筋トレをしていて「追い込む」という言葉をよく使います。
「追い込めた」=「オールアウトできた」
このように使う人が多いです。
ですが「オールアウト」という言葉の”基準”は人によって違います。
「オールアウト」にはどんなものがあるのか?
オールアウトは筋肥大に必要なのかを解説します。
オールアウトとは
疲れきってへとへとになること。運動して、疲労困ぱいすること。
[補説] 特に筋力トレーニングで、鍛えたい部位の筋肉に負荷をかけ続け、力を出し切った状態にすることをいう。
このトレーニングによって効率よく筋肉量や筋力がアップするとされる。
all-out(オールアウト)の意味 -goo辞書
「生理的限界」と「心理的限界」
人間には「生理的限界」と「心理的限界」があります。
「生理的限界」は自分では挙げられなくなるということです。
「心理的限界」は怪我をしない程度に留めておくためのリミッターです。
100%が限界だとしたら”60%くらい”のところに心理的限界があります。
「シャウト」といって「ウッシャー」など、叫ぶと心理的限界を超えて、”80〜90%”近くまで持っていけるという研究もあります。
オールアウトの基準4つ
筋肥大するためには「オールアウトした方が良い」と言いますが、オールアウトに基準はありません。
人によって”オールアウトの基準”はさまざまです。
オールアウトとして使われている、例を4つ紹介します。
オールアウトは必要か?
トレーニングで毎回オールアウトする必要はありません。
毎回オールアウトすれば「オーバーワーク」になります。
ネガティブのトレーニングを行った研究では
初心者は28日間、筋トレ経験者は9日間、筋力が元に戻らなかった
という東京大学の石井直方教授の研究があります。
筋トレで1週間に1回以上、ネガティブのトレーニングをしている人は完全にオーバーワークになっています。
トップビルダーは毎回オールアウトしている
トップのボディビルダーは毎回ぶっ倒れるくらいのトレーニングをしています。
一般人ならオーバーワークと言われるようなトレーニングをしても筋肥大しています。
彼らがこれでも筋肥大しているのには、3つの理由があります。
・(1) 関節が強いので怪我をしない
・(2) 内臓が強いので栄養を吸収できる
・(3) メンタルが強いので毎回追い込める
要するに”筋肥大の才能がある”ということです。
ウサイン・ボルトが100m9秒で走る、大谷翔平が160km投げるように
ボディビルにおいても才能の違いがあります。
趣味で筋トレしてる人は「筋肥大」<「健康」です。
— 趣味筋肉(しゅみきん) (@syumikinniku) February 15, 2021
最短の道で”筋肥大するやり方”があっても、そのやり方が”健康を害するやり方”なら人生は豊かにならないですから。
「職業=筋肉」なら筋肥大優先で良いですが。
筋トレはあくまで人生を豊かにするための一つのツールです。
まとめ
要点まとめ
・(1) オールアウトの基準は人それぞれ
・(2) 毎回オールアウトする必要はない
・(3) ボディビルダーのようなトレーニングは一般人にはできない