸に含まれる炭素の数が、8個の「カプリル酸(C8)」と10個の「オクタン酸(C10)」のことを「MCT(中鎖脂肪酸)」と呼びます。
これだけだと意味が分かりませんよね?
ということで、下記で詳しく解説していきます。
「脂肪」には大きく”2種類”ある!
「脂肪」は、大きく分けると”2種類”に分類することができます。
- 飽和脂肪酸
- 不飽和脂肪酸
MCTオイルは、「飽和脂肪酸」に分類されます。
飽和脂肪酸は、動物性の油に多く、基本的には「常温で固体」、「酸化しにくい」という特徴があります。
少し前までは、飽和脂肪酸は「心臓に悪い」「病気になる」と言われていました。
しかし、最近の研究では「飽和脂肪酸は病気の原因にはならない」といわれています。
そして、この「飽和脂肪酸」は、さらに”3種類の脂肪酸”に分けることができます。
※ 「不飽和脂肪酸」は、こちら 『良い脂肪と悪い脂肪の違いって何?』で詳しく解説しています。
”3種類の脂肪酸”のひとつが「MCT」
繰り返しになりますが、MCTオイルは「飽和脂肪酸」に分類されます。
そして「飽和脂肪酸」は”3種類の脂肪酸”に分けることができます。
- 短鎖脂肪酸
- 中鎖脂肪酸
- 長鎖脂肪酸
さらに、「中鎖脂肪酸」と「長鎖脂肪酸」も”3種類ずつ”に分けることができます。
3種類の「中鎖脂肪酸」と「長鎖脂肪酸」
✔︎ ”3種類”の「中鎖脂肪酸」
(1)カプロン酸(C6)
(2)カプリル酸(C8)
(3)カプリン酸(C10)
✔︎ ”3種類”の「長鎖脂肪酸」
(1)ラウリン酸(C12)
(2)パルミチン酸(C16)
(3)ステアリン酸(C18)
ここまで読めば、最初に説明した
脂肪酸に含まれる炭素の数が、8個の「カプリル酸(C8)」と10個の「オクタン酸(C10)」のことを「MCT(中鎖脂肪酸)」
これが、理解できたと思います。
つまり、「MCTオイル」は、『ココナッツから抽出した、中鎖脂肪酸の「カプリル酸(C8)」と「オクタン酸(C10)」を、オイルにした物のこと』です。
※ カプロン酸(C6)は、匂いがキツくて商品化できない
MCTオイルは”糖質と一緒”に摂っても効果あり?!
「MCTオイル」と「糖質」を一緒に摂っても効果があるのか?
結論から言うと、効果あります!
人間の身体は、糖質と脂質の両方をエネルギーとして使っています。
糖質をたくさん摂っていると、『糖質をメインにエネルギーを生産』し、『脂質のエネルギー効率』は落ちます。
ですが、どちらか一方しか使わないということはありません。
要するに、「糖質」と「MCTオイル」を一緒に摂っても効果がある!ということです。
また、MCTオイルには、
• 糖質の代謝(糖質をエネルギーに変換する効率)を上げる効果
• MCTオイル自体も、他の脂質と比べると圧倒的にエネルギーになりやすい
このようなメリットがあります。
つまり、「糖質+MCTオイル」で、効率よくエネルギーを作ることができるということになります。
MCTオイルが「エネルギーになりやすい理由」とは?
MCTオイルは、「エネルギーになりやすい」といわれています。
その理由は、『消化吸収の工程が短いから』です。
通常の脂質は、「膵リパーゼ」→「胆汁酸」→「リンパ管」→「抹消へ」→「カルニチンを使ってミトコンドリアへ」
このような工程でエネルギーになります。
ですが、MCTオイルは、「門脈」→「肝臓」→「カルニチン不要でケトン体へ」
このように、消化吸収の工程がめちゃめちゃ短いので、エネルギーになりやすいのです。
✔︎ 「血中ケトン体レベル」がMAXになるまでにかかる時間
• ココナッツオイル → 3時間
• MCTオイル → 1.5時間
MCTオイルの正しい「摂取方法」
摂取量:1日に「15〜60g」
摂取方法:1回に「5g程度」を小分けにして飲む
摂取タイミング:食事にかける、食後のコーヒーやプロテインに混ぜる
注意点:加熱しない、一度に大量に摂らない
副作用:副作用の報告はない、しかし、1度に大量に摂ると下痢、腹痛、胸焼けが起こることがある
✔︎ MCTオイルの「摂取量の目安」
糖質(1日の摂取量) | MCTオイル |
100g | 10〜20g |
50g | 25〜30g |
30g | 40〜50g |
10g | 60〜80g |
オススメの「MCTオイル」
✔︎ 『仙台勝山館 MCTオイル360g』
品質の良いMCTオイル
✔︎『VALX バルクス MCT オイルパウダー 250g』
粉末タイプなので、持ち運びに便利!!
まとめ【食用オイル界のキングMCTオイル】
「MCTオイル」と「糖質」を一緒に摂っても効果があるのか?
結論は、MCTオイルは『糖質の代謝を上げる+MCTオイル自体もエネルギーになる』
つまり、MCTオイルは最強!ということでした。
MCTオイルは、糖質制限やケトジェニックダイエットを行なっている人は、特に効果のあるものになっています。
試したことのない人は、ぜひ試してみてください!
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
この記事が、あなたのお役に立つことができたのなら幸いです。
下記の記事で、「ケトジェニックダイエットのやり方」を詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください!