まったくの別物
この記事を読むと分かること
- 全粒粉と小麦粉の「違い」
- 全粒粉が優れている部分
- 小麦粉の「分類」
- 全粒粉を摂取するときの「注意点」
筋トレ歴6年、2019年JBBFメンズフィジーク”県2位”
栄養の学校NNCやセミナー、書籍、論文などで「栄養学」を学んでいる、栄養オタクトレーニーです。
ガチトレーニーが「全粒粉」を選ぶ理由
あなたはハッキリと説明できますか?
もしかして「全粒粉のほうが体に良さそう」くらいで選んでいませんか?
そんな人でも、この記事を最後まで読めば「全粒粉が優れている理由」を理解することができます。
「全粒粉と小麦粉の違い」を理解したい人はぜひ、最後まで読んでみてください!
■全粒粉と小麦粉の違い
☆「全粒粉」
小麦をまるごと粉状にしたもの
全粒粉のほうがビタミン・ミネラル、食物繊維が豊富に含まれる
☆「小麦粉」
小麦の表皮と胚芽を除いた、胚乳部分を粉にしたもの
皮を剥いでいるので、微量栄養素は劣っている
「全粒粉」と「小麦粉」の違いは、「玄米と白米の関係」と同じ感じです。
玄米のほうがGI値が低くて、栄養価も豊富ですよね?
全粒粉と小麦粉も、全粒粉のほうがGI値が低くて栄養素も豊富です。
◎小麦粉の分類
「小麦粉」は、タンパク質の含有量によって3種類に分けられます。
- 小麦粉(6.5〜8.5%)
- 中力粉(8.0〜12.0%)
- 強力粉(11.5〜13.5%)
粘り気やキメの細かさとかで、パンに使うのか、お菓子に使うのかなど分けられます。
◎全粒粉と血糖値
上記でも軽く説明しましたが、全粒粉と小麦粉では「GI値」が違います。
小麦をまるごと使用している「全粒粉」のほうが、圧倒的にGI値が低いです。
☆「GI値の違い」
- 小麦粉:73
- 玄米:55
- 全粒粉:50
全粒粉は、GI値が低いで有名な「玄米」よりも、かなり低い数値です。
血糖値の上昇を気にする人は、全粒粉はオススメですね。
→ 関連記事「GI値(グリセミック・インデックス)って何?」」
■小麦粉と全粒粉の栄養価を比較してみた
ここまでの内容でも、全粒粉はかなり優秀な食材だと分かったと思います。
ここからは、さらに深堀りして「PFC」「ビタミン・ミネラル」を、写真を使って見ていきましょう!
◎小麦粉と全粒粉の「PFC」
☆「小麦粉」100gあたりのPFC
参考:https://calorie.slism.jp/101015/#foodDataDetail
☆「全粒粉」100gあたりのPFC
参考:https://calorie.slism.jp/101015/#foodDataDetail
全粒粉のほうが優秀な点
- カロリーが少ない(40kcal)
- タンパク質が多い(約1.5倍)
- 糖質量が少ない(16.4g)
※ 脂質は1.2g多い
◎ビタミン・ミネラル、食物繊維が〇〇倍⁉
☆「小麦粉」100gあたりのビタミン・ミネラル、食物繊維
☆「全粒粉」100gあたりのビタミン・ミネラル、食物繊維
全粒粉のほうが優秀な点
- ほとんどのビタミンが2〜4倍多い
- ミネラルがかなり多い
- 食物繊維が4倍以上多い
食物繊維が不足して、胃腸の環境が悪い人、血糖値の上昇が肥満の原因になっている人
このような人は、小麦から全粒粉に変えるだけで、症状が改善する可能性もあります。
→ 関連記事「腸内環境を整える三種の神器」
◎全粒粉を摂取する際の「注意点」
全粒粉は優れた炭水化物ではあるものの、中身は「小麦」であることに違いありません。
ですので、「小麦アレルギー」の人は摂取しないようにしましょう。
また、小麦に含まれるタンパク質の「グルテン」が、体質的に合わない人もいます。
小麦を摂ると腸内環境が悪くなる人は、全粒粉も控えるのが無難でしょう。
→ 関連記事「グルテンフリーで体調が良くなるってホント?」
■まとめ【〇〇な人は全粒粉を選ぼう!】
今回は、全粒粉と小麦粉の違いについて解説しました。
小麦粉と比べて、全粒粉のほうが「PFCバランスも微量栄養素も優秀」ということが分かったと思います。
- ガチトレーニー
- 本気でボディメイクしてる人
- 今すぐ生活習慣を変えたい人
このような人は、積極的に全粒粉を選ぶと良いでしょう。
◎要点まとめ
最後に簡単にまとめておきます。
要点まとめ
- 全粒粉と小麦粉の関係は、玄米と白米の関係と似たようなもん
- 全粒粉は玄米よりもGI値が低い
- 全粒粉のほうがPFCバランス的にも微量栄養素的にも優れている
- 小麦アレルギー、グルテンアレルギーの人は控える
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事があなたのお役に立つことができたのなら幸いです。