コーヒーは「最強の飲料」
この記事を読むと分かること
- クロロゲン酸とは?
- クロロゲン酸の2つの効果
- サプリメントから摂ったほうがいい理由
減量・ダイエット中に摂る人が多い「クロロゲン酸」
「脂肪燃焼に効果があると聞いたから、とりあえず摂ってる」
このような人が多いと思います。
この記事を読めば、「クロロゲン酸のがダイエットに効果的なのか」知ることができます。
クロロゲン酸に興味のある人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
■クロロゲン酸とは?
クロロゲン酸は、コーヒーポリフェノールで「ファイトケミカルの一つ」です。
コーヒー豆に多く含まれる成分ですね。
「脂肪燃焼効果!」など書かれた、プレワークアウト、ファットバーナー、グリーンコーヒー豆エキスなどのサプリメントに含まれています。
コーヒーというと「カフェイン」のイメージが強いですが、コーヒーに含まれるカフェインの含有量は1.5〜2%程度です。
対して、クロロゲン酸の含有量は7〜10%もあるのです。
→ 関連記事「強力な抗酸化作用のあるファイトケミカルとは?」
■クロロゲン酸の主な”2つ”の効果
クロロゲン酸の主な効果を2つ紹介します。
☆クロロゲン酸の効果
- 体脂肪貯蔵量の抑制
- 安静時血圧の低下
それでは、一つずつ解説します。
①体脂肪貯蔵量の抑制
クロロゲン酸が、体脂肪貯蔵量を抑制する理由は「グルコースの吸収を抑える役割があるから」です。
糖質(グルコース)を摂ると、血糖値が上がりインスリンが分泌し、”体脂肪をためやすい状態”になります。
ですが、クロロゲン酸には、グルコースの吸収を抑える効果があるので「中長期的にみて体脂肪の蓄積を抑えますよね」ということです。
グルコースの吸収率を下げる
↓
インスリンの分泌を抑制
↓
体脂肪をためにくくする
要するに、クロロゲン酸自体に脂肪燃焼の効果があるのではなく、「グルコースの吸収を抑えて脂肪の蓄積を防ぐ効果がある」ということです。
◎体脂肪貯蔵量の抑制に関する2つの研究
2019年に発表されたメタ分析で「コーヒーはダイエットに効果的」と結論付けられました。
この論文では、コーヒーに含まれる栄養素の中で、カフェインよりもクロロゲン酸の方が「体脂肪を減らすのに効果的なのでは?」と言われています。
約100名を対象に行われた研究。
12週間の摂取で、平均-1.8cmのウエスト減少が見られました。
運動を加えた場合ではなく、いつも通りの生活にクロロゲン酸を加えただけでこの効果が出たという研究です。
②安静時血圧の低下
血圧130〜159の男女を対象に、299mgのクロロゲン酸を12週間摂取したという研究があります。
結果は、プラセボ群よりも、クロロゲン酸を摂取したグループの方が血圧が5〜8%くらい低下したというものでした。
健康を目的にトレーニングを始めた人の中には、血圧が高い人(血圧が135以上)も多いと思います。
高血圧の人が、呼吸を止めるような高重量のトレーニングをすると、脳出血や脳梗塞の危険があります。
ですので、「呼吸を止めるような高重量のトレーニングはやめておきましょう」と言われることがあると思います。
しかし、トレーニングを続けてていると、高重量を扱ったトレーニングがしたくなると思います。
このような人は、血圧を下げるためにクロロゲン酸はオススメです。
→ 関連記事「高血圧を予防・改善する方法」
■クロロゲン酸はサプリから摂ったほうがいい⁉
コーヒー豆を焙煎するときに、HHQ(ヒドロキシヒドロキノン)という酸化物質が作られます。
HHQには、クロロゲン酸の機能を抑えてしまう効果があるのです。
ですので、クロロゲン酸の効果をダイレクトに得るためには、サプリメントが効果的になります。
◎オススメのサプリメント
☆Source Naturals, グリーンコーヒーエキス
◎クロロゲン酸を摂るときの注意点
脂肪燃焼の研究が行われるときは、BMIが23以上、体脂肪率で言うと20〜25%以上の人が被験者になることが多いです。
なので、コンテストに出るような、体脂肪率が一桁台の人に効果があるのかは懐疑的な部分があります。
クロロゲン酸をオススメする人は、体脂肪率が高めの方、トレーニングをハードにしていないライトユーザーの方です。
■まとめ【コーヒーは最強の飲み物】
今回は、クロロゲン酸の効果について解説しました。
クロロゲン酸単体のサプリメントで摂らなくても、コーヒーを飲めば脂肪燃焼に効果的なカフェインまで一緒に摂ることができます。
「カフェイン+クロロゲン酸」を含むコーヒーは、最強の飲料です。
減量・ダイエットをしてる人は、カフェインの上限摂取量だけ注意して、コーヒーを飲むようにしましょう!
→ 関連記事「脂肪燃焼に効果的!カフェインの効果」
◎要点まとめ
最後に簡単にまとめておきます。
要点まとめ
- クロロゲン酸はポリフェノールの一種
- コーヒーに多く含まれるがサプリのほうが吸収率が良い
- 体脂肪率が一桁の人は効果があるかは懐疑的
☆クロロゲン酸の効果
- 体脂肪貯蔵量の抑制
- 安静時血圧の低下
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事があなたのお役に立つことができたのなら幸いです。