ケルセチン=「ビタミンP」
この記事を読むと分かること
- ケルセチンってどんな栄養素?
- ケルセチンの”4つ”の効果
- ケルセチンの摂取方法
- 発ガン性があるってホント?
「ケルセチン」
この栄養素の名前を知っていますか?
健康意識の高い人は、知っているかもしれません。
ケルセチンは「ビタミンP」とも言われている栄養素です。
この記事では、ビタミンPとも言われる、ケルセチンの効果を4つ紹介しています。
「健康には興味があるけどケルセチンは知らないよ」という人は、ぜひ読んでみたください。
■ケルセチンってどんな栄養素?
ケルセチンは、抗酸化作用を持つポリフェノールの一種です。
ルチン、ヘスペリジンと同様に、抗酸化作用や酵素としての働きなど、ビタミンに似た働きをすることから「ビタミンP」とも呼ばれています。
☆抗酸化作用を持つポリフェノールの種類
- カカオポリフェノール
- アントシアニン
- エピガロカテキンガレート
- イソフラボン
- クロロゲン酸
- クルクミン
■ケルセチンの”4つ”の効果
ケルセチンには、主に4つの効果があります。
どんな効果があるのか、一つずつ解説していきます。
☆ケルセチンの”4つ”の効果
- 血管の健康を保つ
- 血流の改善
- 抗炎症作用
- コレステロール値を下げる
①血管の健康を保つ
ケルセチンは、強力な抗酸化物質であるグルタチオンを刺激して、過酸化脂質の生成を防ぐ働きがあります。
※ 過酸化脂質:脂質に活性酸素が結びつき酸化したもの(体に不要な物質)
過酸化脂質が血管内に溜まると、アテローム性動脈硬化症の原因になります。
ケルセチンを摂取することで動脈硬化を防ぎ、血管の健康を維持してくれるのです。
②血流の改善
ケルセチンの効果と言えば「血流の改善」です。
体内で酸素の運搬を担っているのは赤血球ですが、ケルセチンには赤血球の柔軟性を保つ働きがあります。
ですので、血液がドロドロの方や血管が細くなっている方には、ケルセチンは効果的になるでしょう。
③抗炎症作用
ケルセチンには、関節痛の予防作用があります。
軟骨を作る成分であるグルコサミン、コンドロイチンなどと一緒に摂取することにより、炎症を抑えることができると言われています。
④コレステロール値を下げる
ケルセチンは、LDL(悪玉)コレステロールを減らしてくれる効果があります。
血管内皮機能が整うことにより、過酸化脂質が減少。
その結果、LDLコレステロールも減少するのです。
☆高コレステロールでのラットの実験
結果:高コレステロールのラットに、ケルセチンを投与したところ、肝臓の抗酸化酵素を刺激して、体全体のコレステロール値を低下させる働きが見られた。
→ 参考論文はこちら
健康診断で「LDLコレステロール値が高いですよ」と診断された人は、運動にプラスしてポリフェノールの摂取を検討しても良いでしょう。
■ケルセチンの摂取方法
ケルセチンは、必ずしもサプリメントから摂取する必要はありません。
1日に1食でも、ケルセチンを含む食事をすれば、十分な効果を得ることはできます。
ケルセチンを多く含む食材:玉ねぎ、リンゴ、緑茶、ブドウ、そば、ブロッコリーなど
◎ケルセチンのサプリメント
ケルセチンを含む食材が苦手という人は、サプリメントからの摂取がオススメです。
ナウフーズが販売している「抗酸化全般を狙ったサプリ」、または「ケルセチン単体」のサプリのどちらかを摂りましょう。
☆「抗酸化全般」を狙ったサプリ
☆「ケルセチン単体」のサプリ
◎摂りすぎるのは危険⁉
「ケルセチン」とネットで検索すると「発ガン性がある⁉」と出てくると思います。
これは、IARC(国際がん研究機関)の評価で「ケルセチンは、人に対する発ガン性がないとは言い切れない」と評価しているからです。
しかし、「日常の生活で摂取できるような量では問題ない」とも発表しています。
食事やサプリメントで、適切な摂取量を守っていれば全く問題ないので、安心してケルセチンを摂取してください。
■まとめ
今回は、ビタミンPとも言われる、ケルセチンの効果を4つ紹介しました。
健康診断などで「LDLコレステロール値が高いですね」と言われた人は、意識的にケルセチンを摂ってみてください。
◎要点まとめ
最後に簡単にまとめておきます。
要点まとめ
ケルセチンは抗酸化作用を持つポリフェノールの一種
☆ケルセチンの4つの効果
- 血管の健康を保つ
- 血流の改善
- 抗炎症作用
- コレステロール値を下げる
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事があなたのお役に立つことができたのなら幸いです。