『通常運行』でコンテストへ
この記事を読むと分かること
• コンテスト直前の「トレーニング方法」と「注意点」
• コンテスト1週間前の「トレーニング例」
コンテスト直前のトレーニングで1番大事なことは『グリコーゲンを蓄えられる状態にすること』です。
これから紹介する『コンテスト直前のトレーニング方法』で、JBBF主催のフィジーク県大会で「2位」になることができました。
いろんな方法を試しましたが、今回紹介する方法が1番しっくりきています。
誰でも分かりやすく、サクッと理解できるようにまとめました!
ぜひ、コンテストの最終調整の参考にしてください!
コンテスト直前は『グリコーゲンを枯渇させるトレーニング』をしよう!
コンテスト直前のトレーニングで重要なことは、筋肉を増やすことよりも『グリコーゲンを枯渇させること』です。
コンテスト直前の栄養の少ない状態で、無理に追い込んでも筋肉量が増えることはありません。
また、筋肉痛が残ったり、ケガをしたりしてもコンテスト当日の「ポージング」に影響が出てしまいます。
ですので、「コンテストまであと少しだから、気合いを入れて追い込もう」というトレーニングは必要ありません。
✔︎『具体的なトレーニング方法』
- コンテストの4日前まで「通常のトレーニング」
- コンテストの3日前に「グリコーゲンを枯渇させるトレーニング」
- 前々日と前日は「休む」
トレーニングを行なう際の「注意点」
✔︎ コンテスト直前のトレーニング(4日前まで)での「注意点」
• 重量よりも「ボリューム」を重視する
• 全てのセットで限界まで追い込まない
•「8〜20レップ」の高回数で行なう
• 強烈な筋肉痛にならないトレーニング
✔︎ コンテスト直前で怪我をするのは”もったいない”です。
重量を扱うのは避け、セット数を増やして「ボリューム」を落とさないトレーニングにしましょう。
✔︎「グリコーゲンを枯渇させるため」といって限界まで追い込む必要はありません。
絞り切れてる時点で、グリコーゲンは枯渇しています。
「1〜2レップ」は、余裕を残してセットを終えましょう。
✔︎ ある程度のレップ数を行ない、グリコーゲンを消費しましょう。
通常のトレーニングでも”ある程度のレップ数”を行うことにより、『グリコーゲンを蓄えやすい状態』になります。
✔︎ 筋肉痛にならないようにしましょう。
「筋肉痛」になりやすい、ストレッチ種目やエキセントリックの種目、新しいトレーニングは避けるのが無難です。
グリコーゲンを枯渇させる「トレーニングの例」
グリコーゲンを枯渇させるためのトレーニングは、コンテストの3日前に行ないましょう!
残りの2日は、疲労の回復と『カーボアップ』を行なうので、トレーニングは休みます。
グリコーゲンを枯渇させるためのトレーニングのポイントは『筋肉を意識して、最大可動域で丁寧に行なう』です。
軽い重量だからといって、スパンスパンやっても疲れるだけになってしまいます。
✔︎『グリコーゲンを枯渇させるトレーニングの例』
- レッグプレス
- チェストプレス
- ラットプルダウン
- サイドレイズ・フロントレイズ・リアレイズ
- ケーブルカール・プレスダウン
- カーフレイズ
※ 重量設定は「20〜25RM(20〜25回で限界になる重量)」
※ すべて「3セット」
※ インターバルは「1分以内」
※「なるべく短時間」で行なう
コンテスト1週間前の「スケジュールの例」
日数 | トレーニング | 有酸素運動 |
7日前 | 通常のトレーニング(脚) | 通常 |
6日前 | 通常のトレーニング(胸) | 通常 |
5日前 | 通常のトレーニング(背中) | 通常 |
4日前 | 通常のトレーニング(肩・腕) | 通常 |
3日前 | グリコーゲンを枯渇させるトレーニング | 休み |
2日前 | 休み | 休み |
1日前 | 休み | 休み |
大会当日 | パンプアップ | 休み |
※ 通常のトレーニングは、自分のルーティンの部位でOK
※ 3日前のトレーニングは、パンプアップの練習も兼ねて、自重やチューブでもOK
※ 2日前と1日前は「カーボアップ」を行なうので、トレーニングは休む
まとめ
今回は、『コンテスト直前のトレーニングの方法』を解説しました。
コンテストのための準備は、トレーニングの他にも水抜きや塩抜き、カーボアップ、日焼けなどがあります。
「一つでも順位を上げたい!」という人は、すべて大事な要素です。
しかし、小手先のテクニックよりも『絞り切って、仕上がっていることがなによりも大事』になります。
ベストな状態でステージに上がるために、まずは絞り切れるように減量を頑張ってください!
最後に簡単にまとめておきます。
まとめ
• コンテスト直前のトレーニングは、グリコーゲンを枯渇させることが大事
• 4日前までは「通常のトレーニング」を行なう
• 3日前に「グリコーゲンを枯渇させるトレーニング」を行なう
• 2日前からは「カーボアップ」を行なうのでトレーニングは休む
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
この記事が、あなたのお役に立つことができたのなら幸いです。