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• インスリン感受性を高めるサプリの「種類」や「摂取量」を知りたい!
今回の記事は、筋肉博士”山本義徳”先生の書籍『アスリートのための最新栄養学(上)』を参考にしています。
『インスリンが正常に働かなくなると、痩せ細っていき、やがて死に至ります』
この記事では、『インスリン感受性を高めるサプリメントの種類と摂取量』を紹介していきます。
「筋肉を増やしたい!」
「減量中の代謝を元に戻したい!」
このような人は、今回紹介するサプリメントをぜひ試してみてください!
インスリンってなに?という方は、ぜひ下記の記事を読んでみてください!
「インスリン」が働かなくなると死ぬ!?
「インスリン」とは、食事をして、血糖値が上がったときに分泌される『血糖値を下げるためのホルモン』です。
血糖値を下げることのできる、唯一のホルモンです。
この「インスリン」が正常に働かなくなると、人間は少しずつ痩せ細っていき、やがて死に至ります。
なぜなら、インスリンは『血液中の栄養素を、筋肉や肝臓、脂肪細胞に運ぶという役割』があるからです。
インスリンがうまく働かないと、栄養素を細胞に届けることができなくなるので、痩せ細っていくということです。
ですので、生命活動を維持するためにも、筋肉を増やすためにも『インスリン感受性を高めておく必要』があります。
「インスリン感受性」を高めるサプリメント”10選”
•(1)アルギニン、シトルリン、オルニチン
•(2)EPA
•(3)ビオチン
•(4)ケルセチン
•(5)α-リポ酸
•(6)亜鉛
•(7)クロミウム
•(8)バナジウム
•(9)コロソリン酸
•(10)シナモン
それでは、ひとつずつ解説していきますね。
(1)アルギニン、シトルリン、オルニチン
アルギニンを摂取すると、インスリンの分泌量が増えます。
さらに、「痩せホルモン」ともいわれる「アディポネクチン」を増加させます。
この「アディポネクチン」は、インスリンの感受性を高めてくれます。
摂取方法
「摂取量」:1日に「3〜4g」
「摂取タイミング」:空腹時、トレーニング前。一番効果があるのは"トレーニング後"
「注意点」:アルギニンは”アルカリが強い”ので、大量に摂ると胃を痛める可能性がある。胃が痛くなる人は、摂取量の半分をシトルリンやオルニチンにするとよい。
(2)EPA
EPAには、アディポネクチンを分泌する効果があります。
このアディポネクチンは、AMPKを活性化し、インスリンの感受性を高めてくれます。
※AMPKは、筋肉にある酵素で、活性化すると糖質や脂肪をエネルギーとして活用します。
摂取方法
「摂取量」:1日に「EPA+DHAとして2〜4g」
「摂取タイミング」:朝食か夕食と一緒に摂る
「注意点」:日常的に青魚を食べる人は必要ない。
(3)ビオチン
ビオチンは、『インスリンを分泌させる炭水化物』の代謝に必要な栄養素です。
さらに、筋小胞体におけるカルシウムイオンの放出を促すことで、インスリンの分泌を高めます。
摂取方法
「摂取量」:マルチビタミンやB-コンプレックスを飲めば十分
(4)ケルセチン
ケルセチンは、フラボノイドの一種です。
「メトホルミン」という、糖尿病の薬と似たような経路で、インスリン感受性を高めてくれます。
強い抗酸化作用や抗アレルギー作用もあります。
摂取方法
「摂取量」:1日に「500〜1000mg」
「摂取タイミング」:朝食後と夕食後の2回
(5)α-リポ酸
α-リポ酸は、脳の視床下部ではAMPKの活性を低下させ、食欲を抑えてくれます。
ですが、筋肉細胞ではAMPKを活性化させます。
ですので、筋肉におけるインスリンの感受性を高めるのに効果的です。
摂取方法
「摂取量」:「400〜600mg」
「摂取タイミング」:朝食後とトレーニング後の2回
「注意点」:α-リポ酸は「酸」なので、空腹時に摂ると胃を痛める可能性がある。なので、食後に摂取するようにする。
(6)亜鉛
亜鉛は、インスリンの材料になります。
他にも、テストステロンや成長ホルモンの材料にもなる、重要な栄養素です。
摂取方法
(7)クロミウム
クロミウムは、必須ミネラルのひとつで、インスリン感受性を高めるのに効果的といわれています。
摂取方法
「摂取量」:「500〜1,000mg」
「摂取タイミング」:いつでもよい
(8)バナジウム
バナジウムは、「GLUT4」を活性化させ、筋肉に栄養を取り込みやすい状態にしてくれます。
筋肉に栄養を取り込みやすいということは、インスリンの感受性が高いということです。
摂取方法
「摂取量」:1日に「10〜30mg」
「摂取タイミング」:いつでもよい
「注意点」:長期間の大量摂取は毒性が懸念されるので、バルクアップ時のみにした方がよい。3ヶ月以上の運用は控える。
(9)コロソリン酸
コロソリン酸は、「バナバ茶」というお茶に含まれる成分です。
GLUT4を活性化し、インスリンの感受性を高めてくれます。
摂取方法
「摂取量」:サプリなら、1日「0.5mg以上」
「摂取タイミング」:いつでもよい。喉が乾いたら「バナバ茶」を飲む。
(10)シナモン
シナモンには、インスリンのレセプターを増やしたり、その後に起こる酵素の活性を高めたりする効果があります。
さらに、GLUT4の活性を高める効果もあります。
つまり、インスリンの分泌を促す効果と、インスリンの感受性を高める効果があるということです。
摂取方法
「摂取量」:1日に「小さじ1杯」
「摂取タイミング」:いつでもよい
まとめ
最後に、かんたんにまとめておきましょう!
まとめ
• 『インスリンが正常に働かなくなる』と、人間は少しずつ痩せ細っていき、やがて死に至る
• 『生命活動の維持』や『筋肉を増やすため』に、インスリンの感受性を高めておく必要がある
• インスリン感受性を高めるサプリ”10種類”を、意識的に摂取するようにする
最後まで、読んでいただいてありがとうございます。
この記事が、あなたのお役に立つことができたなら幸いです。
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