これであなたも「サプリメントマスター」
この記事を読むと分かること
- サプリメントの2つの役割
- 休止期って必要?
筋トレ6年目、2019年JBBFメンズフィジーク”県2位”
オンラインサロンやセミナー、書籍、論文などで「栄養学」を学んでいる、栄養オタクトレーニーです。
あなたは、サプリメントが持つ役割を知っていますか?
サプリメントは栄養補助食品なので、基本的には「足りない栄養があるとき」に摂取するものです。
ですが、「栄養」としての役割以外でも、効果を発揮するサプリがあります。
この記事を読めば、『栄養補助以外の働きをもつサプリ』を理解することができ、あなたのサプリメンテーションに役立つことでしょう!
サプリメントが持つ”2つ”の役割とは
サプリメントは「栄養補助食品」なので、「すべてのサプリは、栄養としての価値しかない」、と多くの人に思われています。
しかし「栄養の価値」以外にも、ほかの役割を持つサプリメントもあるのです。
✔︎ サプリメントが持つ”2つ”の役割
- 栄養学的な価値を持つサプリ(栄養)
- 生理学的な価値を持つサプリ(機能)
■「栄養学的な価値(栄養)」を持つサプリ
「栄養学的な価値」を持つ、代表的なサプリに「プロテイン」があります。
プロテインは、タンパク質をパウダー状にしたもので、「ただの栄養」です。
ですので、飲んだだけで筋肉がつくような効果はありません。
プロテインを飲むことは、肉や魚を食べることと、同じことなのです。
また、EAA(必須アミノ酸)も、プロテインと同じで、栄養としての価値しかありません。
多くのサプリメントは、この「栄養の価値」を持つサプリメントに分類されます。
■「生理学的な価値(機能)」を持つサプリ
生理学的な価値(機能)を持つサプリメントを「エルゴジェニックエイド」と呼びます。
エルゴジェニックエイドは、身体の材料になるような「栄養」ではなく、身体能力を向上させるような「機能」を持つサプリです。
代表的なものには、「クレアチン」があります。
クレアチンは、マックスパワーの持続時間が長くなるなど、「機能を向上」させるものです。
また「カフェイン」も、覚醒作用、脂肪分解、鎮痛効果など、「機能を向上」させるものです。
人間はこれらを摂らなくても、健康的に生きていくことができます。
「栄養」以外の「機能の価値」を持つサプリメント、それが「エルゴジェニックエイド」です。
■「中間的な働き」をするサプリ
「栄養」と「機能」の中間的な働きをするサプリメント、というのも存在します。
「BCAA」なんかは、中間的な働きをするサプリです。
BCAAは必須アミノ酸なので、「栄養」として価値があるのですが、
- 集中力が上がる
- 乳酸を溜めないエネルギーになる など
「機能」としての価値もあります。
他にも「ビタミン」なんかも、中間的な働きをする栄養素です。
ビタミンは五大栄養素の一つなので、「栄養」としての価値があります。
たとえば、「ビタミンC」
ビタミンCを大量に摂ると、”免疫力が向上する”など「機能」としても働きます。
つまり、サプリメントには,"大きく2種類"あって、「中間的な働きをするサプリもある」ということてす。
摂取タイミングの重要性
サプリメントは、足りない「栄養」を補うために摂るものです。
そもそも体内に「栄養」がないと、「機能の価値」のサプリを摂っても、効果を発揮できません。
「機能の価値」のサプリは、「栄養」という土台があってこそ効果を発揮します。
ですので、まずは、『体内の栄養の土台を整えることが必要』ということを、頭に入れておいてください。
■「エルゴジェニックエイド」はタイミングが大事
プロテインなどの「栄養」は、いつどのタイミングで摂っても、効果に大差はありません。
しかし、エルゴジェニックエイドのサプリは『摂取タイミング』が超大事です。
たとえば、覚醒作用を目的にカフェインを摂るとします。
摂取して30分後くらいから効果が出てきて、4〜5時間もすれば、効果は完全になくなります。
カフェインに限らずですが、エルゴジェニックエイドのサプリは、基本的に摂取タイミングが超大事です。
■ サプリメントに「休止期」は必要なのか?
結論から言うと、エルゴジェニックエイドのサプリは、休止期をとったほうがいいです。
なぜなら、サプリを摂ったことによる「身体能力の向上が、体感できなくなる」からです。
体内に「機能」を向上する栄養素がある状態が「ふつう」になり、「慣れ」てしまいます。
しかし、休止期を設けず摂り続けても、耐性がついて「効かなくなる」わけではありません。
ですので、"体感を得たい人"は、「休止期」をとったほうがいいでしょう。
まとめ【役割を理解して使い分ける】
サプリメントの役割は、大きく2つです。
「栄養としてのサプリ」
「機能としてのサプリ」
これらを理解して使い分けることができれば、サプリの効果を最大限に得ることができるでしょう。
■ 要点まとめ
最後に、かんたんにまとめておきます。
ポイント
- サプリは「栄養としての価値」「機能としての価値」この2種類に分類できる
- 栄養と機能の「中間的なサプリ」もある
- まずは「栄養」のサプリで"身体の栄養の土台"を作ることが大事
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
この記事が、あなたのお役に立つことができたのなら幸いです。